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スマホを子どもに与えるタイミングは?

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子育のこと

スマホやタブレットなど、子どもたちが興味津々の端末。どのタイミングで与えるのがよいのか悩む保護者は多いのでは。
そこで今回は

・スマホを与えるタイミングと、実際の保持率は?
・子どもが端末を持つメリット・デメリット
・子どもに端末を持たせる場合のルール決め

について掘り下げます。

スマホを与えるタイミングと、実際の保持率は?

まずは子どものスマホなど通信機器の所有率について、参考となるデータを見てみましょう。
内閣府の青少年のインターネット利用環境実態調査によれば

・スマホ所有率:小学生18.9%、中学生50%弱 高校生90%以上
・携帯ゲーム機所有率:小学生で50%弱 中学生・高校生では20~30%
・タブレット所有率:小学生・中学生0.5% 高校生17.8%

スマホについては年を追うごとに所有率が高くなるのに対し、携帯ゲーム機の利用は少なくなっていくようです。タブレットは年代問わず、サブ的な利用をしているようです。
続いて、初めてスマホを持たせた時期について東京都のデータを見てみましょう。

・小学生(5~6年生):約15%
・中学1年生:約30%
・高校1年生:約20%

小学校高学年から持たせる家庭が増え始め、中学校に上がるタイミングが一番多いようです。塾や部活などで帰宅時間がまちまちになるので、連絡ツールとして持っていて欲しいと考える家庭が多いよう。
一方で、できればスマホを持たせたくないと考える家庭もあります。その場合は携帯電話など、インターネット環境を使わないで済むツールを利用する方法で対処していることが多いようです。

子どもが端末を持つメリット・デメリット

多くの保護者が連絡ツールとしての利用を期待しているのに対し、子どもはスマホをどのように利用しているのでしょうか?利用しているサービスを多い順に並べてみました。

・小学生:ゲーム、動画視聴、SNS
・中学生:SNS、動画視聴、音楽視聴、ゲーム
・高校生:SNS、動画視聴、ゲーム、音楽視聴

小学生の間は周囲の所有率が低いことからゲームや動画視聴が主ですが、中高生になると友人同士でSNSを利用する機会が格段に増えます。
保護者があげるスマホのデメリットの代表的なものは、睡眠不足、視力低下。東京都のデータによれば中学生以上の半数以上が、悪影響があったと答えています。
もう一つ大きなデメリットは、個人情報の流出などITリテラシーの問題です。
リテラシーとは理解力のこと。
どうしたら個人が特定されてしまうのか?この動画は誰に配信されてしまうのか?など、子どもはITに対する理解力が薄いため、犯罪や課金に巻き込まれる可能性が高くなる、という問題です。これに関してはどう解決していけばよいのでしょうか。

子どもに端末を持たせる場合のルールきめのコツ

連絡がつきやすい、子どもの居場所を把握しやすいなど働くママにとって嬉しい機能がある反面、スマホにはデメリットも多いようです。利用するためのルールについて考える必要があるでしょう。
東京都の調査によれば、スマホ利用に関して家庭内のルールを定めている割合は、

・小学生 約62%
・中学生 約70%
・高校生 約48%

その中で家庭内のルールが守られていない割合は

・小学生 約10%
・中学生 約22%
・高校生 約16%

ルール作りはかなり有効なようですね。皆さんが実際にやっている「我が家のルール」をいくつかご紹介します。

・親、家族以外とのSNS禁止(小学生)
・夜間の使用禁止
・アプリのダウンロードは親がおこなう
・履歴やメール内容などを親がいつでもチェック可
・有料コンテンツ禁止
・動画やプロフのアップロード禁止

また、18歳未満の子どもがスマホを購入する場合、ショップでフィルタリングという有害サイトにアクセスできない設定をしてから販売することになっています。新しくスマホを与えるときは、親の名義ではなく子ども名義で買ったほうが、安全性がアップします。覚えておきましょう。
ゲームや動画、他人とのSNSなど、あまり使ってほしくないサービスもありますが、今や個人が端末を持つことが当たり前の時代。子どもには、いずれスマホを与えるときがくるでしょう。検索やニュース、地図などは学生にとって必須のアプリです。
小学校中学年ごろから学校でも道徳の授業でITリテラシーの問題が出てきます。家庭でも早いうちからルールを話し合っておきましょう。ルール決めのコツは、必ず子どもと話し合いながら決めること。また、定期的にルールを見直すことも大事です。

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