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体に良い砂糖や甘味料って?ヒントは精製度!|スイーツに関わるお仕事情報有

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子育のこと

このところ増えてきたヘルシー志向によって、食材に対する意識も高まっています。

そんな中でよく見かけるのが、砂糖を含めた甘味料についての議論。

インターネット上では、市販のジュースにどれだけ砂糖が含まれているかを示す画像が出回り話題になりました。

子どものおやつにもお菓子作りにも欠かせない、お砂糖の知識を学んでいきましょう!

今、甘味料を見直そう

甘味料が子どもに与える影響について、欧米を中心とした各国で研究がなされてきました。

例えばカロリーオフのお菓子やジュースに使用されている人工甘味料「アステルパーム」には、脳細胞を興奮させ過ぎて殺してしまうアミノ酸が含まれています。

妊娠中のママや乳幼児が摂取し過ぎると、生まれてくる胎児が脳に障害を持ってしまったり、子どもの身体が十分に成長しなかったりするなど、健康への弊害も明らかになってきました。

アメリカにおいては、甘いお菓子をたくさん食べた後、子どもが興奮して大はしゃぎする様子を現すsugar-rush(シュガーラッシュ)という言葉があるほどで、子どもがキレやすく凶暴になる傾向があるなど精神面での影響も報告されています。

そのような状況が一般認知されるようになってから、我が子に与える甘味料を制限したいと考えるママも増えてきました。

ただ、むやみに甘味料全般を怖れて遠ざける必要があるのかどうかは、甘味料の種類や精製法とその影響などをきちんと比較検討してみながら考えてみる必要があります。

むやみに食べるのを禁止するのではなく、特徴や弊害を調べたり、話し合ったりしながら対処法を一緒に考えてゆくと良いでしょう。

砂糖の精製度によって生まれる成分の違い

様々な議論を呼んでいる甘味料ですが、適切な量であればエネルギー源にもなりますし、味覚の甘みは「心をほっとさせてくれる」という精神的な効果をもたらしてくれます。

こういった特徴を持つ甘味料のうち、今回は家庭で使う砂糖類の栄養価的な違いを検証してみましょう。

一般的な白砂糖は、真っ白な砂糖の成分だけを抽出するために他の成分や不純物、栄養分などを一切取り省いて精製してあります。

その精製過程の糖液を煮詰めてカラメル状態にして作るのが三温糖です。

反対に精製を行わない、てんさい糖やきび砂糖、黒砂糖などは天然甘味料に近い状態となっており、栄養価的には砂糖の主成分である炭水化物の他に、ナトリウム、カルシウム、カリウムも含まれています。

てんさい糖はカリウムの含有量が低めで、腸内のビフィズス菌を増やす働きがあるオリゴ糖が含まれているのが特徴です。

また、きび砂糖や黒砂糖には、てんさい糖に比べてカルシウムが多く含まれているだけでなく、体内の塩分を排出する働きのあるカリウムの含有量も多めとなっています。

砂糖の精製度の違いによって現れる身体への影響

砂糖は精製度によって身体への影響が異なることもわかってきています。

精製されて純度が高い白砂糖やグラニュー糖は摂取すると、消化吸収も早い分消耗も早くなります。

そのため血糖値の上昇下降が激しく、すぐに糖分を摂りたくなり、その繰り返しの過剰摂取によって精神的に不安定になったり低血糖症の傾向が出やすくなったりします。

反対にてんさい糖、きび砂糖、黒砂糖などの精製されていない砂糖を摂取すると、ゆっくりと消化されるので血糖値の上昇下降も緩慢で、消化吸収にも時間がかかるため、少しの糖分摂取で長い時間持ちます。

きび砂糖の原料が熱帯植物で身体を冷やす作用を持っているのに対し、寒冷地で採れるてんさいには身体を温める作用があるので、季節によって使い分けても良いでしょう。

また砂糖よりも栄養価が高いことを理由に、オーガニックの蜂蜜を日々の甘味料にする人も増えてきました。

蜂蜜には疲労回復、高血圧の予防、便秘や下痢の改善、強肝作用、咳止め効果など様々な効果があるのも魅力ですね。

ご存知の通り、市販のキャンディーやお菓子には「砂糖」だけではなく、人工甘味料や添加物が含まれていることも多々あります。

当然砂糖の精製度合いも記載されていなかったりするので、いずれにしても過剰摂取は避けた方が良いでしょう。

時間と手間はかかりますが、日々のお菓子を手作りに替えてみるのもひとつの手かもしれません。

健康に気を遣えるのはもちろんのこと、お菓子作りを通して子どもとのコミュニケーションをとることもできますよ。

食べ物への関心を活かすお仕事

おやつを選ぶならにしても、お砂糖をはじめいろいろな成分がありますよね。かといってすべて手作りをするというのもなかなか手間がかかります。

また、おやつだけでなく、朝昼晩の食事だって、さまざまな調味料を使います。

食事に興味があり、勉強を始めるならば、仕事をしながら学ぶ方法もありますよ。

たとえば、給食の調理補助などで材料の下ごしらえの仕方・調理を学んだり

スイーツ販売などで扱う商品について調べてみて覚えたり…

好きや興味を仕事にしている方もたくさんいらっしゃいます。

収入を得ながら自分や子どもに関わる健康についての知識を身に着けてみてはいかがでしょうか。

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