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【パート求人トレンド・応募トレンド調査】新型コロナウイルスの影響はある?|応募数は増加・求人数は業種により変動傾向

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おしごとのこと

「春から働こうと思っていたのに、お仕事が減ってるんじゃない…?」

新学期を迎え、春からお仕事を始めようと思っていた方も多いのではないでしょうか。

気になるのは、新型コロナウイルスの影響や、緊急事態宣言の影響。

主婦・主夫向けの求人を扱う求人サイト『しゅふJOB』を運営するビースタイルメディアは、3月~4月の求人・応募動向についてアンケートを実施しています。

・求人数は実際増えているの?減っているの?(求人のトレンド)
・転職/就業を希望している人は、仕事を探している?(応募のトレンド)

など、気になる求人動向について確認していきましょう。

<積極採用中>のお仕事特集|しゅふJOB

求人のトレンド/求人数は増えた?減った?

まずは気になる求人数から見ていきます。

求人数は、例年通り推移している傾向がありました。ただし、業種によって新型コロナウイルスの影響を受けているものもあります。

具体的に見てみましょう。

※2020年3月10日/4月9日で全国求人数(企業数)を比較。一部概算データとして抽出

 

求人数が「減少した」業種

求人が減った業種・職種を見てみましょう。

◆「オフィスワーク」のお仕事が減少

一般事務・データ入力 27%減

経理・人事 21%減

特に中小企業の求人が減少傾向にあります。

 

◆「フード・飲食」のお仕事が減少

キッチンスタッフ 14%減

ホールスタッフ  42%減

居酒屋・バー   90%減

特に個人経営などのお店の求人が減少傾向にあります。

ホールスタッフが42%減ったことに対して、キッチンスタッフは14%減にとどまっています。

これは、家で過ごす人が増えたことにより、テイクアウトやデリバリー(宅配)の需要が高まっているからと言えそうです。配達スタッフの求人も増えつつあるようです。

 

求人数が「増加した」業種

求人数が増えた業種・職種はどのようなものがあるでしょうか。

◆コンビニ・スーパー・日用品販売店などのお仕事が増加

コンビニ・スーパー・日用品など小売販売 18%増

生活必需品は、外出自粛中でも購入されるため、販売店などは人手不足の傾向があります。

また、全体的にみて「衛生環境が整った職場」「濃厚接触が少ない/しない職場」は求人募集が減らない傾向にありました。

 

応募のトレンド/みんな仕事を探しているの?…応募数は増加傾向

では、この時勢で仕事を探している人はいるのでしょうか。

実は、お仕事に応募している人は「増加の傾向」がありました。

①自粛要請が発表された前後の変化
②緊急事態宣言が発出された前後の変化

に着目して、具体的に見てみましょう。

外出自粛要請が発表された週(3月25日前後)の応募数の変化

これは、東京都で不要不急以外の外出自粛要請が発表された3月4週目(3月25日前後)のようすです。東京都を皮切りに全国で外出自粛要請が出ているので、全国データでみています。

青いグラフが2019年、赤いグラフが2020年です。

昨年対比で見たときに、応募数自体は減少していません。

ただし、求人サイト内での「検索」が減少しており、約10%ほどお仕事検索が減っています。

反対に、検索が15%増加したのは「在宅」のキーワード

春は例年転職・就職シーズンですが、今年も「働きたい」という気持ちやタイミングは変わっておらず、その代わり”家の中で働ける方法”を探している人が多いことが見えてきます。

 

緊急事態宣言が発出された週(4月8日前後)の応募数の変化

こちらは緊急事態宣言が発出された4月2週目(4月8日前後)のようすです。

緊急事態宣言は、対象地区(東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7都府県)に出されていますが、愛知県をはじめ緊急事態宣言の指定区域にしてほしいという要望が複数都道府県からあがっているため、こちらも全国データでみています。

※4月16日には「特定警戒都道府県」として上記7都府県に加え、北海道、茨城県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府を追加した13都道府県が重点的に感染拡大防止のとりくみをするエリアと定められました。

青いグラフが2019年、赤いグラフが2020年です。

緊急事態宣言が発出された後も、応募数は昨年よりも増加傾向です。

この背景には、諸外国の失業申請が増えていることが連日のようにニュースで報道されるなかで、仕事についておかないと今後仕事が減るのでは、と懸念している方もいらっしゃるかもしれません。

そして休業・休校が続く中で、いままで就業していた勤め先での仕事がなくなり別のお仕事を探している方も増えているようです。

外出自粛はあれども、収入がなければ生活が成り立たないので働かざるをえない、という背景もあるでしょう。

緊急事態宣言が出されたら、何が変わる/変わらないのでしょうか。こちらにも詳しくまとめています。

 

まとめ

新型コロナウイルス感染症によって求人募集の数・仕事を探している人の数がどのように変化しているのかをまとめました。

求人数については、コロナ需要が高まる業界では募集が増えており、濃厚接触をする可能性がある/衛生環境が整っていない環境の職場での求人募集は減っている傾向があることがわかりました。

この時勢でも積極的に募集を行っている会社の求人には、感染症対策をどのように実施しているかを求人内に記載している企業もあります。

特に環境面について細かく紹介している求人サイトはじっくりとチェックしてみてください。

また、主婦・主夫に人気の就業条件のお仕事を扱っている専門求人サイト『しゅふJOB』では、この時期でも積極的に採用活動を行っている職場の求人特集が4月17日からスタートしました。

お仕事を探している、これから探そうかと思っている方は、どんな業界・業種でお仕事が募集されているかチェックしてみてください。よいお仕事に巡りあえますよう、応援しています!

 

<積極採用中!>採用意欲が高い職場のお仕事特集|しゅふJOB

 

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