もしかしたら…そのイライラ、産後クライシス?

家族・子育て

妊娠から出産という大仕事を終えた女性はホルモンバランスが乱れるせいで、とかくイライラしがち。それが特に夫に向かうようになったら……?

今回は「産後クライシス」をテーマに

・ところで産後クライシスってナニ?

・産後クライシスの原因になるものは?

・夫婦で協力!産後クライシスの乗り越え方

をご紹介します。

 

ところで産後クライシスってナニ?

産後クライシスとは、産後、何かが崩壊するということ。クライシス=崩壊という意味です。

 

では一体、何が崩壊してしまうのでしょうか?

 

定義では、

「産後2年間以内に夫婦仲が著しく悪化、崩壊すること」

となっています。

 

産後は急激な女性ホルモンの変化や慣れない育児、生活の変化で女性の精神や身体に大きな負担がかかります。

そのため「産後うつ」などの症状が出てしまうこともありますが、産後うつは病気のひとつ。

産後クライシスは配偶者に強い不満を持つようになり、夫婦の関係性が変わってしまうことを言います。

 

ベネッセの調査では、出産前に「夫に愛情を感じる」と答えた女性が約75%だったのに対し、出産後、特に子どもが2歳になるころには約35%と半減しています。

厚労省の「全国ひとり親世帯等調査結果報告」では、子どもが2歳になるまでの間に、最も離婚率が高いという結果も出ており、この引き金となるのが産後クライシスだという説もあります。

では産後クライシスは、どのような原因で、どんな状態になるのでしょうか?

 

産後クライシスの原因になるものは?

産後クライシスになる原因は2つあります。

それは

・ママの体調変化

・パパの育児貢献度の低さ

です。

 

体調の変化については、育児中のママなら誰にでも起きること。

ホルモンバランスの変化、授乳や夜泣きによる寝不足。

特に乳児のころはつきっきりで、一人で出かけることもままなりません。

 

そしてもう一つの原因、パパの育児貢献度が、産後クライシスに大きく関わると言われています。

 

産後ママのパパに対する大きな不満はおおむね以下の3つです。

・育児に参加しない

・自分はいつも通りの生活を続けている

・妻の体調を気遣わない

 

「自分は外出もままならないのに、産前と同じように毎日外で仕事をし、帰ってくれば当たり前のようにソファでくつろぎ、育児の合間をぬって必死に作った夕食をペロリ。その後はテレビを見ながらゴロゴロ。時には飲んで帰ってくることも……。こっちはもう何か月も外食すらしていないのに!」

このように、産後間もない妻の体調を気遣うこともなく、育児中にもかかわらず以前と同じ生活をしている夫に、妻の不満が爆発するのです。

 

夫婦で協力! 産後クライシスの乗り越え方

産後クライシスを避けるには、夫婦の協力、特に夫側の女性に対する理解が不可欠です。

 

まず以下のことを理解してもらう必要があります。

・産後の女性は心身ともに大変なのだということ

・育児は妻だけの仕事ではないということ

 

毎日育児で大変なのに、夫の世話まで今まで通りにできるわけがありません。

それに夫が不満を持ち、それが妻に伝わり、双方がイライラ…というケースが多いそう。

日ごろから、何でも妻まかせの夫がいる家庭は特に注意が必要です。

自分のことはできるだけ自分でやってもらうように、生活スタイルを改めましょう。

 

女性側にも心構えが必要です。

・自分の状態をきちんと伝える

・他の家庭と比べない

・休めるときは思い切って休む

 

男性の多くは、察するのが苦手。見ていればわかるでしょ、という甘えは捨て、具体的に何が大変なのか、できれば1日の動きや具体的な作業を紙に書き出すなどして視覚化し、伝えるとわかってもらいやすくなります。

 

辛いときは家族や各種育児サポートサービスなどを活用し、抱え込まない、頑張り過ぎないように心がけましょう。

 

そして、ほかの家庭と比べないこと。

自営業のパパさんとサラリーマンのパパさんでは家にいる時間が違うので、手伝えることも違ってきます。

我が家なりにできることをやってくれている、と思えればOKとしましょう。

あまり希望を持ちすぎるのも、かえってイライラを募らせる原因になり、よくありません。

 

 

最悪、離婚に至るケースもあると言われる産後クライシス。

出産後は慣れない育児やホルモンバランスの乱れから、ママはとかくイライラしがちになります。

しかし体調の不安定さを知ってもらうことと夫の育児のサポートで、ママの負担はかなり軽減します。

育児に対する夫への不満は、ママならある程度みんな持っているもの。

それを一方的にぶつける前に、夫婦で産後について考えるいい機会と捉えて、きちんと話し合うことも大切でしょう。

成長にしたがって育児も楽になっていきますので「今は踏ん張りどき」と、夫婦で協力しながら寛容に乗り越えましょう。

 

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