【 しゅふ川柳2025 審査員インタビュー】 土屋アンナさんに聞く！「できないときは、“無理！”って言っちゃっていい」
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しゅふ川柳
【しゅふＪＯＢプレゼンツ しゅふ川柳2025 審査員インタビュー】
土屋アンナさんに聞く！「できないときは、“無理！”って言っちゃっていい」～子育て・仕事・家事の両立術～
子育て、仕事、家事——。
どれも大切で、でも全部を完璧にこなすのは難しい。
そんな現実に「無理なときは“無理！”って言っちゃえばいい」と明るく語るのは、
4人の子どもを育てながら活躍を続ける土屋アンナさん。
しゅふ川柳2025の審査員として選んだ句の背景や、
日常のリアルなエピソードを交えて、しゅふたちに温かなエールを送ります。
■プロフィール■
土屋アンナ（モデル 女優 歌手）
1998年デビュー。 日本アカデミー賞新人賞 ・助演女優賞をはじめ受賞歴多数。
広告、CM等でも活躍している。並行して、自身のキャラクターを生かしたテレビ番組への出演なども行う。
歌手としては、歌唱力の高さを武器に、多数のアーティストとのコラボレーションやオリジナル楽曲の制作、
近年では世界各国のフェスへのゲスト参加や中国での楽曲リリースなどワールドワイドに活動している。
【インタビュー】土屋アンナさん
「できないときは、“無理！”って言っちゃっていい」～子育て・仕事・家事の両立術～
アンナさんって、子育てで怒ることはあまりないらしい…と伺いました。実はちょっと意外だったのですが！
うん、怒らないですね！基本的には子どもは子どもらしく
自由でいいと思うので「外では静かにしなさい」とかも言わないかな。
命に関わることとか、誰かをいじめるとか、そういうときはビシっと叱りますけどね。
食べ物については「ありがたくいろんなものを食べなさい」くらいは言いますけど、
基本的にはのびのび自由に育ってほしいと思ってます。
子どもって、じっと座っておとなしくしてるわけじゃないし（笑）。
周りの目とか大人の基準で注意されるのって、子どもにとってはストレスだし、
明るさや元気さをそのまま伸ばしてあげたい。
もっと周りが、子供を育てやすい世界になればいいと思うなぁ。
「助け舟 ほしい時には 舟はなし」この句にも実感があると伺いました。
めっちゃあります！買い物して、両手塞がって、子供も連れてて、からの土砂降り‥
誰も助けてくれない、あの苦労を思い出しましたね。
うちはシッターさんとかもいないから「もう一本手がほしい…！」って
何度も思ったし、結局は母が一人でやるしかない時も多くて。
そういう時に発揮する底力って、本当に“母の美しさ”だなって思う。
でもね、やっぱ疲れる！（笑）
ほかにも子どもが熱出したり、電車に乗ってる時とか、
助けが必要なシーンって日常にいっぱいある。
でも、助けてくれる人って少ないなって思う。
もっといろんな「助け舟」があったらいいのにね。
「キャベツ見て ほうれん草見て もやし買う」の句に共感されているアンナさんも、とても意外でした（笑）
いや私、華やかに見えるかもしれないけど、シングルマザーで4人子ども育ててるんですよ。
現実はスーパーで値引き商品も見るし、ピーマンが高いからって庭に植えたり、
卵が高くて「ニワトリ飼おうかな」なんて話したりもするよ（笑）
さっきもメイクさんと「ハンバーグ、どうやってかさ増しする？」って話してて。
「えのき万歳、もやし万歳、きのこ万歳！」って。
やりくりしながら、子どもさんたちを想う気持ちが伝わってきます。
そう。お腹いっぱいになってもらいたいし、習い事もさせたいし、
オーガニックなものも食べさせたいし、けど高いし…
でも現実は、全部かなえるのは難しい。
だから調味料くらいは体に優しいものにしよう、とか
「今の自分にできるバランス」を探してます。
正直、しゅふの毎日って80%くらいは「しんどい」でできていると思う。
でも子どもたちが「美味しい」って言ってくれた瞬間、
その言葉が全てを救ってくれる瞬間があって、それが愛情なのかなって。
たとえば「寝る直前 明日ぞうきん 早く言え」という句なんて、
今まで数えきれないくらいあったなぁ。
「えー！まじかー！？」って愚痴りたくもなるけど、
結局は「ないと困るだろうな」って持たせてあげたくなる気持ち。
大変だけどそういうとき、ママのがんばってる姿って子どもはちゃんと見てると思うなぁ。
お子さんからもらった言葉で、最近嬉しかったことはありますか？
次男がくれた手紙に泣きました。
小さい頃から柔道をやらせてたんですけど、
「当時は柔道なんて大嫌いだった。
でも、やらせてくれてありがとう」って書いてあって…もう、やばかったです。
思いを伝えられる息子さん、素晴らしいですね。仕事と両立しながらも素敵な親子関係を築く、両立の秘訣は何ですか？
いや、上手に両立なんてできないですよ！
できない時は「無理〜！」って言っちゃってる。
「あー疲れた！もう無理！夕飯作りたくないなー、とりあえずビール飲も」みたいな！心の声、丸出し（笑）
でも、それでいいと思ってて。
ママだって人間だし、ママだから”できて当たり前”じゃなくて、
ママだってできない時はあるの、って感じで。
それがわかると子どもたちも「手伝うよ！」って言ってくれるし。
できることはお願いしていけばいいと思う。
しゅふＪＯＢは「家事・育児と両立して働きたいしゅふ」のための求人サービスです。最後にアンナさんから、しゅふの皆さんへメッセージをお願いします！
家庭と両立できないから仕事ができないとか、
仕事を辞めないといけない、なんて思わなくていいんだよって伝えたいですね。
完璧を目指さなくていいし、できる範囲で、自分に合った方法で。
家族や友達に助けてもらったり、逆に助けたり、
そういうやりとりの中で自然となんとかなっていくはず。
思ってることとか、我慢しすぎずに
ありのまま出しちゃうほうがいいと思ってて。
「子育て」っていうけれど、子を育てるのが親、じゃなくて、
親も子もいっしょに成長していけばいいのかなと。
そして、ママにも“自由な時間”が必要。ほんの少しでもいいから、
自分のための時間を持ってほしいな。
レンチンのごはんでも、朝食はバナナだけ、でもいい！
子供のせいでストレスをためているママの姿より、
笑ってるママの姿の方が、絶対いいと思う！
人の目なんて気にしなくて、ゆるゆるでいい！
今の自分に“ちょうどいいバランス”を見つけてほしいなって思います。
「しんどいことが8割」と笑いながらも、子どもたちへの深い愛情と母としてのリアルをありのままに語ってくださったアンナさん。
頑張るしゅふたちの背中を押してくれる言葉の数々に、思わず胸が熱くなるインタビューでした。
土屋アンナさん、「しゅふ川柳2025」を盛り上げてくださり、誠にありがとうございました！
