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都内で「咽頭結膜熱(プール熱)」が流行中!予防・治療・休みの期間は?

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子育のこと

今年は子どもの感染症が長い期間で猛威を振るっています。

東京都では10月12日に「咽頭結膜熱(プール熱)」が流行し、警報基準に達すると報じました。

咽頭結膜熱(プール熱)は、はやり目(流行性角結膜炎)、ヘルパンギーナとあわせて夏に流行しやすい感染症です。

都内の咽頭結膜熱の患者報告が警報基準に達するのは、感染症法が施行された1999年以来、初めてのことなのだとか。

症状や対策方法について確認しておきましょう!

※こちらの記事は末尾の参考元をもとに記載しています。気になる症状がある場合は、お近くの医療機関へご相談ください。

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咽頭結膜熱(プール熱)はどんな病気?

アデノウイルスによる「咽頭結膜熱(プール熱)」

咽頭結膜熱(プール熱)は、主に夏に小児を中心に流行する感染症です。

感染力が強く、プールや温泉施設などでの感染もあることから「プール熱」とも呼ばれています。

 

主な症状は以下です


・発熱

・咽頭炎(のどのはれ)

・結膜炎(目の充血)


などが主な症状です。

目の症状が強い場合は眼科にかかりましょう。発熱やのどの症状が強い場合は小児科や内科にかかります。

咽頭結膜熱(プール熱)特別な治療法やワクチンはありません。

目に症状が出たり、のどや熱に症状が出ます。

原因となるウイルスは”アデノウイルス”です。

アデノウイルスはアルコール消毒も効きにくいため、感染防止対策をするには流水や石けんによるこまめな手洗いが有効です。

また、ウイルスが含まれたせき、くしゃみを吸い込んだり、手についたウイルスからも感染します。

咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおうなど、感染を広げないように対策をしておきましょう。

 

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アデノウイルスによる「はやり目(流行性角結膜炎)」

同じアデノウイルスが原因で流行する感染症のひとつに「はやり目(流行性角結膜炎)」があります。

アデノウイルスのなかでも、目に感染した場合に「はやり目」と呼ばれています。

主な症状は以下


・目が赤くなる(結膜の充血)

・めやにが出る、涙が出る(流涙や眼脂)

・目がごろごろする、痛い、まぶしい


症状が出ている場合、かかりつけの小児科か眼科に行きましょう。

アデノウイルス(はやり目(流行性角結膜炎))の検査は、まぶたの裏などから綿棒で涙液をとって検査されます。検査結果はすぐに教えてもらえることがほとんどです。治療は目薬など症状に応じて処方がされます。

潜伏期間は約1~2週間と長く、発症してから2~3週間で治癒するとされています。学校や園には感染が分かった時点で連絡しておきましょう。

また、目に膜がはることがあります。これは眼科で取り除いてもらうことができます。

はやり目については以下の記事でまとめています。保育園・仕事のお休み期間や感染症対策についても詳細にしているのでぜひ合わせてよんでみてください。

 

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仕事は何日休んだらいい?

咽頭結膜熱(プール熱)に罹ってしまった場合、仕事は休んだほうがいいのでしょうか?

特に法律で決められているわけではありませんが、アデノウイルスの陽性反応があったり、医師から出勤しないほうがいいと言われた場合は控えましょう。

企業によっては出勤するように言われる場合もあるので、まずはお勤め先の就業規則を確認してみてくださいね。

欠勤する場合、職場によっては医師からの診断書が必要になる場合もあります。ただし診断書は5000円程度の金額がかかるのでお財布の準備をしてから病院に行きましょう。

また、大人が感染して出勤を控える場合、4日以上出勤ができない場合は傷病手当の申請をすることを検討してもいいかもしれません。

パート・アルバイトでも有給休暇や看護休暇を取得することができます。

職場で感染を広めないように、体を休めて治癒してから出社ができるようにかけあってみましょう。

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有休休暇についてはこちら

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夏は複数の感染症に注意!感染症対策をして楽しい夏休みに

風邪とよく似た流行病「ヘルパンギーナ」

2023年はヘルパンギーナが大流行しました。毎年夏に流行する感染症ですが、風邪とよく似た症状のため見落とされてしまうこともあります。

ヘルパンギーナは子どもだけでなく大人もかかる病気です。特に大人が罹患するとつらい病気と言われているのでこちらも併せて読んで、感染症対策をしてみてください。

こちらも併せて読んでみてください。

 

ヘルパンギーナだけじゃない!RSウイルスにも要注意

また、夏はRSウイルス感染症の報告も急増してきています。

2023年6月の時点では患者の約7割が2歳以下の乳幼児という情報が示されていました。

RSウイルスにかかると、以下の症状が出ます。

・発熱
・咳
・鼻水
・咽頭痛
・倦怠感(元気がないなど)

こちらもヘルパンギーナ同様に風邪に似た症状です。

生後6か月未満の乳児や、疾患を持つ小児の場合、重症化する可能性があります。

呼吸が早かったり、肩や全身を使って息苦しそうに呼吸をしている、顔色が悪いなどの様子が見られる場合は早めに受診をしましょう。

感染ルートはヘルパンギーナと同様に、咳やくしゃみ、手についたウイルスが口に入る事で感染します。

こまめな手洗いをさせましょう。また、咳や鼻水の症状がある場合には登園を見合わせるなど無理をさせないように注意してください。

 

「保育園の洗礼」いつまでかかる?仕事はどうする?

春の入園から発熱や鼻水が続き、「やっと保育園の洗礼が終わった!!!」と思ったタイミングでやってくる、夏の感染症。

「保育園の洗礼」とは、保育園に通い始めたばかりの子どもが共同生活をする中で新しいウイルスや菌に出会い、免疫獲得を繰り返す中で発熱などの症状が出ることです。

復職したと思ったらお迎えコールが続くことも、あるある。保育園の洗礼はこどもの免疫獲得によって終了時期が異なるため、早ければ2,3か月でひと段落する子もいれば、1年かかったという声もあります。

洗礼期間を短くするためにできることはあるでしょうか?また、子どもから親への感染を防ぐにはどうしたらいいでしょうか。

こちらも併せて読んでみてください。

 

毎年夏に流行する感染症が今年は10月になっても猛威を振るっています。このまま冬の感染症シーズンに移行するかもしれません。

共有施設に遊びにいったり、人混みの場所に行った際には必ず手洗いうがいをこころがけましょう。

 

◆参考

東京都 咽頭結膜熱(プール熱)が流行、都内で警報基準に達する

子供を中心に流行する感染症について

 

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