はたらく知識

50代・女性のパート就活、服装はどうしたらいい?面接のコツもご紹介します!

更新日:

仕事の探し方

「面接にはどんな服を着たらいいのだろう…?」と悩んでいませんか?

 

パートやアルバイトでもリクルートスーツを着たほうがいいのか、スカートやパンツはどちらのほうがいいの?など、服装の悩みは尽きません。

 

今回は、主婦向け求人サイト「しゅふJOB」運営局が、50代女性の面接ファッションに注目!どんなところに気をつければいいかをご紹介します。

 

第一印象は面接の成功を握っています。面接本番で安心して挑めるように、ぜひ事前にご確認ください。

▶同年代が活躍している職場を探そう!求人サイト「しゅふJOB」

 

50代が<好印象を与える>面接の服装とは?

面接で、無理に若く見せる必要はありません。50代の面接ファッションに求められるのは、年齢相応の落ち着きや清潔感など、好印象を与えることが重要です。

 

以下にて、面接官に好印象を与える服装について解説していきます。

 

ジャケットは必要?

どの業界でも、スーツまたはジャケット着用が基本です。例外として、飲食業やアパレル業界などは比較的ラフな格好でも良い傾向があります。

 

また、何を着ていくか迷ったらジャケットを着用するのが無難です。色は、黒・紺・グレー・ベージュなど、落ち着いた、フォーマルにも多い色合いがおすすめです。

 

手持ちのスーツを久しぶりに着る場合は、サイズが合っているかチェックしておきましょう。

 

これから購入するという方は、ベージュやグレーの綿のジャケットがおすすめです。仕事以外の入学式や卒業式、三者面談やPTA役員会などちょっとした場でも使っていくことができます。

ボトムスはパンツ・スカートどちらがいい?

ある一定の世代までは「女性はスカート」という鉄板の印象がありました。しかし最近では、パンツスタイルで働く女性もたくさんいます。パンツでもスカートでも、気慣れているものを選んで問題ありません。

ただし、丈感には気を配りましょう。

 

スカートは、椅子に座った時ひざが少々隠れるくらい、立った時はひざが完全に隠れるくらいの長さがベストです。

 

パンツは丈が長すぎて足元がくしゃっとならないように気をつけましょう。中でも、センタープレスが入れられるスラックス系のパンツは、きちんとして見えるので人気があります。

 

色は、ジャケットと同じように黒・紺・グレー・ベージュなど落ち着いた色がおすすめです。

 

スーツのセット以外をこれから購入する場合は、普段着でも着られそうなスカートやパンツを選んでおくと便利です。

 

カジュアルな服装で働ける会社でも、面接時にカジュアルすぎる服装は大人としての常識を疑われてしまうこともあります。

 

ジーパンやデニムスカート、ボーダーのシャツ、パーカー、スニーカーなど、カジュアルすぎるものは避けましょう。

 

しゅふJOBでお仕事をさがしてみる

 

インナーは清潔感のあるブラウスを

インナーは、清潔感を与えられる白いブラウスや、薄手のセーターなどにしておきましょう。

 

下着の色が透けない、しっかりした布地のものを選ぶことがポイントです。実は、スーツがかっちりしていても、インナーが与える印象は大きなものになります。

 

カジュアル過ぎないかや大きなフリルがたくさんついていないか、等気にかけてみてください。

 

胸元が大きくあいていたり下着が透けてしまうようなものも避けましょう。オススメは、シンプルなデザインは印象がよいものです。

 

また、「もうおばさんだから……」と黒のインナーに、黒のジャケット&スカート・パンツを組み合わせる方も多いのではないでしょうか。

 

ただ、全身黒のコーディネートは、陰気な印象を与えてしまう可能性があります。そこで、ジャケットとスカート・パンツの色が黒や落ち着いたグレーの場合、インナーは白や、薄いピンクやブルーなど、顔が明るく見えるようにすると好印象につながりますよ。

 

靴・鞄・髪型は、きちんと感を意識しましょう

服装が決まったら、それに合わせるカバン、靴、髪型も事前に確認しておきます。

 

カバンはスーツに合わせた色がおすすめです。例えば、黒や紺、グレー、茶色など、落ち着いた色がぴったりです。

 

サイズは、ビジネス用の書類がしっかり入るサイズのものにしましょう。

 

面接時に履歴書を持参する事も考えて、A4サイズの用紙を入れたクリアファイルを、そのまま折らずに入れられるものが望ましいです。

 

靴は3~5cmくらいのヒールのパンプスがベストです。ヒールが太めのものは歩きやすいですよ。

 

ストッキングはできるだけ肌色や、濃すぎない黒がおすすめです。カラータイツや柄やラメの入ったタイツ、網タイツは避けましょう。破れてしまったり、伝線してしまったりしたときのために、予備を1足持っておくと安心です。

 

事務所内は、土足厳禁・スリッパに履き替えるという会社もあるので、裸足で行くのもやめましょう。

 

髪は、清潔感重視で、できるだけまとめましょう。きれいにブローした形が無難だといえます。お辞儀をしたときに崩れてしまわないように、整えておけると望ましいです。

 

しゅふJOBでお仕事をさがしてみる

 

お化粧は派手過ぎず・薄すぎず

ノーメイクや濃すぎ・派手すぎるメイクはNGです。

 

また、50代のすっぴんは年齢を感じさせてしまいますし、真っ赤なリップや紫のアイシャドウなど古いメイクもおばさん感が出てしまいますので、すっぴんもNGです。

 

チークや口紅は特に顔の印象を左右するので、肌馴染みの良い色を選びましょう。

 

キーワードは「ナチュラル」です。 清楚で顔色がよく見えるように意識して、ナチュラルメイクをこころがけてみてください。もちろんですが、香水はNGです。ただ、デオドラントスプレーや汗拭きシートの香りは問題ありません。

 

また、アクセサリーは時計と結婚指輪以外は外していきましょう。高価すぎたり、ストーンでキラキラする時計はNGです。シンプルでスーツやジャケットに合うデザインのものを身につけましょう。

 

最近は、スマホがあるから時計を持ち歩かないという人もいますが、面接で受付に行く前に電源は落としておくことをおすすめします。面接中に、着信音が鳴って集中できなかった…となるのは避けたいですね。

 

衣服にかかる出費を抑えたい…

改めて振り返ると、就活にもお金がかかります。

 

働き始めたら給与がもらえるとはいえ、初期投資を抑えたい方も多いでしょう。スーツショップでそろえるとハズレがありませんが、しっかりしているぶん費用はかさみます。

 

ジャケットやブラウスはユニクロやしまむらでも手に入りますし、イオンなどの大型量販店でも安価に手に入りますよ。

▶50代に人気のお仕事を「しゅふJOB」で探す

 

50代の面接を成功させるポイント

面接では、”50代である強み”をアピールすることがおすすめです。

 

若い年代にはない落ち着きや経験の豊富さ・常識感、丁寧な受け答えをアピールしましょう。

 

「緊張してしまって面接は苦手…」という方も多いと思いますが、面接官も人間ですので準備をしっかり整えて落ち着いてコミュニケーションを取れば大丈夫です。

 

話を聞いてもらえる姿勢づくりなどコツがあるのでいくつかご紹介します。

 

いい印象を残すことを大切に。

コツを紹介するその前に…大前提として「いい印象を残すこと」を大切にしましょう。

 

面接は「誠実で、マナーが身についている人」と思われる行動を心掛けることが大切です。

 

面接は自分をアピールする場所=印象に残らねば、と考えて奇抜な回答をしたり、趣味の話を混ぜてたくさん自己アピールをする方もいます。しかし、過度な自己アピールは逆効果になりがちです。

 

もし仮に、あなたが面接官だったらどうでしょうか。奇抜な印象を持つ人よりも、周りの人と協力して安心してお仕事を任せられそうな好印象の人を採用したいと考えるのではないでしょうか。

 

マナーを守り、誠実な対応を心がけ「ああいい人が面接に来てくれたな」と思ってもらえるように気を配ってみてください。

また、面接官が意外と気にするポイントは以下の3つです。

 

・履歴書と面接時の発言に矛盾がないか

・面接に臨む姿勢として、遅刻をしたり連絡の返信が遅くないか

・自己主張が強すぎないか。協調性をもって仕事に取り組んでくれそうか

 

自己主張も職場によっては必要ですが、入社してから人となりはわかってくるものです。

まずは、第一印象を大切にしましょう。久しぶりにお仕事をする、というママパートさんにありがちな子ども関係のキャラグッズ、バッグ、シャツなどは避けて、大人らしいコーディネートで臨みましょう

面接のコツは、以下にもまとめています。

 

実際に面接を成功させるコツを見ていきましょう。

 

椅子に座るときは、少し浅めに背筋をのばす

椅子に腰かけるときは、背もたれにつかないように少し浅めに座ると姿勢がよくなります。

 

目の前に机があった場合でも、肘を置かないように気を付けましょう。

 

相手の目を見て、あいづちを打ちながら話をきく

面接時は相手の目をしっかり見ながら話をきいたり、相槌を打ったりしましょう。しっかり話を聞いていると相手に良い印象を与えられます。

 

また、自分が答えるときも、しっかりと相手の目を見て話すようにしましょう。真剣に熱意を持って答えているようすが伝わります。

 

「目を見ると緊張しちゃって…!」という方は、相手の鼻や、おでこ、眼鏡を見ることを意識してみてください。相手と気持ちよくコミュニケーションが取れることが大切です。

 

また、大切なことはメモをとると、面接後に確認しやすいですよ。

 

できる・できないは正直に

面接では、さまざまな質問をされます。その際、お仕事の内容で疑問に感じたことは、正直に伝えましょう。

 

また、できないことを「できます」と言ってしまわないことが大切です。無理なことを引き受けてしまい、後々トラブルになりかねません。自分の首を絞めてしまって、お仕事が大変になることもあります。

 

ただし、「今はできなくても少しずつ覚えていきたい」と前向きに考えているなどは、伝えましょう。

 

マニュアルに載っているような受け答えをする必要はありません。自分の言葉で、しっかり伝えることが大事です。

 

にこやかな表情で

表情も、にこやかさを心がけましょう。緊張をすると、笑顔を忘れてしまいがちです。

 

歯を見せない程度に、にっこりとほほえむだけでも印象は変わります。相手から「感じのいい人だな」と思ってもらいやすくなるでしょう。

 

笑顔がないと、自分もどんどん緊張していきます。まずは自分のために、にこっと笑ってみましょう。

50代に人気のお仕事を「しゅふJOB」で探す

 

面接前に準備しておきたいチェックリスト

面接前にチェックしておくことは以下の4点です。

 

・履歴書の内容を確認

・先方の企業について確認

・持ち物の確認

・面接時間の確認

 

履歴書の内容を確認

「どうしてこの企業に応募したのか」といった志望動機や自己PR、趣味の欄などにて自分が書いたことをきちんと確認しておきましょう。

 

あわせて、想定される質問をいくつか書き出しておくと安心です。書き出した後は、どのように答えるのかもあらかじめ考えておくことで面接当日落ち着いて話をすることができます。

 

先方の企業について確認

どういう業種か、テレビCMはどんなものをやっているか、などを把握しておきましょう。事前に把握しておくことで、質問されたときに無理なく回答できるので、面接でも好印象を与えることができます。

 

また、もしお勤めするとなった時の仕事内容や勤務時間など、こちらから聞いておくべきことがないかも確認できます。そのため、こちらからの質問事項も事前にまとめておきましょう。

 

しゅふJOBでお仕事をさがしてみる

 

持ち物を確認

履歴書・職務経歴書など応募書類が必要な場合、忘れないように気をつけましょう。特に履歴書の写真の貼り忘れには注意してください。

 

メモをとれるよう、筆記用具やノート、手帳もすぐに取り出せるようにしておきましょう。

 

また、意外と忘れやすいのがお化粧品です。緊張で汗をかいてファンデーションがどろどろにならないよう、化粧直しができる道具を持っていくと安心です。

 

ハンカチやティッシュ入れなどは、キャラクターものや派手な色柄のものは避けましょう。

 

企業側から指定の持ち物がある場合は忘れないようにしましょう。印鑑や企業指定の質問用紙の記入など、企業によって様々です。

面接時間を確認

当たり前ですが、面接時間を守ることは極めて大切です。普段外出しなれていない方は、交通ルートを確認しましょう。

 

目的地までどの電車に乗って、どれくらいの時間がかかるのか、確認しておくと安心です。事前にルートと所要時間を確認しておき、余裕を持って5分前くらいに着くようにしましょう。

 

また、あまり早く着きすぎるのも考え物です。面接官も、仕事の合間に面接をしてくれているので、仕事に差し支えてしまう可能性もあります。

 

50代に人気のお仕事を「しゅふJOB」で探す

 

パートの面接で聞かれる質問と回答集

最後に、面接のときに聞かれたら回答する内容の準備をしておきましょう。

 

主婦のパート面接では、「家庭とのバランスについて」と「突発休のリスクについて」必ずといっていいほど聞かれます。

 

こういった質問に対して、どのように答えたらベストなのでしょうか?

ブランクが長い場合の家庭とのバランスについて


・OK回答例

「出産や育児、介護など家庭の事情で、やむなく一時仕事から離れましたが、働きたい気持ちは強く持っていました。」

 

・NG回答例

「育児(家事/介護)をするのに精一杯だったので主婦業に専念しました。」


 

全くNGということではないのですが、面接官によっては「今回採用しても、また生活のバランスが変わったら精一杯になって退職してしまうのではないか?」と思われてしまう可能性があります。

 

・働きたいと思ったきっかけ

・子どもの体調不良時の対応方法

・家族の介護についての対応策をどのようにしているか

 

など、整理して伝えられるようにしておくと安心です。

 

「子どもは今小学2年生です。昨年1年間は1度だけ風邪で学校を休みましたが、それ以外は休まず通っています。普段から体調管理には人一倍気をつけていますが、もし急な体調不良でお休みを頂く場合、最初は私がお休みを頂いて面倒を見なくてはいけなくなります。3日以上長引きそうな場合は夫と交代で看護する予定です」

 

など、具体的に想像ができる説明があると面接官の検討も前向きになりやすくなります。実際、働き始める前に家族と対応策を考えていてよかったという声がありました。

 

事前に家族と相談し、看護・介護時の対応方法を決めておくことで働き始めた後もどうすべきかスムーズに家族と話ができて、負担が少なかったそうです。

 

子どもの突発的な病気について


・OK回答例

「病児保育、ファミリーサポート、祖父や祖母・夫や兄弟など、頼る先を複数確保しています」

 

・NG回答例

「私しか世話をする人がいませんので、お休みをいただくことになります。」


「共働き家庭でNGのような回答しかできないんだけど…」と途方に暮れてしまうかもしれませんが、できるだけ対策を考えて準備をしているんだという姿勢を示しましょう。

 

子供が小さい場合は突発的な病時の対応は必ず考えておく必要があります。また、子どもが大きくなってきたからこそ出てくる欠勤リスクもあります。

 

例えば、子どもが受験の時はどうするか、進学したら働く日数時間を増やしたいか、など子どもの年齢や状況によって検討するべきことが変わります。

 

主婦のパート採用で、採用担当者から最も懸念されることは「仕事に責任をもって取り組んでもらえるのか?」ということです。

 

必ずしも上記のように答えてはいけない、ということではありません。採用する側としては「家事が優先・休むのは当たり前」という考え方の人は周りの人と協力して仕事をしてもらえるのか懸念に思われてしまう可能性があります。

 

あなたを採用することで、仕事が滞らずスムーズに進むか、チームに負担がないかを考え、採用判断をします。

そのため、「仕事をする以上は、社会的な責任が発生している」ということを意識しながら面接に臨むことも必要です。

 

まとめ

「もう50代だから…」と年齢を気にされる方もいますが、50代である強みもたくさんあります。

 

面接は、その自分の強みをアピールする場にもなりえます。準備をしっかりとして、自信を持って臨んでみてください。

 

これからお仕事をしていきたいと思う熱意をしっかりと伝えましょう!万全の態勢で臨めば、きっといい結果が待っていますよ。

 

同年代と働こう!「50代・60代が活躍中」のお仕事特集|しゅふJOB

あなたにおすすめの記事
50代の再就職のメリット、おすすめの仕事とは?

しゅふJOB
しゅふJOB

この記事を書いた人

しゅふJOBナビ編集部

twitter

しゅふJOB