【しゅふ川柳2025 審査員インタビュー】 上重聡アナウンサーに聞く!「独身男性だけど、家事歴20年超なんです」
更新日:
しゅふ川柳

【しゅふJOBプレゼンツ しゅふ川柳2025 審査員インタビュー】
上重聡アナウンサーに聞く!「独身男性だけど、家事歴20年超なんです」
独身ながら家事歴20年以上という、上重聡アナウンサーが「しゅふ川柳2025」の特別MC兼審査員として登場!
日々の家事を「自分ごと」として担ってきた経験から、
しゅふのリアルな苦労や思いに深く共感。
その視点で語る、家事と仕事の両立、男性の家事参加、しゅふ川柳への想いとは?
上重さんの飾らない言葉の数々から、“しゅふ感覚”の本質が見えてきます。
■プロフィール■

上重聡(フリーアナウンサー)
【インタビュー】上重聡アナウンサー
「独身男性だけど、家事歴20年超なんです!」~仕事と家事の両立術~
上重さんには今回の「しゅふ川柳 2025」イベント特別MCと最終審査員をお願いしました。入賞作品をご覧になって、いかがでしたか?
僕は未婚で一人暮らしなので、家事は全部自分でやっていまして。実は「これ、わかる」と共感した句が、結構たくさんあったんです。
しゅふの皆さんと同じように…とは言えませんが、スーパーで買い物も自炊もするので、
しゅふ感覚に近い目線はあるかもしれません。
「値引き待ち ハンターと化す デリカ前」じゃないですが、
「今日これ安く買えてラッキー!」とか「あと5分待てば半額!」というのが、ちょっとした楽しみの一つです。
でも、しゅふの皆さんにとっては自分のことだけでなく、家族のこと、毎日のこと。
切実な思いがあると思いますし、視点としては似ていても、重みは違うと感じます。
上重さんが“しゅふ感覚”をお持ちとは驚きです!家事歴はどのくらいなんですか?
社会人になってからずっと一人暮らしなので、もう23〜24年くらいですね。
高校・大学も寮生活だったので、高校の頃から料理・洗濯・アイロン…一通りやっていました。
高校のときは先輩の分も洗濯をしていたことがあって。
倍になるだけでこんなに違うのか!と思いました。
今は自分の分だけですが、家族やお子さんの分までやるのは、本当に大変ですよね。
洗濯って、洗濯機に入れて終わりじゃない。
干して、畳んで、しまって…この一連の作業で「洗濯」。
この全てを一人でやるのは本当に大変なことですよ。

家事の大変さ、理解いただけてうれしいです(笑)上重さんから見て、男性の家事参加は進んでいると思われますか?
夫婦や家族の家事分担が叫ばれる世の中ですが、
実際には「自分はやらない」という男性も未だに多い気がします。
たとえば、「父の日に エプロンあげて 圧かける」という句。
僕なんかはエプロンもらったら逆に嬉しいくらいですけど(笑)、
それを「圧」と感じてる男性も多いってことですよね。
男性側に料理や家事をする文化が薄いことが表れているのかな、と思いました。
対して母の日にちなんだ川柳「母の日を 家で祝えば 家事残る」も入賞しました。上重さんのご実家でも、お母様が片づけしていた記憶があるそうですね(笑)
そうなんです。子どもの頃「母の日くらい、何かしてあげよう!」ってあれこれ手伝っていたんですけど。
結局、最後まで片付けてくれていたのは全部母だったなぁと。
キッチンが散らかり、洗い物が増え、子どもたちは途中で飽きてフェードアウトしていき…
そんな様子は実家でも印象に残ってます。
お母さまはお仕事もされていたんですね。
はい、我が家は共働きでした。だからこそ、寮生活で家を出て初めて
「今まで当たり前だったことって、当たり前じゃなかったんだな」って気づいたんです。
食卓に座れば食事があるとか、ユニホームを汚して洗濯機に放り込んでおけばきれいになっているとか。
自分で、一人でやってみて初めて、親のありがたみを実感しました。
お父さまは家事参加されていましたか?
父はかつては「家事は女性がするもの」という感じだったんですが、ここ5年くらいで突然、洗い物をするようになったんですよ。
仕事をリタイアした影響もあると思うんですけど、「熟年離婚」とかもある時代なので、
実家に帰って父が洗い物してる姿を見ると、ホッとしましたね。
これまでの古い考えを自ら変えて行動した父も、すごいなと思いました。

しゅふ川柳に代表される「しゅふの声」。アナウンサーという立場から見て、世に届いていると思いますか?
日々の生活から生まれるしゅふ目線の意見って、いわゆる大ニュースに比べると、
メディアに取り上げられにくい「小さな声」かもしれません。
でも、実は一番リアルで、身近な声。
本当は一番大切なんじゃないかと思うんです。
「しゅふ川柳」のような形にすることで、しゅふの声を世の中に届けやすくなる。
これはすごく意味のあることだと思います。
しゅふJOBは「家庭と両立して働きたいしゅふ」のための求人サービスです。最後に、これから働きたいしゅふの方へメッセージをお願いします!
今の時代、働き方にももっと多様性があるといいなと思っています。
「どのくらい 働けますか?」「壁次第」 という川柳にもあるように、
「働きたい」と思っても、時間に限りがあったり、これまでの勤務形態では難しい人も多いですよね。
”制約があっても働ける環境”がもっと整っていけば、
もっと多くの人が力を発揮できて、労働人口不足問題の解決にもつながるのではないかと思います。
企業側がもっと臨機応変に対応することで、しゅふの皆さんの
“秘めたパワー”を生かせると思います。
生活の中で身につけた知恵や工夫って、本当にすごい武器だと思いますから。












