「主婦のインターンシップ制度」ってなに？ブランクが長いほど心強い！メリット・デメリットご紹介
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仕事の探し方
主婦インターンという言葉を聞いたことがありますか？
比較的新しい制度で、仕事にブランクのある主婦にとってはとても心強い制度です。
お金をもらいながら働くことに慣れることができる、という制度なのですが、長いブランクからの仕事復帰を考えている方はお仕事復帰への自信になることも。
今回は、どのような制度なのかを簡単にご紹介します。
もくじ
主婦インターンっていったい何？
主婦インターン制度とは、中小企業庁が主導で行っている国の制度で、「中小企業新戦力発掘プロジェクト」と呼ばれています。
いったん結婚や子育てで仕事を離れてブランクがある主婦が仕事へ戻りやすいように、まずはインターンとして企業で働き、働くことに慣れてもらうという制度です。
馴染みのある学生のインターンの場合は、無給であることが多いのですが、こちらは中小企業庁から助成金が出ますので、きちんとお給料をいただきながら働くことができます。
例えば、週３日とか、１日４時間といったような短時間での勤務が可能なので、ブランクのある主婦にとっては、無理せず少しずつ慣らしながら本格復帰を目指すこともできますし、企業側も金銭的な負担なく人材確保ができるというメリットがあります。
２０１３年から開始された制度で、同年の実績では３，０００人以上が実習に参加し、その約半数たちが就職に繋がっているのだとか。
企業側から見ると、社会人としての経験があり、子育てで時間管理・適応力などを身に着けている主婦は、魅力的な戦力として大歓迎で、それが就職率に結びついているようです。
主婦インターンのメリット・デメリット
主婦インターンのメリットはいろいろあります。
１．無理なく、ブランク期間に低下した仕事の勘が取り戻せる
ブランクがあるとはいえ、以前働いていた経験があるわけですから、少し働くことによって勘が取り戻せます。
勘が取り戻せると、本稼働に向けて自信に繋がります。
２．お給料がもらえる
インターンといえども、ちゃんとしたお仕事なのでお給料がもらえます。働くことの充実感も味わえます。
３．保育園の申し込みができること。
仕事をしていますので、保育園の申し込みが可能になります。本稼働までの間にうまく決まれば、より働きやすくなります。
４．職場の雰囲気を知ることができることです。
働いてみて雰囲気や仕事内容を知り、ご自身と企業側の希望が合えば、そのまま就職も可能です。
以前は、おおむね企業で２年以上働いた経験がある人が対象となっていましたが、最近は、さらに条件が緩和。
おおむね企業で１年以上働いた経験がある人、または大学院修了後、就職していない方のいずれかに該当する方で、育児や介護などいったん離職された主婦であれば対象になり、門戸もかなり広がっています。
あえてデメリットを上げるなら、インターンということで、正社員の場合とは違う仕事を担当させられる可能性はあります。
しかし、見方を変えれば、いろいろな仕事を経験することで自分の好き嫌いも明確にできますし、期間も限定されているので、それほど気にならないことが多いようです。
主婦インターンをしたいと思ったら
地域のブロックごとに人材派遣会社が中心となった「コーディネート機関」があります。
以下で確認することができますので、ご自分の地域のコーディネート機関を見つけましょう。
「中小企業庁 人材対策事業 「中小企業新戦力発掘プロジェクト 連絡先一覧」
担当コーディネート機関が見つかったら問い合わせをします。
次に、事前カウンセリングで、
・１日の労働時間（４時間~８時間の中から選択）
・１週間の出勤日数（週３～５日の中から選択）
・期間（２週間～３か月の中から選択）など、ご都合に合わせて選択。
さらに、就きたい業種・職種などを担当のコーディネーターに相談しましょう。
その後、企業とのマッチングが行われ、職場見学を経て、インターン開始となります。
コーディネート機関にはインターンシップ期間中ももちろん、インターンシップ終了までサポートしてもらえます。
実際に働いてみて、お互いの希望が合えばそのまま就職することもできますし、もちろん別の企業に就職することも可能です。
まとめ
ブランクのある主婦にとっていきなり企業で働くというのはハードルが高いもの。
でも、お試しであれば、気軽にチャレンジできますし、徐々に慣れることもでき、雰囲気も知ることができ、かなり働くことが身近になります。
働きたいけど、躊躇されている主婦の方は、ぜひこの制度活用してみてはいかがでしょうか？
行動してみると意外とお気に入りの職場が見つかるかもしれません。
また、「しゅふＪＯＢ」では、ウェルカムインターンとして、主婦のインターンを応援している企業の求人情報を特集しています。
ご参考になれば幸いです。
この記事を書いた人
しゅふJOBナビ編集部
