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印象を良くする証明写真の撮り方を解説!マナー違反事例も紹介

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仕事の探し方

パート面接でも必要な履歴書。履歴書に貼る証明写真は、指定の規格に合わせるだけではなく、写真から受ける印象も大切にしなければなりません。

履歴書の内容がどんなに良くても、履歴書に貼られた証明写真の印象が悪いと、書類選考の段階で不採用になることもあるといいます。

そこで、より良い印象に写るよう、証明写真の撮り方のコツとマナーを紹介します。

証明写真を撮る前に「自撮り」で予行演習

通常、証明写真は、帽子やサングラスを着用せずに顔全体が見えるよう、撮影をします。また、カラー・白黒が指定されている場合もあります。

履歴書の証明写真の目的のひとつは、応募者の雰囲気を知るためにあります。

ですから、応募先に面接に行くときの服装や髪型をイメージして、証明写真を撮ることが大切です。

証明写真を撮る前の練習として、事前にスマートフォンやデジタルカメラで「自撮り」をすることをおすすめします。

本番に備えて、「自分の顔が撮られる」ことに慣れておきましょう。

自撮りでは、鏡で見ている顔ではなく、面接官から見た顔が確認できるので、自分では見逃しがちな点がチェックできます。

以下、自撮りの際に重点的にチェックすべきポイントをまとめました。


表情

口角の上がり具合を左右対称に見えるようにします。その感覚を覚えておきましょう。

髪型

きちんとまとめられていない髪の毛がないか、清潔感があるように見えるかを確認します。髪がちらばっていると、清潔感が無く見えます。

メイク

左右対称になるように調整します。また、アイシャドウや口紅の色が派手に見えないか、不健康に見えないかを注意します。

姿勢

猫背になっていないか、顎を引き具合でどのように見えるかを確認します。


証明写真は、実際の面接前の第一印象を決定しますので、好感度が上がるように努めましょう。

証明写真の撮り方の基本と撮る際のポイント

男女共通のポイント

まず、男女共通のポイントから見てきましょう。

光源の正面に座ることで、目に光が入ると同時に顔全体が明るくなり、生き生きとした雰囲気になります。

このとき、目はやや大きく開くようにして、視線に力を込めるようにします。

眼鏡をかけている人は、眼鏡のレンズに光が反射しないように注意しましょう。

つぎに、左右の肩のバランスをチェックします。

背筋を伸ばして胸を張り、左右どちらかの肩が上がることのないようにします。服にシワが寄らないように気をつけてみましょう。

そして、顔が中心に写るよう調整した後、真っ直ぐ前を向き、顎は少し引いた状態にして、上目遣いや見下した視線にならないようにします。

口は閉じて口角を少しだけ上げて、少し微笑んでいるくらいの表情が印象を良くします。

同じ表情を長く続けていることは難しいため、撮る前はゆったりリラックスしておいて、撮る直前に表情を作るようにしてみてください。

前髪やサイドの髪は、目や眉にかからないようにして、顔がはっきりわかるようにします。

耳が見えるような髪型は、清潔感が増すのでおすすめです。

証明写真の撮影では、ナチュラルメイクが基本です。

清潔感があり健康的に見えるよう、「好印象を与える」ことを意識したメイクにしましょう。

女性だけでなく男性でも、眉を揃えると好印象です。

また、ファンデーションやコンシーラーで顔色を整え、目の下のクマを隠すだけでも、印象がかなり良くなります。

男女別のポイント

次に、男女別に撮影時の服装についてポイントを紹介します。


女性の場合

・スーツは黒か紺、またはグレーなど濃い目の色で、ブラウスやインナーは白がベター

・胸元が開きすぎているとだらしない印象になるので、鎖骨が見える程度の開き具合の服を選ぶ

・ロングヘアーの場合は、スーツの襟を隠さないよう、後ろに流すか、結んで清潔感を出すようにする

男性の場合

・スーツは黒や紺など濃い目の色で、シャツは白がベター

・ネクタイの柄は、派手すぎないものを選ぶ

・ネクタイのシワやゆがみにも気をつける


パート面接では、オフィスワークはスーツがベターです。

販売・接客などのお仕事では私服でもOKな場合がありますが、シャツにカーディガンなど、オーソドックスで清潔感が伝わる服装が好印象です。

マナー違反の証明写真

履歴書など応募書類に使用する証明写真にも、マナーがあります。以下のような写真は、証明写真として使わないようにしましょう。

・スーツではない私服の写真(学生アルバイトや受験用の証明写真の場合は除く)

・日常生活を切り取ったようなスナップ写真

・背景に影や柄のある写真

・面接時、履歴書の人物と同一人物なのか分からないほど、修正してある写真

・使い回したのが明らかな、縁がよれよれの写真

証明写真機の機能もチェック

証明写真機によっては、時間制限なしで何度でも撮り直しができるものもあるため、納得のいく証明写真を撮ることができます。

また、証明写真機で撮った証明写真のデータを、スマートフォンに保存する機能がついている証明写真機もあります。

保存しておけば何度も使用することが出来るので、せっかく保存するならより良いものを残しておきたいですね。

証明写真機で撮る場合には、利用予定の写真機の機能を事前によくチェックして、ベストの写真を残せるようにしましょう。

良い証明写真が撮れたら

良い証明写真が撮れたら、マルチコピー機や写真プリント機の証明写真機能を使って証明写真としてプリントし、使用することができます。

また、証明写真にする写真は、スマートフォンから直接写真プリント機に送ってプリントする方法や、micro SDやUSBメモリーなどのメディアに移してメディアからプリントする方法もあります。

写真プリント機では、証明写真用のサイズやプリントする枚数が選べますので、あらかじめ写真サイズや必要な枚数を確認しておきましょう。

まとめ

証明写真を撮る機会は少ないため、注意するポイントが多いように感じられるかもしれません。ただ、写真の印象を良くすることで、面接に繋がる可能性も高まります。

より良い写真にするためには、本番になって慌てないよう、事前に準備しておきましょう。

自分の魅力が伝わるよう、最大限に表現することが重要です。

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