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23年10月からココが変わる!インボイス制度、最低賃金、ふるさと納税…ほか

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お金のこと

毎年10月といえばいろいろな変化が起こる時期。

今年は以下のことが予定されています。

 

インボイス制度が開始

ついにインボイス制度がスタートとなります。

インボイス=的確請求書制度とは、売り手が買い手に対して正確な適用税率や消費税額を伝えるものです。

この制度が始まることによって、売り手は取引相手(課税事業者)から求められたときにインボイスを交付しなくてはいけません。

そのために売り手は「適格請求書発行事業者」となるため、申請書を税務署に提出し、審査を受け、登録番号を受けなくてはなりません。

このインボイスがないと課税事業者は仕入額控除が認められなくなるため、消費税を負担しなくてはなりません。

「適格請求書発行事業者」でないと取引先を失ってしまうかもしれない(ひいては収入が減り、生活が困窮するかもしれない)という問題が起きているのです。

国税庁:インボイス制度の概要

 

最低賃金引上げ

毎年10月は最低賃金が見直される時期。今年も大幅な値上げが予定されています。

いままで最低賃金で働いていた人は時給が上がるはず!ただ、扶養枠内で働く人は年内あとどのくらい働けるか上がった時給で計算し直しておきましょう。11月、12月のシフト調整が必要になるかもしれません。

最低賃金はこちらの記事に詳しくまとめています。

 

酒税税率が改正

毎年注目を集める酒税とたばこ税。今年はビールと日本酒が減税になり、新ジャンル、果実酒、チューハイなどが増税の予定です。

次は令和8年(2026年)に増税が予定されています。

財務省:酒税に関する資料

 

ふるさと納税が見直される

ふるさと納税について見直しが発表されました。

10月から返礼品に関するルールが一部変わり、寄付額に応じた返礼品の額・内容量が見直されたり、一部商品が外されたりすることになります。

かんたんにまとめると、

・寄付金額の5割以下にしましょう(事務手続き費用など付随する費用もすべて含めてた金額の半分以下)

同じ返礼品でも寄付金額が少し上がったり、返礼品の内容量が減ったりする可能性があります。

・返礼品について、熟成肉と精米については同一の都道府県内産のものであれば返礼品として認める

例えば秋田県産のお米を沖縄の自治体が返礼品とするのは不可になります。

などが変更になります。

総務省:ふるさと納税 告示

 

現金書留や内容証明が値上げ

日本郵便でも10月から値上げするものがあります。

現金書留や代金引換、内容証明など、普通郵便に関わるサービスの料金で、約10%の値上げです。

現金書留 435円 →480円に値上げ

代金引換 265円 →290円に値上げ

また、ゆうパックの代金引換も10%程度値上げ、国際郵便の料金も20~30%値上げとなっています。

10月はゆうパックの代金引換について値上げとなっていますが、今年の秋~冬をめどにゆうパック自体の料金も値上げが検討されています。

日本郵政グループ:プレスリリース

 

ステルスマーケティングに規制

広告であるにも関わらず広告であることを隠す「ステルスマーケティング」。

インフルエンサーの影響で商品を購入したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このステルスマーケティングについても10月から法律違反になります。

これはインフルエンサーの多いSNSだけに限らず、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などでも企業などから第三者に指示・依頼をしたものは対象になります。

もし違反した場合、インフルエンサー等の第三者は規制対象とならず、広告・宣伝の依頼をした企業側が規制対象となります。

消費者庁:ステルスマーケティングは景品表示法違反となります

 

 

ほかにも10月から変化することはありますが、今回は生活により近い情報を選んでご紹介しました。

増税や値上げばかりでなかなか嬉しい変化は限られますが、今回の最低賃金見直しを機に収入や働き方を見直してみてはいかがでしょうか。

手前味噌ですが、しゅふJOBでは家族と過ごす時間を大切にしながらできるお仕事をたくさんご紹介しています。よろしければご活用ください。

 

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