【働く主婦など771人に聞く】2020年の『冬のボーナス』は減った?増えた?|夏・昨冬との比較は『3分の1以上が「減った」』傾向
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ナビ調査
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大状況から目が離せない1年となりました。
営業時間の短縮や、営業自粛によって売り上げが下がってしまった業界もあれば、EC通販や動画配信サービスなど「家での過ごし方」を充実させるサービスでは大きく業績を伸ばした業界もあります。
そこで気になるのが「みんなの家は、今年の冬のボーナスは出るの…?」というところ!
今回も”みんなはどうなの?”が気になるテーマについて、ナビゲーションサイト『しゅふJOBナビ』/求人サイト『しゅふJOB』でアンケート調査を実施!今回は冬のボーナスと世帯年収について調査いたしました。
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調査結果概要
・世帯全体の収入で見た時の2020年冬のボーナス金額 2020年夏と比べて、「増えた(増えそう)」7.1%、「減った(減りそう)」34.1% 2019年冬と比べて、「増えた(増えそう)」7.4%、「減った(減りそう)」39.2% ・ボーナスが入らなかった分の対策 「節約して支出を減らす」54.6%、「貯金を切り崩す」37.4% ・ボーナスの使い道 「貯金」52.9%、「生活費」42.0% |
もくじ
働く主婦の冬のボーナスは「満額支給された(支給される予定)」6.5%
Q.あなたご自身の2020年冬のボーナスは支給されますか?(単一回答)
現在働いている人のうち、最も多かった回答は「ボーナス制度はない」54.5%。パートや派遣で働く回答者も多く、ボーナス制度がそもそもないという方が半数を占めています。
ボーナス制度がある方は全体の14%、そのうち半数は「満額支給された(支給される予定)」という結果になりました。
配偶者など冬のボーナスは「満額支給された(支給される予定)」28.8%
Q.配偶者など生計を共にしている方の2020年冬のボーナスは支給されますか?(単一回答)
配偶者など生計を共にしている方の冬のボーナスは「満額支給された(支給される予定)」28.8%が最も多い回答となりました。
全額支給、一部支給を問わず”ボーナスの支給がある”のは回答者のうち46.7%となっています。
次いで「ボーナス制度はない」20.4%となっています。自営業、会社経営や役員のため、ボーナス制度がない方も多いようです。
2020年2月頃から新型コロナウイルス感染症が拡大し始め、4月~5月にかけては緊急事態宣言で営業時間の短縮や休業要請があり、夏のボーナスが出ない会社も多くありました。
夏と比較して、冬のボーナスはどのようになったのでしょうか。
夏のボーナスとの比較「減った」34.1%
Q.世帯全体の収入で見た時に、2020年冬のボーナスの総額は2020年夏に比べて変化しましたか?(単一回答)
2020年冬のボーナスの総額は、夏と比べて変化しましたか?という問いに対して問いに対して「増えた(増えそう)」という回答が7.1%、「減った(減りそう)」という回答が34.1%となりました。
減ったと回答した人が多かった増減比率は1~20%減です。半年前と比べると、冬のボーナスは減っている傾向があるようです。
1年前とも比較していただきました。
昨年のボーナスとの比較「減った」39.2%
Q.世帯全体の収入で見た時に、2020年冬のボーナスの総額は2019年冬に比べて変化しましたか?(単一回答)
2020年冬のボーナスの総額は、昨年の冬と比べて変化しましたか?という問いに対して「増えた(増えそう)」という回答が7.4%、「減った(減りそう)」という回答が39.2%となりました。
減ったと回答した人が多かった増減比率は1~20%減です。
世帯の収入を管理する上で、ボーナスの減少は大きな影響を与えるものです。
働く主婦たちは、見込んでいたボーナスが減ってしまったことに対して何か対策をするのでしょうか。
賞与が入らなった分は「節約して支出を減らす」54.6%
Q.2019年冬よりボーナスが「減った」と回答した方にお聞きします。ボーナスが入らなかった分の対策はされますか?(複数回答)
ボーナスが入らなかったぶんの対策を伺ったところ、半数以上が「節約して支出を減らす」54.6%と回答しています。
次いで、貯金を切り崩す37.4%、仕事に出たりシフトを増やすなど収入を増やす28.8%でした。
その他を選んだ方には、コメントをいただいています。
◇「その他」の回答
・夫婦で自営業をしていましたが、私は外に出てパートをするようにしました。
・親族に借りるか、命を絶つか。
・ボーナスは全て貯蓄なので、無ければ貯蓄が増えないだけ
・親に援助を頼む
・これを機に働き方改革をして、ダブルワークを卒業して、フルタイムで一ヶ所で働くことにした
・サラリーマンですが、コンプライアンス的にはアルバイト禁止ですが…生活費を捻出する為働かざるを得ない。
・不用品をサイトに出品して売る
「もともとボーナスは貯金予定なので」という回答が複数見られました。では、ボーナスの使い道はみなさんどうされているのでしょうか?
ボーナスの使い道は「貯金」52.9%
Q.あなた、もしくは配偶者の方の2020年冬ボーナスが、支給された、もしくは支給される予定の方へお聞きします。2020年冬のボーナスの使い道として、あなたの考えに近いものをすべてお選びください。(複数回答)
ボーナスの使い道として最も回答が多かったのは「貯金」52.9%でした。次いで「生活費」42.0%、「ローン返済」32.2%でした。
その他を選んだ方には、コメントをいただいています。
◇「その他」の回答
・2万円以内なので給料のすくない時の足しにする
・車検
・引っ越し費用
・固定資産税の支払い
・進学費用(学費、入園費用など)
「車検」「引っ越し費用」と回答した方が複数名いらっしゃいました。
いずれも毎年・毎月のように支払いが発生するものより、数年ごとに支払いが必要になったりする特別な支払いにボーナスを充てる方が多いようです。
『冬のボーナス』について思うこと「業界によって差を感じる」「来年は影響がありそう」
冬のボーナスについてフリーコメントでご意見を伺いました。
・いまの時期だから出るだけでもありがたい
・ここにきての収入源は本当に痛いです。(泣)
・株価が上がっているのに、給与やボーナスが減額されるのは納得できない。
・そもそも業界自体がギリギリなのに、そこにコロナの影響が入り廃業も見えてきているため大変不安。
・夫は医療系で勤務していますが、今年はとても忙しくボーナスも満額出ました。一方わたしはイベント業界で勤務をしているのでボーナスどころか会社自体危ないです。今まで以上に業界によって差を感じます。
・公務員なので減るのかなと思っています。
・世間では公務員のボーナスが4.45か月で多いといわれているが、大手は7か月以上でている。学費、時間、努力してきた結果なのに。民間に比べて2/3の年収なのにやりきれない。
・夫の会社は親会社と連結決算なので、いくら子会社がコロナの影響なく年々忙しくても、親会社がコロナで減収になるとこちらも反映する。いい時も悪い時も連結してるということはそういうことなんだと痛感した。
・パート、アルバイトにも出来高でボーナス制度があればと思う
・ボーナスは老後資金のための貯蓄です。日々の生活費のあてにすると今年のように減額などされた場合に、たちまち困窮してしまいます。
・まだコロナの影響がダイレクトに出ていない職種なので、来年の夏の支給が減ると思う。
・今年の冬は出ても、来年は絶対に減額かゼロを覚悟しています。なので、少し使ってほぼ貯金やローン返済に充てます。
・春闘で今年のボーナス額は決定済みだったので変化ありませんでしたが、来年は影響ありそうです。。。
・夏もボーナスがなくて、冬もボーナスがなくなると、夫の年収が100万以上減ります。もうやってられません。
・今年はコロナウイルスで減額または無支給の企業が多い中、満額支給される夫は恵まれているな…と思います。支給されることが当たり前じゃない…その事を忘れてはいけないとこの度、切に感じました。
・昨年よりは少なかったが夏に全く出なかったので、出ただけ良かった。でも夏に一円も出なかった事で、妻である自分がパートではなく、正社員で働く後押しになった。
主婦80人が答える!『おすすめ節約術』
冬のボーナスのアンケートとあわせて「おすすめの節約術」もお伺いしました。
◇生活費の節約!
・食料の買い出しは週に一回にして、冷蔵庫内の食品ロスを減らすこと。そうすれば、買い出しの回数も決まってくるので食費の把握がしやすくなるのでどう削減すれば良いか見えてくる。
・第3のビールが値上がりしたので、私が飲むぶんはチューハイに変えた。
・安い物ばかり買って調理して冷凍保存、まとめ買いして買い物にいかないようにしてる。
・カレーライスの翌日はカレーうどんとか味変してます。スーパーに行くと余計な食品を買ってしまうので、ネットショッピングをするようになりました。
・外食をしない。とにかく自炊をすること。
・お弁当は作れない時でも最低でも白ご飯は持っていく、コンビニでコロッケだけ等購入したら、普通の弁当を買うよりも安くつく。
「スーパーに行く回数を減らす」はたくさんの方が回答くださいました。
「今年は野菜が安いので野菜中心の料理をつくる」という声もありました。本当に、今年は野菜が安いのでうまく活用したいですね…!
その他、主婦の知恵が集合!生活費以外の節約術はこちらからお読みいただけます。
まとめ
今年の冬のボーナスについてのアンケート結果をご紹介しました。
今年の冬のボーナスは「減った(減りそう)」という方が多く、半年前の夏のボーナスや1年前の昨年冬のボーナスと比較しても支給額が減っているようです。
ボーナスが出なかったぶんの対策としては「節約をする」が最も多く、次いで「貯金を切り崩す」という結果でした。
また、ボーナスが出た家庭での使途は「貯金をする」が最も多く、回答者の半数以上が貯金をすると回答しています。
フリーコメントでも紹介しましたが、新型コロナウイルスが与えた影響がすぐにでた業界では夏・冬のボーナスに影響が出ていますが、次の夏、来年の冬が心配だという声も寄せられました。
あたたかい時期が終われば、寒い時期が過ぎたら、と数か月後の回復に期待を寄せてきた1年でしたが、完全な回復には年単位の時間が必要になりそうです。
12月は転職シーズン。また、退職した人の後任採用で求人が出てくることもあります。「年内はゆっくりして、年明けからお仕事を探そう…」と思っている方が多いので、年内は意外とライバルが少ない時期。
今年の収支の増減をみて、来年は収入を増やそう!と思っている方は、年始まで待たずに今から情報収集をしてみてはいかがでしょうか?
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■調査結果概要 調査手法:インターネットリサーチ(無記名式) 有効回答者数:771名 調査実施日:2020年12月1日~12月7日まで 調査対象者:求人サイト『しゅふJOB』登録者 |