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【働く主婦など471人に聞く】今年の『夏のボーナス』支給された?使い道は…

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2021年も、もう半年が過ぎました。

新型コロナウイルスは依然として感染拡大状況にあり、様々な業界に影響が出ています。特に飲食店などは営業時間短縮や酒類提供の制限で影響を受けているところも多く、パート・アルバイトのシフトカットも話題になりました。

そこで気になるのが「今年の夏のボーナスは出た?」というところ。

今回も”みんなはどうなの?”が気になるテーマについて、ナビゲーションサイト『しゅふJOBナビ』/求人サイト『しゅふJOB』でアンケート調査をいたしました。

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働く主婦の夏のボーナスは「満額支給された(支給される予定)」6.6%

Q.あなたご自身の2021年夏のボーナスは支給されますか?(単一回答)


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満額支給された(支給される予定)…6.6%
一部支給された(支給される予定)…3.6%
ボーナス制度はあるが2020年冬は出ない …2.8%
ボーナス制度はない…53.3%
今は働いていない…33.8%

単一回答、n=471

現在働いている主婦回答者のうち、最も多かったのは「ボーナス制度はない」53.3%。ボーナスが支給される人は10.2%となりました。

ただし、意外にもパート・アルバイトで働く人にボーナス支給を受けている方は多く、満額もしくは一部ボーナスの支給があると回答した人の約半数はパート・アルバイトで勤務する人となっています。

去年の冬(12月)のボーナスとも比較してみましょう。

 

半年前の2020年冬と比べて、ボーナスが「満額支給された」と回答した人は0.1%減っています。

ただし、支給が「満額支給された」「一部支給された」と回答した人の合計を見てみると、半年前と大きな差はありません。

では、配偶者のボーナス事情はどのようになっていたのでしょうか。

 

配偶者の夏のボーナスは「満額支給された(支給される予定)」36.1%

Q.配偶者など生計を共にしている方の2021年夏のボーナスは支給されますか?(単一回答)

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満額支給された(支給される予定)…36.1%
一部支給された(支給される予定)…9.6%
ボーナス制度はあるが2021年夏は出ない …3.6%
ボーナス制度はない…25.7%
配偶者など生計を共にしている人はいない/今は働いていない…16.1%
わからない、知らない…8.9%

単一回答、n=471

配偶者のボーナス支給状況を伺ってみると、45.7%の回答者が「満額支給された(支給される)」「一部支給された(支給される)」と回答しています。

昨年の冬と比較してみましょう。

 

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2020年冬と比較すると「満額支給された(支給される予定)」の回答が8%ほど増加しています。

「ボーナス制度はあるが2021年度夏は出ない」と回答した人が3%減っています。昨年冬は時勢の影響でボーナスが出なかった人が、業界や企業の経済状況回復によりボーナスが支給されるよう変化したのかもしれません。

では、世帯年収で見てみると総額はどのくらい増減しているのでしょうか。

 

2019年夏・2020年夏と比較した世帯収入での夏のボーナス総額増減

まず、コロナ禍前の2019年夏のボーナス総額について、世帯全体の収入で見た際の増減を伺いました。一昨年夏に比べて「減った」と回答した人が27.8%です。

また、2020年夏と比較してみると

2020年夏のボーナス総額については「減った」と回答した人が26.8%となっています。コロナ禍前の収入には、まだまだ戻っていないと見られそうです。

 

 

夏のボーナスが減った人の対策は「節約して支出を減らす」50%

ボーナスは各家庭により使い道は様々ですが、ローン返済に充てる人も多くいます。ボーナス支給が減ってしまった場合、働く主婦は何か対策を講じているのでしょうか。

 

Q.2020年夏よりボーナスが「減った」と回答した方にお聞きします。ボーナスが入らなかった分の対策はされますか?(単一回答)

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節約して支出を減らす…49.5%
貯金を切り崩す…23.4%
仕事に出たりシフトを増やすなど収入を増やす…19.8%
配偶者など生計を共にする人の収入でやりくりをする…14.1%
その他…11.9%
特に何もしない…26.6%

単一回答、n=109

最も回答が多かったのは「節約して支出を減らす」49.5%、次いで「特に何もしない」26.6%です。

その他を回答した方には、フリーコメントでその理由を伺いました。

◆その他を回答した方のコメント

・旦那が育休に入ってくれた分ボーナスが減ってしまったので、産休・育休手当から補填します。
・主人が管理しているのでわからない。
・ボーナスありません。
・私が新たに仕事に出ることにした。
・配偶者がリタイアして年金生活者のためボーナスはありません。
・副業検討中
・実家からの援助を受ける

 

同じ質問を、半年前の冬のボーナスについての調査でも伺いました。比較してみると、興味深い点があります。

昨年冬のアンケートでも「節約して支出を減らす」という選択肢に多くの回答が集まりました。

ただし、昨年は回答が多い順に「貯金を切り崩す」「仕事に出たりシフトを増やすなど収入を増やす」と収入への不安が垣間見える回答が並びましたが、今年は「特に何もしない」が続いています。

昨年に比べ収入的な不安が減っている、もしくはお金をとにかく使わないで過ごす節約傾向に入っている家庭が多いのかもしれません。

反対に、ボーナスが「増えた」「同額」と回答している人はどのように使い道を考えているのでしょうか。

 

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夏のボーナスの使い道「貯金」53.7%

Q.2020年夏よりボーナスが「同額」「増えた」と回答した方にお聞きします。ボーナスの使い道として、あなたの考えに近いものをすべてお選びください。(単一回答)

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貯金…53.7%
生活費(水道光熱費、家賃など)…31.1%
夏期講習など子どもの教育費…27.4%
ローン返済…26.2%
買い物…25.0%
旅行・レジャー・帰省…19.5%
食費…15.2%
自己学習費…6.1%
家族や友人へのプレゼント…5.5%
投資など金融関連…4.3%
その他…14.4%

単一回答、n=164

半数以上の人が「貯金」53.7%と回答しています。

次いで、「生活費」31.1%、「夏季講習など子どもの教育費」27.4%が続きました。

その他を選んだ方にはフリーコメントでその理由を伺いました。

◆その他を回答した方のコメント
・子どもの歯の矯正費用
・子どもの受験、学費
・大学学費
・2019年は少額の支給があったが、2020年は全くなく、2021年も全くなかったので、使い道はない
・普段と変わらない

 

 

今年の「夏のボーナスについて思うこと」フリーコメント

最後に、夏のボーナスについて思う事をフリーコメントでお寄せいただきました。

 

パート・アルバイト・派遣社員へのボーナス支給をご検討ください

・アルバイトやパートでもボーナス?みたいに通常の時給+何円かしてくれると嬉しいし、いつもよりさらに出勤したくなります。(愛知県・30代)

・アルバイトやパート、派遣にもボーナスを支給してほしい。(埼玉県・40代)

・パートでもボーナスが支給されたらモチベーションが上がるのになぁ。(東京都・50代)

・ボーナス、少額でもいいので欲しいですねー。(千葉県・40代)

・同一労働同一賃金だと言うならば、当たり前のようにパートも支給対象になるようにしてほしい。(岐阜県・30代)

・ボーナスを住宅ローン返済などに考えていた人は厳しいと思う。私は元から出ないので、出るだけ良いなと思う。(埼玉県・50代)

 

支給されたものの……

・夏のボーナスと言っても大手企業や公務員ではないので元々あてにできない位の額。だからあてにはせず毎年生活してます。(神奈川県・40代)

・去年からボーナス支給基準が変わり、基本の支給額が減った。業績は悪くないはずなのに、減らされて困る。(東京都・30代)

・これから世の中がどうなるかわからないのでなるべく無駄遣いは控えます。(東京都・50代)

・仕事内容に見合わない額で会社に失望した。(広島県・40代)

・ボーナス払いにした教育関連費用で全て使い切りそうです。賞与では全く足りないので、今回は会社で天引きされているiDeCoのようなシステムの料金調整をして賄いました。何とか踏ん張っていきたいです。(千葉県・40代)

・転職して正社員になり久々のボーナスでした。今回は満額支給されましたが次回からは分かりません。(東京都・50代)

・転職先は非常にお金にシビアでボーナスがなくなった。(東京都・40代)

 

業種によってはボーナスUP!

・子供達のボーナスは大幅UPした。職種によってとても格差がある。(東京都・50代)

・弊社はコロナ関連かはわかりませんが、ボーナス去年より上がったようです。業種によっては恩恵があるかもしれません。(宮城県・30代)

 

 

まとめ

今回は、2021年夏のボーナス支給についてのアンケート結果をご紹介しました。

金額についてみてみると、コロナ禍前の2019年夏と比較して支給額は減っている傾向にあり、残念ながら、コロナ禍中の2020年冬と比較しても大きな変化は見られませんでした。新型コロナウイルス感染拡大が止まらない中で回復傾向にある企業はまだ多くないのかもしれません。

4月からはワクチン接種も始まりました。職域接種などを利用して働く世代にもワクチン接種が進んでいることで、次の冬には回復傾向が出てくるかもしれません。

また、ボーナス支給がなかった家庭は「節約」をして支出を抑える傾向にあり、ボーナス支給があった家庭でも「貯金」をして貯えをもつ傾向がありました。

消費のカギを握る、若者や主婦はパート・アルバイトなど非正規雇用で働くことを選ぶことが多いですが、非正規雇用ではボーナス支給がある会社はあまり多くありません。

ただし、パート・アルバイト従業員にもボーナス支給を行っている会社もあります。時給・月給に加えて、ボーナス支給アリの企業で働きたい人はお仕事探しの軸のひとつになるのではないでしょうか。

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