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お中元・お歳暮何にする?人気の贈り物と覚えておきたいマナー

更新日:

人間関係のこと

 

選ぶにも意外と時間のかかる、季節の贈り物。

家事に育児にパートに忙しい主婦には、早く&簡単に決まることにこしたことはないですよね。

それでもできればいい嫁・娘でいたいし、手抜きはしにくい!

上司や取引先、両親、義理家族に喜んでもらうには、どうしたらいいのでしょうか?

今回は、お中元・お歳暮にピッタリな商品の案と、季節の贈り物をする際のマナーをご紹介します!

また、実はもうお付き合いを遠慮したいけど続いてしまっている…という方に、辞退のしかたもまとめています。

よろしければ参考になさってください。

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もくじ

お中元におすすめ!夏の贈り物

暑い夏にピッタリの、涼やかなものが喜ばれやすいです。

炭酸がサワヤカ!定番のピール

お中元の定番品といえば、ビール!

お気に入りの銘柄がわかっていれば、銘柄をそろえて贈るととても喜ばれます。

ただ、好みの銘柄わからないこともありますよね。

様々な種類のビールが入っている、飲み比べセットを贈るのも、飲む楽しみがあっていいものです。

ひんやりをお届け。すずやかな「冷菓」

子どもも大人も喜ばれる、アイスクリームや、ゼリーがおすすめです。

夏風邪の時など、食欲がなくても口に運びやすいですよね。

みずみずしい「果物」は夏バテにも

ちょっぴり高価なフルーツは、頻繁にはテーブルに並ばないもの。

季節の果物が届くとやはりうれしいものですよね。

足が早いものが多いので、早めに手を付けてもらえることも多いはずです。

届くであろう時期の近くに会う予定がある…という場合、話題にもしやすいですね。

夏バテにも食べられるのでおすすめです。

フルーツより長持ち♪「ジュース」

こちらも定番、ジュース。

果物よりも長持ちし、手軽に飲めるので、子どもがいる家には喜ばれます。

また、高齢の方への贈りものでも、野菜ジュースなど健康にかかわるものは喜ばれやすいですよ。

つるりと喉越しなめらか「そうめん」

夏の食卓によくあらわれるそうめん!

すぐ作れて、すぐ食べられるのも魅力です。

手延べそうめんや、素材にこだわったそうめんは、つゆのセットがおすすめです。

また、つるん!と食べられるものとして、ところてんも人気。

見た目も涼やかですし、ゼリーのように甘いものはちょっと…という方にも選ばれています。

お歳暮におすすめ!冬の贈り物

冬は家族・親戚があつまって、テーブルを囲んでだんらんできるものがピッタリ。

やっぱり「お肉」!!

冬といえば、お鍋。

水炊きやきりたんぽ用にブランド鶏肉を贈ったり、すきやき用の牛肉、しゃぶしゃぶ用の豚肉も♪

子どもが多い家なら、お肉はいくらあっても喜ばれるもの!

逆に高齢の方や、一人暮らしの方には、個別にパックされたハンバーグやお惣菜もありがたいようです。

こっくり楽しむ大人向け「ワイン」「日本酒」

冬は夜が長くなるもの。更けていく夜に夫婦で楽しめるワインは大人の男女に人気です。

また、お燗にして飲める日本酒は体を温めてくれます。

冷凍庫の空き具合があれば…「カニ」

親戚に贈るにはピッタリの、海産物。

昔から荒巻シャケや数の子など海産物を贈る文化がありますが、冷凍庫が埋まりがちなのがネックです。

冷凍庫、空いてる?と気軽に聞ける関係なら、おすすめです。

お中元にも・お歳暮にも!季節を選ばない贈り物

季節を問わず喜ばれるものは手軽に購入できる上に

大家族でも、一人暮らしでも、オフィス宛てでも、どんなシーンでも贈れることが魅力のひとつ。

また、定番お菓子のプレミアムシリーズは話題性があります!

洋菓子(クッキー、ラスク、ケーキ、プリンなど)

クッキー、ラスクなどは賞味期限が長いことが多く、日持ちがいいのも魅力です。

お歳暮の発送が遅くなってしまったときでも、年明けでも食べられるものも。

また、特別感のあるミニパフェ、プリン、ケーキなどもよろこばれます。

卵・牛乳・小麦・果物などアレルギーだけ気にかけておきましょう。

和菓子(おせんべい、もなか、ようかんなど)

特に大人に喜ばれるのが、小分けのおせんべいや、最中など、干菓子。

ようかんも日持ちするので、夫婦二人暮らしの家庭でも安心して食べてもらえます。

アレルギーに該当するもの(クルミやゴマなど)に気を配っておきましょう。

ちょっとした品でいいなら…いつものお菓子の「プレミアム」

あの「かっぱえびせん」「キットカット」「ダース」…

いろんなお菓子にプレミアムがあるのは、ご存じでしょうか?

贈答品を贈りたいけれど、低めの予算にしたいときに人気です。

そもそもお中元・お歳暮ってなに?

日ごろお世話になっている人に、感謝の気持ちと、健康を願う気持ちを込めてものを贈る、お中元・お歳暮。

お中元の時期・由来

由来は中国の風習で、7月15日を「中元」と呼ぶことから、この呼称になったようです。

道教の教えに基づき、「上元」「下元」とともに、厄払いの日として重要視されてきました。

これに、仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)、先祖の霊にお供えものをする文化が入りました。

お世話になった人や家に贈り物をしたこの習慣が、お中元の始まりのようです。

上記のように、お中元は日ごろの感謝と健康を願うための日。

暑い夏を快適に過ごすための品物が好まれます。

お中元は、関東が7月初旬~7月15日まで、関西は7月下旬~8月15日までと言われています。

地域によっても異なるようです。

遅くなって先に聞かれてしまった…!ということのないよう、事前に調べてみることをおすすめします。

お歳暮の時期・由来

「歳暮」の名前のとおり、旧年中の感謝と新年への願いを込めた贈答品と言えそうです。

もともとは、先祖の霊にお供えをするもの。

年中行事である「御霊祭」がルーツとなり、「年暮廻り」が短縮されて使われるようになったようです。

娘の嫁ぎ先に品物を送ったり、分家から本家に品物を送っていた習慣です。

いつしか、お世話になった親族や上司に、感謝の気持ちとともに贈るお歳暮に変わったのでしょう。

期間は関東が12月初旬~12月31日、関西は12月13日~31日までと言われています。

年末はどこも忙しいもの。相手の迷惑にならないよう、20日くらいまでに届くようにします。

どちらも贈らないといけない?

特に決まりはありませんので、どちらか一方を贈ることも可能です。

どちらかを贈るなら、お歳暮にしましょう。

1年の締めくくりに、年中の感謝を込めて贈るもの。

お中元・お歳暮どちらも贈る場合も、お中元よりお歳暮の値段を高めにすることもあります。

お中元・お歳暮、本当にみんなやってるの?

さて、ここまで説明をしてきましたが、正直なところみんな本当にお中元・お歳暮を贈りあっているの??と気になります。

博報堂が行っている「生活定点調査」によると、

・「お中元は毎年欠かさず贈っている」と答えた人の割合は 29.2%
・「お歳暮は毎年欠かさず贈っている」と答えた人の割合は 32.2%
でした。

ただし、年齢別に見てみると、50代から上の年代の人達では、約半数が”毎年欠かさず贈っている”ようです。

親世代には、当たり前のように行われている季節行事のようですね。

博報堂「生活定点調査」贈答品

 

どんな人にお中元・お歳暮を送ったほうがいい?

お中元・お歳暮は、感謝を伝えたい人に贈ります

例えば、

両親・義理両親・親戚などの親族
上司・取引先など仕事上のお付き合いがある間柄
お稽古事の先生、仲人など縁が深い方

に贈ります。

ただし、会社間ともなると、一律にものを発注・発送する作業的な挨拶になることが多く、作業的な贈り物を禁止している会社もあります。

また、贈ることを避けねばならない方もいます。

政治家、公務員、公立学校・公立病院の先生など、利害関係者からお金・品物を受け取ってはいけない、という決まりがあります。

公職選挙法や公務員規定に抵触してしまう可能性があるので、相手のためにも送らないようにしましょう。

 

送るかどうか迷ったら…「継続的な付き合いかどうか」で決めましょう

お中元・お歳暮には「いつもお世話になっています。これからもお世話になりますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。」と

継続的なお付き合いの間柄で送るものです。

送り続けるつもりがなく、何かのお礼などで一度限りになるものは、「御礼の品」としてお渡ししましょう。

また、今どき、友人間でも送りあう習慣があります。

カジュアルにプレゼントを贈りあうのは素敵ですが、いつまでも続けると負担になりがちなもの。

お礼でとどめたり、年賀状・季節の挨拶状(暑中見舞い・寒中見舞いなど)で代用すると長く負担が少なく続きます。

お中元・お歳暮、どんなものを贈る?

手軽に消費でき、好き嫌いが少ない、無難で無駄になりにくいもの=食料品・飲料が大半です。

お中元では

清涼感があるビール、冷菓(ゼリーやみずようかん、ジュースなど)が定番。

スタミナ・体調を整えるお肉や、季節を感じられるフルーツ、汗を流すための入浴剤などが人気です。

お歳暮には

その由来から年取り肴と呼ばれるサケ(塩鮭)、ぶり、数の子を贈ることが主流でした。

最近では、寒い冬に家族だんらんでゆっくり過ごせるよう、海産物・食品加工品などの鍋料理の具材が定番です。

お節料理にも使えるかずのこやおもち、栗の甘露煮などお正月向けの食品、日本酒・ワインが人気のようです。

また、地域限定のものや、地元の名産品もよろこばれます。

生ものは保管の問題でかえって迷惑になってしまうこともあるので、事前に送る旨を連絡するといいでしょう。

 

好き・嫌いが出やすいものは確認

逆に、コーヒーが苦手な人にコーヒーの詰め合わせを贈るなど個人の嗜好がわからなかったり

アレルギーがある人に小麦・乳製品を使ったものを贈ってしまったりは、よくある見落としポイント。

また、定番のビールや日本酒も、お酒が飲めなかったというパターンも…

好き嫌いが聞ける間柄であれば確認をしておきましょう。

企業あてなど不特定多数が飲食することが見込まれる場合は

コーヒー・紅茶などの詰め合わせや、焼き菓子のセットなどが無難です。

オシャレなもの・センスのいいものは?

気が利くと思ってもらえるものや、見た目もオシャレなもの、センスのいいものを贈りたい場合、百貨店のカタログギフトもおすすめです。

大丸松坂屋、京王百貨店、東急百貨店、三越、伊勢丹、小田急、高島屋など、バイヤーがえりすぐりの商品をピックアップしてくれています。

百貨店は高齢の目上の方なら多くの人が知っているので、いいものをもらったと喜んでもらえることが多いですよ。

お中元・お歳暮に避けたほうがいいものはある?

具体的に決まってはいないようですが、下記は避けられているようです。


・目上の人に対して、ふみつけることを連想する品物
マット・スリッパ・靴下・下着などがあたります。

・目上の人に対して、勤勉励行を連想するもの
時計、筆記用具など、これを使って勉強に励んだ方がいいと受け取られるものは避けられます。

・目上の人に対して、調味料を贈る
ドレッシングや出汁など贈答品によくありますが、人によっては貧乏だからこれを使いなさい、と受け取る人もいるようです。厳格な年配者に贈るのは避けましょう。

・香典返しに使われるもの
海苔や緑茶、お米など、香典返しに使われるものは、不幸を連想するため避けます。

・個数が4個入り・9個入りのもの
4は死ぬ、9は苦しむと悪いイメージが持たれています。逆に、7は七つの福、8は末広がりと縁起が良いととられます。


予算はいくらくらい?

一般的には、3,000円~5,000円程度です。

特に親兄弟・親戚には3,000円、目上の人には5,000円と思ってよいようです。

特別にお世話になった人には、5,000円~10,000円など、豪華なものを贈ってもよいでしょう。

ただし、高額すぎても相手の負担になってしまうので、控えましょう。

品物は、包んだほうがいい?

持参する時は、風呂敷に包むことが多いのですが、風呂敷が家にない家庭も増えていますよね。

買ったお店の紙袋に入れて持っていき、渡す前に出すことでも可能です。

包装については、慶事同様、赤・金の蝶結びの水引と、熨斗をつけます。

中央上にお中元・お歳暮と記入し、中央下にやや小さく、記名をします。

相手が喪中の場合、水引・熨斗は使わず、白短冊をかけます。

喪中に関係はある?

喪中は気にしなくて大丈夫です。

先述のとおり、お中元・お歳暮は感謝の気持ちの品なので、慶弔問わずいつでもお渡しできます。

ただし、近くで不幸があり先方が気落ちしている場合、時期を遅らせ、暑中見舞い・寒中見舞いとすることもあります。

お中元・お歳暮の渡し方は?

本来、持参してお渡しするものです。ただし、最近では宅配も増えてきています。それぞれ見てみましょう。

持参する

まずは手持ちする場合。

訪問時間は、早朝・食事どきは避けましょう。

10時~11時、14時~16時が最適です。

品物は、買ったお店の紙袋でもっていってもいいですが、風呂敷に包んで持参できるとよいでしょう。

紙袋でもっていく場合も風呂敷で包んでいく場合も、必ず品物を出して、お渡しします。

渡すときは、熨斗が相手をむくように出します。

事前約束をせず訪問する場合、玄関先でご挨拶&品物を渡し、早めに失礼しましょう。

渡すときは、「つまらないものですが…」は避けましょう。

「心ばかりの品ですが…」「お口に合うと良いのですが…」と添えると気持ちがよいものです。

宅配する

デパートや通販から直接送れるケースも増えています。

訪問より相手の時間を拘束することもなく、気軽に贈れるメリットもありますね。

その場合、挨拶状を出すようにすると親切です。

直接便に挨拶状を同封できる場合は同封し、荷物が届くころにあわせて、別で書状を出すようにします。

配送トラブルを防ぐために、送った日、内容を記載しておきましょう。

受け取り手も、何をいつもらったかが控えておけて、便利です。

また、相手の名前・社名・担当者名、所在地などに変更がないか、相手の情報も最新か確認しておきましょう。

移転や引っ越しなどで戻ってきてしまうと、せっかくの手配も無駄になってしまいます。

個人宅の場合、なかなか受け取れず再配達になる可能性もあるので、賞味期限が数日の生鮮食品は避けます。

もし生ものを贈る場合、事前に受け取れる日にちを確認しておくと良いですよ。

時期を逃してしまったら?

仕事にプライベートに忙しくしていると、意外と忘れてしまいがち。

時期を逃してしまったら、どうしたらいいのでしょうか?

お中元の場合、立秋までは暑中見舞い立秋以降は残暑見舞いとして贈ります。

お歳暮の場合、年内に間に合わない場合は、新年にお年賀として贈るか、松明け翌日~立春の間に寒中見舞いとして贈りましょう。

関東では1/1~1/7が松の内(門松が飾ってあるおめでたい時期)、関西では1/1~/15までと言われています。

立春は2/4ころ。1/15~2/4までに送るとよさそうです。

 

お歳暮を受け取ったらどうする?

逆に、受け取ったときは、お礼状を出すのがマナーです。

ただ、最近は電話で済ませることも多くなっています。

直接声が聞け、話ができるのは気持ちも伝わりやすいですよね。

お中元・お歳暮をこちらから送っていないのにもらってしまった…という場合

お返しは必須ではありませんが、同額程度のお礼の品か、お歳暮を贈って感謝の気持ちを表すこともあります。

お中元・お歳暮の贈答をやめたい。終わらせ方は?

季節の贈り物を送りあっていたけれど、そろそろやめたい…ということもあるでしょう。

お中元・お歳暮は先述のとおり、感謝の気持ちを伝えるためのもの。

感謝の気持ちではなく、義務感で続けていると、お互い負担になっていることもあります。

どのように終わらせたら、角が立たずスマートでしょうか?

帰省や挨拶まわりをしたくない

お中元やお歳暮は贈るのはかまわない。けど帰省やあいさつ回りをしたくない(から贈答をやめたい)場合。

義務で帰省・挨拶まわりをする場合、憂鬱ですよね。

交通費もかかるし、気も使うし、両親・義理両親とちょっぴり険悪になったり、夫・子どもと喧嘩になることもあるし。

盆暮れ正月に合わせていかねばならない…という場合、意外と逃れやすい理由が、仕事です。

お中元・お歳暮の時期はデパート・百貨店の業務も繁忙になります。

短期・単発のお仕事の募集が増えるので、仕事を入れてしまう手もあるでしょう。

角が立たない断り方として、今年は仕事が入ってしまって…と言いやすくなります。

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ちょうどいい辞め時ってあるの?

よく贈答品の交換をやめられるタイミングを見てみましょう。


上司・取引先…会社の退職、部署異動
義理両親…離婚
親戚…経済状況が苦しい、入用が増えたとき
友人…疎遠になった場合
仲人…3年程度経った時、親と相談して終了する時


などがあります。

電話で伝えてもよいでしょうが、プライベートなことも聞かれるかもしれないことを考えると、手紙で伝える方がスムーズに進みやすいもの。

いくつか例文をあげてみましょう。

手紙の例文

(前略)
さて例年ですと当方から季節のご挨拶を贈らせていただくころですが、私自身仕事の第一線から退きました。
ごたぶんにもれず、生活の縮小を心掛け、みなさまとこれまでのようなお付き合いをすることも少ない日々を過ごしております。
そのため今後は儀礼を欠くことをここにお詫びする次第です。
これまでのご厚情に感謝しつつ、今後の一層のご活躍を陰ながらお祈り申し上げます。

(前略)
実は主人が転職し、第二の人生のスタートをいたしました。
経済状況が一変しまして、心苦しいのですが毎年の季節のご挨拶は今後失礼させていただきたくお願い申し上げる状況です。
ぶしつけなお願いですが事情をお汲み取りください。

(前略)
主人がなくなり、お歳暮などありがたく頂戴してきましたが、一人持て余しており、みなさまにお断りするようにしました。
今後の季節のご挨拶はお気遣いありませんよう。

(前略)
子どもも生まれ、賑やかな日々を過ごしております。
大きな節目を迎え、経済状況が厳しいため季節のご挨拶が行き届きませんこと、お許しください。

(前略)
子どもの進学が重なり、経済的に今まで通りのお付き合いをすることが難しくなってまいりました。
失礼とは存じますが、季節のご挨拶をご遠慮させていただきます。

家族との贈答をやめたい

家族や親戚については、結婚、子どもの出産・進学、定年退職など、相互の経済状況など理解しやすいもの。

また、甥っ子・姪っ子など、親族が増えていけばお祝い事も増えていきます。

次からお互いにやめにしない?と終了するのも良いと思います。

父の日・母の日・各自の誕生日・敬老の日など、節目節目のお祝いを贈ることでお付き合いは継続できます。

帰省のお土産、旅行のお土産を送るなど、そのタイミングで連絡をするのもよいでしょう。

比較的親しい間柄の贈答をやめたい

長く深い付き合いになってきたので、贈答は気にせず気楽な付き合いをしませんか?と伝えてみるのはいかがでしょうか。

贈答を失礼なくやめる3つのステップ

長年続けてきた贈答を辞めるには、段階を踏むとスムーズです。

1.お歳暮だけにする
2.お歳暮の金額を低くする
3.お歳暮をやめ、年賀状や季節の挨拶状だけにする

この3つのステップを紹介します。

頻度を減らす=お歳暮だけ贈る

まず、お中元とお歳暮の両方を送っている場合、お歳暮だけにするという手もあります。

その場合、お中元の代わりに暑中見舞いを送るようにしましょう。

今年はお中元を贈りません、と書く必要はありません。

拝啓
暑中お見舞い申し上げます。
うだるような暑い日が続きますが、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
さて、○○の際には大変お世話になり、深く感謝しております。
○○様にはいつも変わらぬお気遣いをいただき、まことにありがとうございます。
尚、略儀ながら書面にてのご挨拶ではありますが、ご無礼申し上げます。
敬具

お歳暮の金額を低くする

お歳暮の金額を低くします。

贈答品は「半返し」ともいわれますので、相手の贈り物の半額程度で一度お返しをしてもよでしょう。

逆に、今までのお付き合いの総まとめとして通常より高価な贈り物をしてお付き合いを辞するということもできます。

高齢になった両親のお付き合いを代理で終了する、などの場合、贈答辞退の手紙を先に送り、通常より高価な品物を贈るようにすると良いでしょう。

年賀状や季節の挨拶だけにする

お歳暮をやめ、季節の挨拶状だけにする場合です。

最後に一言添えておくと、良い印象で終わることができます。

相手から品物を頂いたお礼状と併せて、次回の贈答を辞退するとスムーズです。

手紙の例文

皆様お変わりありませんか?
このたびは結構なお品をお贈りいただき、ありがとうございました。
いつも何かとお心にかけていただきまして、暖かいお気持ちに感謝申し上げます。
日ごろご無沙汰ばかりで何のお役にも立てませんのに恐縮しております。
どうか今後はこのようなお気遣いをなさいませんように、お願い申し上げます。
今度ゆっくりとお目にかかれたらと思っております。
時節柄、どうぞご自愛くださいませ。

ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
毎年ささやかながらご挨拶をさせていただいてまいりましたが
その度に、○○様から結構なお品を頂戴することになり、
かえってご面倒をおかけしておりますことに、大変恐縮しております。
つきましては、誠に勝手な申し出ではありますが
例年のご挨拶を来年より失礼させていただきたく存じます。
引き続きましても、よろしくお付き合いのほど、お願い申し上げます。
暑くなる折、お身体たいせつにお過ごしくださいませ。

日ごろからお世話になっておりますのに
このようなご配慮をいただくとは思いもよらず、心苦しく感じております。
お気持ちには大変感謝しておりますが、今後は季節のご挨拶は無用に
気を置かないお付き合いをさせていただきたくよろしくお願いいたします。

まとめ

お中元・お歳暮は感謝の気持ちを伝えるために贈るもの。

相手が喜ぶことが一番なので、すべてに形式ばることはありません。

負担にならない頻度で、手紙や電話を有効に使って、長く気持ちのよい付き合いができるようにしていきましょう。

また、お歳暮・お年賀の費用もなかなか少なくはないもの。

夏休み・冬休みと同じタイミングなので、月の出費は大きくなりがちです。

せっかくの感謝の気持ちを、満足のいく贈答品とともに伝えられるようにしたいですね。

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