夫婦で在宅ワーク始めました。体験談~取締役パパ・虹橋家の場合~|在宅勤務のリアルを聞く!インタビュー
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子育のこと
夫婦そろってリモートワークの家庭が増えてきましたが、「子どもが家にいて仕事ってできるの?どうやって家で遊ばせてるの?」「夫婦で何か決めているルールや、息抜き方法ってあるかな」など、疑問がたくさんでてきますよね。
そこで「夫婦で在宅勤務をしている方々に、リアルな話を聞いてみよう!」というこの企画。
第2回となる今回は、働くパパの視点から、虹橋さん(東京都・30代)にお話を伺いました。
■登場人物■
…虹橋さん/東京都在住・30代。都内のITサービス会社の取締役。営業部・企画部のマネジメントも兼任する。同社に勤める営業部長の妻と4才の娘と、3人暮らし。最愛の娘に「りんごを2個もっています。パパとママにりんごをあげます。パパとママはいくつずつりんごを持っているでしょう?」と聞いたところ「ママが2個、パパは0個!」と回答があったことでちょっとへこんでいる。
…にゃー子/編集部員。ぶーこ部長(
)の部下でチームいちフットワークが軽い。猫草にはすり寄らない我慢強さをもつ。将来の夢は、縁側で鰹節を食べること。
【準備編】在宅ワークが始まる前に…環境面の準備を
「今日はよろしくお願いします!さっそくですが、在宅ワークを始める前に、何か準備しておいたことはありますか?」
「よろしくね。うーん、特に準備せずに始まりました。ルールは基本決めないようにしています。」
「そうなんですね。家でもすぐにお仕事スタートできましたか?」
「そうだね、机・椅子は実家から持ってきたり、座椅子は買ったりしたけど、それくらいかな。」
【いざ開始】夫婦で在宅ワーク、始まり始まり!
「いざ在宅ワークが始まってから、毎日いかがお過ごしですか?」
「実はルーティン好きな人間でね……毎日こんな感じで過ごしています。」
虹橋さんの1日のスケジュール
・朝早めに起きてジョギング洗濯、朝ご飯
・午前仕事開始
・お昼は公園に遊びに行く&昼食
・午後仕事開始
・基本、定時で終えて少し公園に行く
・夜ご飯、お風呂
・娘とyoutubeで筋トレ&ストレッチ
・娘が就寝してから作業系の仕事
・就寝
「規則正しい生活と、適度な運動でストレスをためないように心がけてます。」
「わ、しっかりスケジュールが組まれている…!娘さんと過ごす時間も意識的に取られてるんですね。」
「1日中一緒にいるからね。娘は4才だから、自我もあるし、興味もいろいろあっていろいろやりたいみたい。でも、まだ相手をしてほしい年頃だから、かまってかまって…って来るから、テレビ電話で会議をしていても入ってきちゃう。(笑) 集中してみっちり仕事!っていうのは日中なかなか、難しい。」
「だから、集中しないといけない業務は娘が寝てから。できるだけ日中は企画系とか、PCの前で作業をする系の仕事よりは、考える系の仕事をしています。PCとスマホを使って、50分くらい仕事をしたら10分くらい娘と遊んだり話したりして…」
「どんな仕事なら娘さんをみながらでも進められるか、整理されているんですね。ところで、お昼は公園に遊びに行く&昼食…ということですが…時間が足りるのかな?と気になりました。お弁当を作っておいて公園で食べる…ということですか?」
「どちらかというと、公園で遊ぶことがメインです。外に出て一緒に遊んで、帰ってきたらササっとお昼を食べてもらって…って感じかな。だからお昼ごはんは結構短いです。自分はごはんを食べながら、企画のことを考えたりすることもあります。」
※写真はイメージです。
夫婦で在宅勤務をやってみて、どうですか?
「夫婦で在宅ワークをやってみて、思うことってありますか?」
「どっちかが出社するときは、結構つらい…!」
「あと、ずっと娘と一緒にいられるのにかまってあげられないから、自分も娘もストレスがかかっている感じがするかな。」
「1人で子どもを見ながら仕事をすることになりますもんね…想像に難くありません…」
「奥様とは、会議が重ならないように調整したり…等されますか? 虹橋さんはメンバーのマネジメントもされているとのことで、テレビ電話を使っての会議やミーティングも多いのでは…とお察ししています。でも、奥様もリーダー職ですよね。同じくらい、会議やミーティングもあるんじゃないでしょうか。 お2人とも家の中でのお仕事って…どうされてるんですか?」
「最初は、同じ部屋で仕事をしていました。ただ、お互い同じ時間にテレビ電話会議になると、声が入ってきちゃうから、最近はテレビ電話会議の時は部屋を移動したりして会話がスムーズにできるようにしています。あと、自分と比較すると奥さんは会議やミーティングの回数が少ないから、あまり被らないっていうのもあります。そういったこともあって、事前にスケジュールを共有して意図的に会議の時間をずらす…ってことはしていません。」
「そのとき娘ちゃんは……」
「自分が映っているのが面白いんだと思うんだけど、映りこんできちゃうね。(苦笑)」
在宅で「マネジメントをする」こと
「お互いに様子を見て、移動したり一緒に仕事をしたりしているんですね。ちなみに、お仕事の話で伺いたいことがあります…!在宅ワークって、会議の時間以外は、メールやテキストツールでのやりとりが多くなると思います。コミュニケーションロスが発生するんじゃないかと思うのですが、メンバーとのコミュニケーションで気を付けていることってありますか?」
「うーん……そうだね、ちょっと整理するね……うん、基本的には出社とやり方は変えないようにしているかな。コミュニケーションをとる時間も、内容も。例えば、メンバーから『今週は議題が少ないのでミーティングを省略していいでしょうか』って聞かれることがあるんだけど、できるだけ省略しないで、顔を合わせて会話をするようにしています。省略してしまうと、会話をする機会が減って様子がわからないから。むしろ、普段よりちょっと多めに話すようにしているかな。」
「顔を見るだけで『腑に落ちてるか・落ちてないか、疑問がないか』などはわかりますね。では、在宅ワークならではの困ること…ってありますか?」
「在宅ワークならではかな…と思ったのは、情報開示が少ないメンバーは、何を思っているか察するのが難しいな、と思っているところはあるかな。表情が変わりにくいメンバーとか。営業の子は話せばなんとなく考えや気持ちがわかってくるけど、企画系の子は特に、1人で集中して仕事を進める中でスパイラルに入っちゃうことってあるよね。そういう時、すぐに拾ってあげにくいのは、在宅ならではのマネジメントの難しさかもしれません。」
「情報開示、大切ですね。家で仕事をするぶん、どの仕事をどのくらい進めているかって、自分しかわからないですよね。意識的にやっていかないといけないことだと思いました。」
「そうだね。成果管理という視点も持たないといけないかもしれない。出勤・退勤をきちんと打刻する、日報を出す、とかすべきことはきちんとすべきだけど。経過は細かく見ることができないから、ある程度、成果で評価する…ということが大切になると思います」
在宅ワークをするにあたって、工夫していること
「在宅ワーク中、工夫していることってありますか?」
「子どものため、奥さんのため、の2つかな」
◆子どものために…
・短い時間でも公園に出かけて遊ぶ(できるだけたくさん走り回るように)
・毎日一緒に筋トレ&ストレッチをする
・算数や国語のテストをつくって一緒に勉強する
・ラジコンで遊ぶ(たまたまマンションの方で譲ってくれる人がいたので)
◆奥さんのために…
・料理を作ってもらっているので、それ以外の家事は率先して、全部やる。
・自分が出社して、奥さんが1日中子どもと2人だった日は、ケーキやビールなどを買って帰る
・ストレスが溜まっていそうなときは、近くの行きつけのお店などでご飯を食べる
「娘さんも、奥様も、大切にされているのが伝わってきます…!」
▲娘さんが遊んでいるラジコン。本格的!
夫婦+娘で在宅ワーク、ここまでで大変だったこと
「ご夫婦+娘さんでの在宅ワーク、大変だったことはありますか?」
「とにかく子どもがzoom(テレビ電話ツール)に映りこんでくる!あと、夕方になると、ぐずってくること。」
「あと、食費が大変…コーヒー代とか…水道光熱費の消費がすごい……」
「………(とてもわかります…)」
良かったこと・嬉しかったこと
「よかったことや、嬉しかったことってありますか?」
「娘は言うことを一切聞かないんだけど、(笑) 子どもとずっと一緒にいれることはすごくうれしい。あと、家でも仕事ができるんだということがわかったのは良かったことです。」
「いいお話を聞けてよかったです!ありがとうございました!」
オフショット:算数のテスト♪
算数のテストをする虹橋家の娘さん♪あれ、でも答えが……?
「ふふ、さんすう、全部間違ってるね。。。」
あなたの声も教えてください!
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