おしごと図鑑

飲食パートならチェーン店・個人店どっちがいい?ホール・キッチンスタッフ【パートお仕事図鑑】

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フード・飲食

主婦が多く活躍しているお仕事といえば、ホールスタッフ&キッチンスタッフ。

どちらも飲食店には欠かせないお仕事です。

日本には、およそ67万件の飲食店があると言われていますが、そこで働く人たちはなんと、約440万人!

求人募集人数も多く、アルバイト・パートの定番なのも、納得です。

「若い人の働く場所じゃない?」

「料理は苦手だし、できないかも…」

と、応募に踏みきれずにいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

飲食のお仕事は、主婦スキルがいかせる&働きやすい、主婦にオススメなお仕事でもあるのです!

主婦だからこそ活かせるスキルもあるんですよ♪

大手チェーン店と個人店で働くメリット・デメリットや、自分にピッタリのお店の探し方をご紹介していきます!

ホールスタッフとキッチンスタッフ、具体的にはどう違うの?

飲食店といってもファミリーレストラン、ファーストフード、居酒屋などの気軽な場所から、ホテルのレストラン、老舗の料亭など、職場の雰囲気はさまざま。

どの飲食店にも共通しているお仕事が、ホールスタッフと、キッチンスタッフです。

 


ホールスタッフ…接客がメイン

ホールスタッフはフロアに出てお客様と接するお仕事。

「いらっしゃいませ」と迎え入れるところから始まり、席への案内、注文受け、料理のお運び、会計、空いた食器や席の片付けなどをします。

キッチンスタッフ…調理がメイン

キッチンスタッフは料理を提供するお仕事です。

料理を作るための材料の仕入れ、下ごしらえ、調理、盛り付け、お皿洗いなどをします。


お仕事のイメージでよく聞かれるのですが、

ホールスタッフ=気配り上手で社交的でなければならない、であったり

キッチンスタッフ=料理上手で職人気質でなければならない…といったことはありません!

ふたつの連携が取れてはじめて来店したお客様をもてなす事ができるもの。

臨機応変に動く力や、キッチン・ホール間のコミュニケーションもとっても大切。

大手チェーン店やファーストフード店では、どちらの仕事にもしっかりしたマニュアルがあります。

また、スタッフの中に教育係がいる事が多いので、未経験でも働きやすいですよ。

ホールスタッフとキッチンスタッフで活かされる主婦スキルとは?

それでは、飲食業のお仕事で主婦のスキルが活きるシーンを見てみましょう!


ホールスタッフ…気遣い、片づけスキルが光る☆

・親子連れ、乳幼児への配慮
・お運びの際の声かけや、テーブルセッティングの気遣い
・会計の正確さ
・バッシング(空いた席の片付け)の丁寧さ、早さ

キッチンスタッフ…衛生管理、段取りスキルが光る☆

・食材調達の際の想像力(何が必要かなどの見通しがつきやすい)
・衛生面への配慮
・実際の調理業務(火加減、水加減、調理機材の使い方など)
・盛り付けのきれいさ
・皿洗い、片付けなどのスキル


主婦として家事をしてくると、当たり前のように身についていることがとても重宝されます。

とくに、育児を経験しているママは、乳幼児や衛生面への関心が高いことも重宝されます。

親子連れのお客さんの希望も、自然に理解しやすいですよね。

調理の面においても、台所を切り盛りしてきたというのは大きな強み。

家族においしく食べてもらいたい、と調理したり、お皿に盛り付けてきた経験がいかせます。

どのテーブルに先に食事を出したらよいのか、という一つにしても意外とアルバイトだと機転が利ききれないもの。

主婦であれば、まず先に子どもへ料理を運ぶべきかなど、優先順位の判断もつきやすいでしょう。

また、このほかにも女性ならではの柔らかで落ち着いた物腰や、丁寧さや清潔感、礼儀正しさなどが主婦の強みといえます。

お店の雰囲気と、働く時間帯が重要!

飲食業でのお仕事には、主婦ならではのスキルが活きる!とお伝えしましたが、全てのお店でそれが最大限活用できるかというと、実はちょっと違います。

例えば、深夜営業のバーなどは、主婦向きのパート先とはちょっといい難いですよね。

主婦が働きやすく、スキルが生かせる飲食店のお仕事をするにあたって、お店の雰囲気と働く時間帯がとても重要になってきます。

では、どんなお店のお仕事を見たらいいのでしょうか?


主婦が働きやすい飲食店はどんなところ?

・ファミリーレストラン
・コーヒーショップ
・食堂
・ファーストフード
など

やはりお酒を扱わないお店、とくにチェーン店が働きやすいようです。

働いている人員が多いほど、シフトの調整をしやすいというメリットも理由のひとつでしょう。


主婦が働きやすい時間帯は?

・開店~モーニングまで
・ランチタイム
・ディナータイムまでのアイドルタイム(空き時間、待機時間)


主婦が働くベストタイム!それは、学生やダブルワークの社会人がいない、午前中から夕方にかけての日中の時間帯

とくにランチタイムは忙しくなりますが、ひと段落したあとはぐんと楽になります。

また、ランチタイムは、お客様をお待たせせず、多くの方に食事をしてもらえるように、ランチ料金が統一されていたり、メニューが限られていることもあります。

そのためメニューを覚えやすい、サービス提供がしやすいという面も。

ディナータイムになると高品質なサービスが求められるレストランもあります。

そういったところはサービスレベルを守るために丁寧な研修がある場合あります。

そのため、ただ働くだけではなく、マナーを身に着けたい、ホスピタリティを意識した対応がしたい、良い顧客に丁寧なサービス提供をしたい、などステップアップをしたい人に向いているといえるでしょう。

手前みそですが、主婦が活躍している飲食店の求人を多数扱っています。よろしければ、こちらもご活用ください。

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チェーン店と個人店の違い、メリット・デメリットは?

チェーン店と個人店舗で働いた場合、具体的にはどんな違いがあるのでしょうか?

また、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。


チェーン店の場合

メリット
・社会保険、雇用保険などの管理がきちんとされている
・マニュアルがあるので安心
・別店舗にいっても働くことができる
・人数が多いのでシフト調整がしやすいことも

デメリット
・髪型、服装などある程度決まりがある
・タイムカードで管理しているため遅刻などにシビア
・店長ではなくマネージャーが統括しているため、年下上司が多い
・主婦が多い時間帯&みんなが休みたい期間にはシフト争いが大変なことも


チェーン店はたいていマネージャーやパートリーダーなどと呼ばれる、準社員やパート・アルバイトが、パートのシフトや勤怠管理をしています。

そのため大学生などの若者が、教育やシフト管理をするケースも多いもの。

人によっては息子ほどの年のマネージャーに注意されたなど、慣れないとビックリすることがあります。

そのぶん、若者やアルバイト・パートでも仕事が進むように、作業のマニュアルがキッチリしています。

お客様への挨拶の仕方、厨房内での声掛けのしかた、身だしなみなど、最初から細かく教えてもらえるので、久しぶりに仕事をするという場合でも安心です。

また、全国に店舗があるお店なら、引っ越しをしても働きやすいのもメリットといえるでしょう。


個人店の場合

メリット
・雇用主=店長なのでシフトの相談がしやすい・融通がききやすい
・少人数でアットホームな雰囲気
・まかないや、おやつ休憩がある

デメリット
・その店独自のルールがある
・人が少ないので人間関係がこじれるとやっかいになってしまうことも
・雇用主の都合で休日が発生することがある


個人店は、店長=直接の上司、となっている場合が多く、店長の意向によって職場の雰囲気が違います。

まかないがあったり、開店前におやつの買い出しをして皆で食べる習慣があったり、暇な時間は交代で休憩を取ってよいなど、メリットもお店によって多種多様。

デメリットは、独自ルールがちらほら発生すること。

また、店長都合で長期休暇になったりすると、時給制のパートとしては懐が寂しくなることもあります。

そのぶん店主が親身になってくれることもあるので、うまく人間関係を築ければ、家庭の都合に配慮してくれるなどのメリットもあるでしょう。

また、仕事の範囲がかっちりと決まっておらず、いろいろな業務にチャレンジできることもあります。

メニューの文字を書いたり、イラストを添えたり、お店のこまごまとした改善や配慮をしやすいのも、個人店の魅力です。

そのお店のファンだったり、行ったことがあるお店だった場合などは、働く前からある程度の雰囲気が分かっていますよね。

その場合、お仕事もイメージしやすく、お仕事を始めた時も、スムーズに覚えられます。

チェーン店と個人店、どちらが自分にしっくりきそうでしょうか?

 

自分にピッタリな飲食店の探し方は?

それでは主婦向けで、かつ、自分にピッタリな仕事を探すにはどうしたらよいでしょうか?

主婦が飲食店のお仕事に求める人気の条件には、
・自宅から通いやすい
・未経験でも働ける
・無理のない勤務時間帯
・まかないがある
などが多くあげられています。

飲食業の求人を探すときは、まずこの希望の条件で絞りましょう。

たとえば、場所や時間をメインに絞り込みます。

「このお店で働きたい!」というターゲットをまず決めること。

最初からホールスタッフ、キッチンスタッフなど、仕事を限定して探さないようにするのがポイントです。

どちらのお仕事で人員が不足しているかはその時のお店の状況によって違います。

また、向き・不向きはやってみないとわかりません。

あまりそこにこだわっていると、条件の良いお店のスタッフはどんどん決まってしまいます。

「どうしてもホールでないとイヤ!」
「キッチンスタッフじゃないと働けない!」

というのでなければ、どちらの仕事でもやってみる、という気持ちで探すとよいでしょう。

飲食業のメリットは、ほとんどの職場がシフト制で、時間の融通がききやすいこと。

実際に応募するときは希望のシフトの時間を伝え、そこに空きがあるかを確認するのが先決です。

無理をすると長くお仕事を続けにくいもの。

お仕事を始めてから「シフトにあんまりは入れなかった…!」となっては元も子もありません。

先に確認しておくようにしましょう。

まとめ

飲食店は主婦のスキルを活かすことができ、未経験者でも始めやすいお仕事です。

お仕事が久し振りな、ブランクのあるママさんにもピッタリ!

最初のうちは緊張して声が出なかったり、立ち仕事で足が疲れたりするかもしれません。

それも、数日もすれば、たいてい慣れるもの。

主婦をする中で磨かれたコミュニケーション能力は武器になりますし、お客様に安心感を与えることができるのは大きな強みです。

もちろん、自分も働くことで得られるものがたくさんありますよ。

まずは無理のない日数&時間帯から、働いてみてはいかがでしょう?

 

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