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片付けが大変!と感じやすい6つの理由と、片付けられない人の対処方法

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整理整頓

 

周りを見回してみると、おうち時間が長くなったことで増えたモノや、忙しいからあとで…と溜めこんでいたモノがあふれていたりしませんか?

今回は、お片付けサービス Goodwave代表の綾部奈美さんに”片付けが大変!と感じやすい6つの理由”を教えていただきました!

 

片付けが大変!と感じやすい理由6個

今年も残すところあと1ヶ月を切りましたね。

年内に身の回りを片付けて、スッキリさせてから新年を迎えたいところです。

「いざ、片付けよう!と思ってもなかなか手につかない…」「片付けなきゃいけないのは、分かってるんだけど…」という方、いらっしゃいませんか?

この悩みを抱えている方、結構多いんです!

今回は、片付けが「大変」と感じやすい理由を紹介していきたいと思います。

 

1.片付けと掃除がセットになっている

長い間使っていない場所や触れていない物は、まず汚れを取り除くところから始まります。

ちょっと片付けるつもりが掃除もやることになり、片付けの作業が増えてしまうんです。

掃除をして、片づけて…と考えると、大変だと感じてしまう人が多くなります。

 

2.細かいものが多い

「細かい」というところがポイントです。まずはこの写真を見てください。

(ぐちゃぐちゃっ…)

 

右の「服の山」と、左の「小物トレイ」。パッと見てどちらが散らかっているように感じますか?

多くの方が、場所を取っている右の服の山と答えるのではないでしょうか。

これを個数にして考えてみましょう。

右の服の山は、Tシャツが5枚。左の小物トレイは、15個の物が入っています。

一見場所はとっていませんが、小物トレイの物の数はTシャツの3倍なんです!

つまり、トレイの中身を片付けるには、Tシャツの3倍の数を片付ける必要があります。

場所を取る物=片付ける場所と認識されやすいため、手をつける段階も早くなりますが、小物は「片付けよう」と思ったときには相当の数がたまっているケースが多くなります。

これが、思っていたよりも片付けに時間がかかり、時間をかけた割に進んでいない…と感じる理由のひとつです。

 

3.置く場所が決まっていない

片付けが苦手な理由として多くの方が挙げられるポイントでもある「置く場所が決まっていない」!

置く場所が決まっていないと、片付けようと手に取ったとき「これどこに置こうかな」と迷う時間が生まれます。

飛行機で言うと、着陸場所を求めて低空飛行を続けている状態です。

「とりあえず…ここでいいか」と無意識に空いてる場所に置くと、後々の物の探しにくさに繋がっていき、気がつくと「とりあえずの物が集まった山」ができていて、手をつけるのが面倒なゾーンとなってしまうんです。

 

4.物の分け方がわからない

文房具や服、キッチンの物などは分けるのが簡単ですよね。

反対に、これどこに置いたらいいのかな…と思う分けにくい物、ありませんか?

分けるのが苦手なものほど片付けで最後まで行き場が決まらず、とりあえずどこかに置き、さきほど出てきた「とりあえず物が集まった山」に繋がっていきます。

※多くの人が分けにくいと言う、キーホルダーやバッジ、外国の硬貨。我が家では「用途の決まっていない小物コーナー」を作って一つの缶に収めています。こういう分け方もアリです!

 

5.捨てられない

「どれもこれも、まだ使える!もったいない!これは思い出深いから手放せない!」と思って捨てられない物、ありませんか?

捨てることが正しく、捨てないことが悪いことではありませんが、管理できる量を超えて物を持つことは、自分自身が苦しくなってしまいます。

だからといって、いきなり大量の物を処分することは「捨てなきゃいけない」というプレッシャーとなり、片付けがより疲れる大変なものになってしまいます。

まずは「自分の生活に合わせてモノの量を絞っていこう」という意識を持つことが大切です。

 

6.モノの量が多い

例えばの話ですが、10個の物と100個の物、片付けるのはどちらが楽だと思いますか?…もちろん、10個の方が楽ですよね!

モノの量が多い=片付けが大変というのは、なんとなく認識していることだと思います。

では、モノの量とは”自分が管理するモノの量”だという視点で考えたことはありますか?

モノの数だけ、所定の場所に分ける作業がついてくるため、多ければ多いほど必然的に手間はかかります。

具体的には何個だと多い?という決まりはありませんが、自分の管理できる範囲を超えていたら、それはあなたにとってモノの量が多いということになります。

 

番外編「シーズン小物の収納はどうしたらいいの?」

夏が終わったと思ったらハロウィン、クリスマス、お正月…と、行事が次から次へとやってきます。

そのときそのときに出番はあるけれど、終わってしまえば次の出番は1年後!

そんなシーズン小物はどうしまうのがベストなのでしょうか?

まずは取り出しやすいように、行事ごとにひとまとめにしましょう。

クリスマスは特に細かい飾りやツリーのオーナメントもあるので分けておくと便利です。

(中身の見えるチャック付きビニール袋がおすすめです。)

 

まとめたものが全て入る紙袋や箱があると、必要なときに取り出したり、モノの移動をしたりしやすくなります。

行事やシーズンのものが多い方は、行事ごとに箱を用意するのも良いです。

もっとコンパクトに収納したい方は、大きめの箱やケースを一つ用意して、行事ごとにチャック付きビニール袋で分けたものを中に入れるのも良いですね。

しまう場所は、出番が年に1回なので普段は出し入れをしないような、手の届かない高いところがおすすめです。

※五月人形のように大きさや重さがあるものは、取り出すときに危なくならないよう自分の頭よりも高いところは避けましょう。

 

まとめ

片付けは、やっていない期間が長ければ長いほどモノが増えていくため、大変になってしまいます。

育児に家事に仕事…、まとまった時間を取ることが難しくて、手をつけられないという事情もあるかと思います。

そんな方にオススメなのは「1日10個」のように、自分の負担にならない範囲で取り組むことです♪

最初は片付いている実感がなかなか出てこないかもしれませんが、1週間続ければ70個1ヶ月で300個も片付けることができます!

また、少しでも効果を早く感じたい!もう片付けで悩みたくない!という方には、片付けのプロを頼ることをオススメします。

自分で進めるにしても、片付け方のコツを知って自分に合った方法で進めていくことで効率もグッとアップ!

また、一人ひとりの生活に合った収納が分かるため、日々の生活や家事のしやすさにも繋がっていきます♪

ぜひ自分に合う方法を検討してみてください。

 

今回、教えてくれたのは…

綾部 奈美(あやべ なみ)/整理収納アドバイザー

大好きな「引き寄せ」の考え方と、整理収納という分野が深く関わっている事を実感し、整理収納の世界に魅了されていく。整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリストなど複数資格を所有。「家が一番癒される場所」そう感じてもらえるような家づくりを目指す。神奈川・東京・埼玉・千葉を中心に少数精鋭のチームでお片付けサービスを行う『Goodwave』代表。

お片付けサービス Good Wave HP 
Instagram:@oidonwa73
アメーバブログ「家を一番癒される空間に!」

 

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