もったいないから捨てたくない!大切なものを譲る方法5選と、押さえておくべき3つのポイント
更新日:
整理整頓
今回は、お片付けサービス Goodwave代表 綾部奈美さんに”捨てずに物を手放す方法”を教えていただきました!
暖かい日がだんだんと増えてきました。卒園、卒業、そして進級、進学を控え、4月からの新生活に向けて準備を始める時期ですね。
この時期はもう使わない物を手放したり、新たに必要なものを買ったりと、物の入れ替わりの激しい時期でもあります。
片付け訪問のときによく相談を受けることの一つに、物の手放し方があります。
「もう必要ないんだけど、まだ使えるから捨てるにはもったいないんです!できることなら誰かにあげるか売りたい…!」
「新しいものがあるから使わないけど、いままで大切に使っていたから捨てるのはしのびない…」
と思う物、ご自宅にありませんか?
今回は「誰かにあげる・売る」ということにフォーカスし、その方法を紹介していきたいと思います!
もくじ
今回ご紹介する方法はこの5つ♪
1 ジモティに出す
2 フリマアプリに出す 3 オークションに出す 4 リサイクルショップに持っていく 5 寄付をする |
それぞれご紹介していきます!
ジモティに出す
ジモティは「無料広告の掲示板」で、中古品や求人情報を無料で掲載することができます。
ジモティのポイントは ①「無料」であげることができること、②取りにきてもらうという選択肢があること、③掲載料が無料のところ です。(※掲載に関するオプションをつけると有料、安心決済を利用すると手数料がかかります。)
メタルラックや押し入れサイズの奥行きのある引き出しなど、通常発送するには大きくて送料のかかるものや、無料でお譲りしたいときにオススメの方法です。
フリマアプリに出す
以前はフリマといえば対面が当たり前でしたが、今はメルカリやラクマ、PayPayフリマなど、スマホ一つでやりとりができるフリマアプリがあります。
CMで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
写真を撮り、説明、値段や発送方法を入力すると、出品することが可能です。
バーコードを読み込むだけで商品情報が自動入力され、手軽に出品できるものもあります♪
取引終了時に商品代金の数%が手数料として引かれ、残りが利益となります。
自分が出品予定の物を検索すると、過去にどれくらいの価格で売れているかや、同じものがどれだけ出品されているかもわかるので、事前リサーチをおすすめします。
オークションに出す
スタート金額を決めて出品後、入札があるごとに値段が上がっていく形式です。
販売手数料や会費など諸費用がかかります。(オークションサイトによって異なります)
限定物や、できる限り高い金額で売りたい方はこの方法を選ぶことが多いです。1円からスタートできるのも面白いところですね。
過去の落札相場を調べることができるので、そちらを参考にして出品するかを決めてもよいでしょう。
リサイクルショップに持っていく
今はチェーンのリサイクルショップが全国にありますよね。基本的には店舗に持ち込み、査定後に値段がつけばすぐ現金として手にすることができます。
店舗によって買取のできるものは様々で、雑貨や家電など幅広いジャンルの物の買取OKなところもあれば、指定ブランド品のみなど、条件は店舗により異なります。事前にお調べいただいてから持ち込むことをおすすめします。
また、ある程度の量がある場合は、宅配買取を実施しているところを選ぶのも一つの手です。
オークションやフリマアプリほどの値段はつかないことが多いですが、最大のメリットは手間なく手っ取り早く手放すことができるため、時間の節約になることです。
寄付をする
災害時に物資の寄付をする姿はニュースなどで見かけることがありますよね。
それ以外でも、物の寄付を募り、国内外の必要としている人たちへ届ける活動をしている団体があります。
受け付けている物や寄付の方法は団体により異なるので、必ず事前にHPや問い合わせ等で確認しましょう。
信頼できる団体に寄付をすることもポイントです。
状態はいいけど不要な物を、困っている人の役に立ててほしいと思う人は、ぜひ一度調べてみてください。
また、購入したお店で回収をしている場合もあります。
たとえば、ユニクロは各店舗に「RE:UNIQLO」回収ボックスを設置しています。店舗で回収された服は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や、世界中のNGO・NPOとともに難民キャンプや被災地への災害支援など、服を必要としている世界中の人に届けられます。
メガネのJINSでも、リサイクル事業として不要になったメガネを店頭ボックスで回収しています。粉砕したメガネはガスやコークスなど新しい資源へとリサイクルされます。
ものを購入するお店がある程度決まっている場合は、購入したところでリサイクル事業や回収をしていないか調べてみるのもおすすめです。
手放し方を選ぶときに押さえておくべき3つのポイント
捨てない手放し方、一見いい方法に見えますが、片付けよりも自分の負担になってしまうことがあります。
気持ちよく手放すためにも、以下の3つのポイントを是非押さえておいてください。
「なんのために手放すのか」を考える
何よりも先に考えてほしいのは、手放す目的です。
人は、自分の物を手放すときほど価値を感じやすいという傾向にあります。
この考え方が働くと、「売るときはなるべく高く売りたい!」と思うようになるのです。
よほど人気のものや旬のものなら別ですが、高く売るにはそれなりの「手間」や「時間」がかかります。
その手間や時間をかけて売り、利益を得ることが、あなたにとって手放す本来の目的でしょうか?
スッキリとした生活を手に入れるために手放す決意をしたのに、売ることに手間暇がかかってしまい、肝心の片付けが進まない…そうなってしまったら本末転倒です。
今自分が最優先したいことは、片付けなのか利益を求めることなのか、まずは考えるところから始めてみましょう。
未使用品やタグ付きのものは特に高く売りたい!と思ってしまいます
自分で無理なくできる方法なのか考える
例えば、高く売りたいからフリマアプリで売ろう!と思ったけど、なかなか時間が取れなくて、売る予定の物を積み上げて早2ヶ月…というのは、実はよくある話です。
この原因は何かというと、今の自分に合った方法ではないからです。
時間が取れないのであれば、リサイクルショップに持っていくのが手っ取り早い方法です。
選んだ方法は、自分に無理なくできるものなのかも検討してみましょう。
売ることにチャレンジしたい方にオススメの方法は、「1ヶ月以内に売る!」と期限を設け、もし売れなかったらリサイクルショップに持っていく!等決めておくとことです。
ダラダラ手元に残り片付かないという状況を回避することができます♪
売りたいものの山がある人は、梱包資材の山もできていることが多いです。お心当たりありませんか?
手放したい物とその方法は合っているかを考える
例えば大きめの物をフリマアプリで出品するとき、発送時に送料が多くかかるため、送料別で売るか、それなりの値段で送料込にして売らないと、手間と時間をかけたのに利益がほぼない状態になる場合があります。(フリマアプリは基本的に送料込の方が売れやすいです)
利益はいらないから手放せればOK!と思っての出品だったらいいのですが、これならリサイクルショップに持っていけば良かった…なんて後悔するのは嫌ですよね。
手放し方も、自分の目的と物に合った最適な方法を選びましょう♪
まとめ
捨てない手放し方をご紹介しました。
どんな方法にも、メリットとデメリットがあります。その両側面を知った上で、「何のために自分は物を手放したいのか」この目的に沿って方法を選んでいくことが大切です。
片付けは、空間をきれいに、快適にするだけではなく、自分の思いと向き合う機会でもあります。
片付けに「これだ!」という正解は決まっていません。自分で決めたことが「答え」となります。
理想の暮らしに近づくために。新生活を気持ちよく始めるために。
「自分」にとっても「モノ」にとっても、いい選択肢を選べるといいですね♪
今回、教えてくれたのは…
綾部 奈美(あやべ なみ)/整理収納アドバイザー
大好きな「引き寄せ」の考え方と、整理収納という分野が深く関わっている事を実感し、整理収納の世界に魅了されていく。整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリストなど複数資格を所有。「家が一番癒される場所」そう感じてもらえるような家づくりを目指す。神奈川・東京・埼玉・千葉を中心に少数精鋭のチームでお片付けサービスを行う『Goodwave』代表。
お片付けサービス Good Wave HP
Instagram:@oidonwa73
アメーバブログ「家を一番癒される空間に!」
整理整頓も立派なスキルに!家事代行・ハウスクリーニングなどお仕事を見てみる|しゅふJOB
この記事を書いた人
しゅふJOBナビ編集部