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パートの保育士ってどんな仕事をしているの?お仕事内容・働き方を解説!

更新日:

保育・習い事の先生

近年、保育園や保育士不足に伴いニーズが高まっているパートの保育士。

幼児教育無償化がスタートした場合、そのニーズはさらに増すと言われています。

「パートの保育士ってどんなお仕事するの?」と興味がある方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は

・パート保育士の仕事内容は?
・パート保育士の時給や社会保障は?
・パート保育士として働く主婦の声
・パート保育士のお仕事の探し方

の4点からパート保育士についてご紹介します!

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パート保育士の仕事内容とは?

昨今、正社員保育士の人手不足は、大きな社会問題になっています。

厚生労働省によると、人手不足を解消するべく約8割の保育園で「パート保育士」など非正規の保育士を受け入れているという情報が発表されています。

そんなパート保育士の主なお仕事は「正社員保育士を補うこと」。

つまり「保育補助」がメインとなります。

そのため、必ずしも保育士資格が求められる訳ではありません。

また、あくまで補助的な立場なので、担任を持つことはなく、担任保育士のサポートが多いようです。

担任保育士のサポートの例として、集団行動で担任がカバーしきれない子どものフォローなどがあります。

そして、パート保育士は一般的に、正社員保育士よりも、事務仕事が少ない傾向があります。

純粋に子どもと遊んだり、お世話したりするのが好きな方に向いているといえるでしょう。

早朝のみ、夕方のみ、週1日のみなど、超短時間のパート保育士を受け入れているところもあり、勤務条件や各保育園によって働き方や仕事内容は異なるようです。

 

パート保育士の時給や社会保障は?

ではパート保育士の「時給」「社会保険」「雇用保険」についてはどうでしょう。


◆時給
1,000円~1,300円程度のところが多いですが、勤務実績、勤務時間、経験によって時給が変わってきます。

また地域格差もあり、1,000円に満たないところもある一方で、2,000円を超える時給のところもあるようです。

◆社会保険
原則として、正社員保育士の4分の3以上の勤務時間・日数であれば加入対象となります。

◆雇用保険
週に20時間以上、かつ1年以上の雇用が見込める場合に加入対象となります。また有給休暇も利用できます。

また、公立に比べ私立の保育園は比較的待遇がよく、月収の1カ月程度のボーナスが支給されるところもあるようです。


パート保育士は、「仕事の内容に対して給料が低い!」という声もありますが、保育園によっては、

・週3日勤務でOK

・1日3時間勤務でOK

など、融通が効くことから「給料と融通、どちらを取るのか、自分の中で折り合いをつけるしかないのではないか」という声もあるようです。

 

パート保育士の声をご紹介

実際に、パート保育士として働く主婦からの声をご紹介します。


◆パート保育士、ここが楽しい!

「担当する年齢によって注意することが異なるので、覚えることが多く、慣れないうちは大変ですが、逆にいろんなことを覚えることができるのがいいところですね。」

パート保育士は担任を持っているわけではないので、特定のクラスに固定ではなくフリー業務になることが多いようです。

そのため「今日は0歳児」「明日は5歳児」とその日によって担当する子供の年齢が違うこともあるようです。

また単純に、「子どもと接するのが楽しい!」「子どもの成長が見える瞬間がやりがい!」という声も多くありました。

 

◆パート保育士のここが大変!

「正社員保育士と給与の格差があるものの、問われる責任は社員と一緒。子どもに怪我をさせないよう注意を払うのはもちろん、場合によって休日や閉園後も対応しなければいけないこともあります。」

やりがいがある、という意見がある一方で、このような声もありました。

しかし人間関係や給料格差は、正社員保育士とパート保育士に限ったことではなく、どの職場でもありうることです。

ただ、人間関係で悩むことがあった時に、「パートなので、短時間の勤務で我慢できる」「いざとなれば他園に移ることもできるので気楽」と、考えている人も多いようです。

 

パート保育士のお仕事の探し方

パート保育士の求人の探し方についてご紹介します。


◆求人サイトを活用
大手の求人サイトには

しゅふJOB
マイナビパート

など、パート専用のサイトがあるのでそちらを利用すると便利です。

検索の際に

・地域
・期間
・給与
・働く時間帯

など、こだわり条件を入れて検索できますし、キーワードに「保育士」と入れれば、求人がヒットします。

また、保育のお仕事のような、保育専門の求人サイトを活用してみるのも良いいでしょう。

他にも、事前に自分の希望に合った職場を絞りたい人は、「タウンワーク」も使えます。

シフトの詳細情報や、職場の雰囲気まで、かなり詳細な情報が載っています。

自分がこだわりたい条件があると思いますので、いくつかサイトを利用し比較して、自分に合ったサイトを利用するのが良いでしょう。

 

◆ハローワークで探す

ハローワークは求人数が圧倒的に多いので、自分が希望する職場に出逢う確率も高くなります。

また、職員の方が話を聞いてくれ、選んだ職場について事前にどんなところか情報を教えてくれます。

しかし実際の内容と剥離している場合もあるので、よく確認しましょう。


パート保育士の需要は高く、雇用形態もさまざまに増えています。

正職員以外にも、契約社員、パート、派遣など、働き方の選択肢は増えていますよ。

 

似ているお仕事:その1「学童パート」とは?

学童保育にも、パートで働くことができる場所が増えています。

学童保育とは、日中保護者が家にいない小学生児童を対象に、放課後や夏休みなどに、適切な遊びや生活の場を与える保育を行う施設のことです。

学童パートも、パート保育士と同様に、基本的に資格を持っていなくてもチャレンジできます。

子供たちの年齢層が違うため、トランプなどのカードゲームやドッチボールなど、保育園児とはまた違った遊びをしたり、接し方も異なります。

パート保育士も学童パートも、いずれも子供を見守る仕事ではありますが、学童パートの場合は仕事の始まりが学校終わりであるため、保育士よりも朝はゆっくりできることがメリットでしょう。

ただし、土曜日や夏休みに出勤日がある場合は、学校終わりの時間からではなく、一日出勤することもあるので、確認が必要です。

学童で働く魅力とは?働くには?は、こちらの記事にもまとめています。

 

似ているお仕事:その2「ベビーシッター」

保育園、学校などで大人数の子どもを見るのではなく、1~数人の子どもと向き合ってお仕事がしたいという方には、ベビーシッターも人気です。

共働き世帯の増加も相まって、年々ニーズも高まっていることもあり、募集が増えています。

保護者がベビーシッターを依頼するのは、以下のようなとき。

・仕事で日中の保育を頼みたい
・療養中、闘病中、妊娠中などで十分な保育ができない
・冠婚葬祭の出席などで一時的に見てほしい

など、親の代理でこどもを見てほしいときに依頼が入るケースがほとんどです。

ベビーシッターに求められるスキルや適性についてはこちらも読んでみてください。

 

まとめ

昨今の社会問題もあり、「パート保育士」のニーズがとても高くなっています。

子どもと接することが好きなら、保育士を候補に入れてみるのはいかがでしょうか。

子どものお世話をするという重大な責任のあるお仕事ですが、やりがいも感じられますし、自分の経験を活かすこともできます。

短時間から勤務可能という自由度はとても魅力的ですし、早く職場復帰をしたい!という方にもおすすめです。

 

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