新型コロナの影響で保育園に通えない場合、復職のタイミングはどうする?コロナ対策がされている職場を探すには?<お仕事復帰>情報まとめ
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子育のこと
「新型コロナウィルスの影響で、自粛要請があって保育園に預けられない」
「育休を終えて復職予定だったけど、感染リスクが心配だから、預けたくない…」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、政府の発表をもとに
・保育園に通えない場合はどうする?
・保育園に通わせたくない場合は、どうなる?
・コロナ対策がされている職場を探すには?
など、「お仕事復帰」について、ご紹介していきます。
※この記事は「【随時更新】新型コロナウイルスの影響でパートがお休みに! 休業補償・助成金や給付金・感染対策など、知っておくべき情報をまとめました」の記事が長くなり読みにくくなってしまったので、分割してまとめなおした記事です。助成金・休業手当・給付金などお金に関わる記事はこちらから、コロナウイルスの予防・対策についてはこちらからご覧ください。
もくじ
復職予定だったのに…保育園へ通えない場合はどうしたらいい?
この春から子どもを保育園に預けて職場復帰を考えていた方も多いのではないでしょうか。
緊急事態宣言を受けて、市区町村などから「保育園の登園を自粛するように」と要請を受けたケースも出てきています。
また、医療従事者やライフライン関連の事業従事者は保育園に預けられるが、リモートワーク等で親が在宅している場合には子どもは自宅でみてほしい、と預けられないケースも出てきました。
この場合は育児休業を延長することになると思いますが、預けられない場合/預けたくない場合は、どうしたらいいのでしょうか?
市区町村などから「登園自粛の要請があった」場合
自治体から「登園を自粛するように」と要請があった場合です。
まずは事業主に相談しましょう。子どもの年齢に合わせて対応が変わってきます。
▼子どもが1歳未満の場合
復職前・育児休業中であれば、理由を問わず、1回だけ育児休業の終了予定日を変更することができます。
※最長1歳まで。両親がともに育児休業をする場合は一定の要件を満たせば最長1歳2か月まで変更が可能です。
▼子どもが1歳、または1歳6か月になる場合
引き続き育児休業をしたい場合、1歳からであれば1歳6か月まで、1歳6か月からであれば最大2歳までの育児休業を申し出ることができます。
※1歳未満の場合同様、繰り下げ変更の申し出が可能です。
▼すでに一度復職している場合
育児休業からすでに一度復帰している場合でも、再度の育児休業を申し出ることができます。
※最長1歳まで。両親がともに育児休業をする場合は一定の要件を満たせば最長1歳2か月まで延長が可能。
法令上は、1か月前までに申し出ること、となっていますが、事業主・労働者で話し合って調整していくことになります。
市区町村などから登園自粛の要請はないものの、感染が心配なので子どもを預けたくない場合
自粛の要請はされていないものの、感染リスクを避けるために子どもを預けたくない…と考えている方もいらっしゃると思います。
この場合でも、復職前・育児休業中であれば、理由を問わず、1回だけ育児休業の終了予定日を変更することができます。
※最長1歳まで。両親がともに育児休業をする場合は一定の要件を満たせば最長1歳2か月まで。
法令上は、1か月前までに申し出ること、となっていますが、事業主・労働者で話し合って調整していくことになります。
「要請があったとき」との違いは、
①育児休業から一度復帰している場合に、再度育児休業を取得する
②子どもが1歳、または、1歳6か月になるときに引き続き育児休暇を取得する
については、育児・介護休業法上の要件を満たさないため、申し出ることができません。
参考:厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A(労働者の方向け)
求人数は増えてる?減ってる?/求人募集のトレンド
諸外国での「失業率」のニュースが連日のように報道されています。
日本でも、不要不急の外出自粛要請や緊急事態宣言が続き「仕事を探しても募集していないのではないか…」という疑問の声をいただくことが増えてきました。
そこで主婦・主夫向け求人サイト『しゅふJOB』では、緊急調査を実施。
求人トレンド・応募トレンドについて調査しました。
緊急事態宣言中の求人・応募トレンドについては、
・オフィスワーク(一般事務、データ入力/経理・人事など)の募集が減少
・フード、飲食業界のお仕事が減少
などが減少傾向ということがわかりました。
ただし、飲食業界の中でも、ホールキッチンや居酒屋の求人が減っているのに対し、キッチンスタッフの募集の減少率はとどまっています。
求人募集・求職者のトレンドについては下記に具体的にまとめています。お仕事を探される方はぜひご活用ください。
コロナ対策をしている職場を探すには?
手前味噌ではありますが、求人サイト「しゅふJOB」では新型コロナ対策タグが誕生しました。
求人情報情報ページに【検温を実施している】【定期的な換気を実施】など
どのような対策をしているか?の情報が表示されるようになったのでぜひ活用してみてください。
【しゅふJOB】(※6月末からの取り組みのため、タグ付き求人を増やし中です…!早く増やせるように一同頑張ります!)
また、この取り組みは、主婦1000人に回答いただいたアンケート調査がもとになっています。
アンケート結果はこちらでも公開しているので、よろしければお読みください。コメントでは
・きちんと対策している会社なら安心して仕事出来そうだし、信頼性もあると思います。
・自分が万が一保菌者だった場合、周りに感染させるリスクを下げたいので、最低限これなら自分も対策できるし、会社もできることだと思う。
・新型コロナへ対策をしていることは、わかる情報は全て知りたい。
・感染が怖いので記載項目が多いほど安心感がある。その他にも独自の対策があれば記載していただきたい。
など、コメントも寄せられています。
まとめ
緊急事態宣言・一斉休校で、子どもとずっと家にいた、というご家庭も多かったのではないでしょうか。
まずは、予防を第一に。感染したかもしれないときの「対応方法」を考えておくことで、いざという時にも安心して過ごせます(予防・対策についてはこちらから)
新型コロナウイルスの完全な収束は、まだまだ見えない状態です。
感染予防を心掛けながらも、子どもと自分の将来のためにもお仕事を探したい、という方は、求人情報にコロナ対策が記載されているか?をチェックしてみてください。
もし求人情報に記載されていない場合、面接で質問してみるのもオススメです。
これから採用シーズンを迎えますが、今回の事柄によって、在宅業務(テレワーク制度/リモートワーク制度)の導入や、一部在宅勤務を活用して輪番出勤にする企業も多く出てきました。
この機会こそ、本当にあなたが働きやすい会社や仕事を探すチャンスかもしれません。
感染症や災害があっても安定して収入を得るためには?仕事をする目的は? 見直す機会にしてみてはいかがでしょうか。
在宅・テレワーク・お休み相談がしやすい職場を探すには?
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コロナ影響による「一斉休校」子ども・学業への影響は?
2月27日(金)安倍晋三首相により、”3月2日から春休みまでの休校要請”が表明されました。
文部科学省の調査によると、市町村立の小学校は98.8%が休校。市町村立の中学校・都道府県立の高校は99%が休校、国立の小・中・高は100%が休校しています。
一方、栃木県、群馬県、埼玉県、京都府、兵庫県、岡山県、島根県、沖縄県の計399校では休校が見送られています。私立学校については、東京都以外の小学校は89.9%、中学校が91.7%、高校が92.8%の休校となりました。
幼稚園・保育園・学童は一斉休校の対象外
幼稚園、保育園、学童保育については一斉休校の対象外となりますが、休園を実施をしている園もあります。
園児・職員が新型コロナウィルスに感染した場合や、地域で感染が拡大していると自治体が判断した場合には、臨時で休園になることがあります。(これに関しては、例年の季節性インフルエンザと対策は同様です)
また、今回の一斉休校によって学童を利用することになる場合、保護者に学童の負担額は求めない、とされています。
子どもたちの勉強遅れが心配。進級・卒業ができなくなる心配はある?
政府からの通達や要請を受けて、学校・教育委員会が判断していくことになります。3月3日から、文部科学省より臨時休校の期間中に学習をサポートするため、プリントや教材を活用した家庭学習などの対応が依頼されました。
あわせて、自宅で活用できる教材や動画を紹介する「子供の学び応援サイト」を文科省のホームページに開設しています。また、進級・卒業については、不利益が生じないように配慮する、とされています。
子どもたちの運動不足が心配。外に出てはいけない?
文部科学省は「屋外での運動や散歩を妨げるものではない」という見解を、全国の教育委員会などに示しています。
たとえば、日常的な運動(ジョギング、散歩)や、遊び(縄跳びやブランコ、滑り台など)を安全な環境のもとで行ってほしいとしています。
もちろん、人が密集する場所での運動をしたり、不特定多数の人が共有する器具を使うなど、感染拡大につながることは避けるなどの配慮は必要になるでしょう。
ずっと家の中にいると、子どもたちは飽きてしまって怪獣化していきますよね。
2メートル以内に人がいない屋外など換気がシッカリされている状態で遊ばせたり、帰ってきたら手洗いうがいをしっかりするなどを機にかけながら、息抜きをするようにしている方もいらっしゃるようです。
ご夫婦ともにリモートワークをしている方は、どんな工夫をしているのでしょうか。
下記の記事では、リモートワークをスタートしている方の体験談をまとめています。随時更新していくので、よろしければご覧ください。回答も募集しています。
「緊急事態宣言」で休校措置は変わる?
3月13日、参議院本会議にて、新型コロナウィルスの感染拡大に備える改正新型インフルエンザ等対策特別措置法が可決・成立しました。これによって、首相の判断で緊急事態宣言を出すことができるようになり、実際、4月7日に緊急事態宣言が出されました。
緊急事態宣言が出されると、どのようなことが起きるのでしょうか。
具体的には、都道府県知事によって
・外出を自粛するよう要請をする
・学校、保育所などの休校措置を要請する
・公共の施設の管理者に対して施設の使用制限や使用停止を要請する(医療施設にするための土地・建物の強制使用)
・イベントについても開催の制限・停止を要請できる
・医療品や食料品の収容・保管命令
などができるようになります。
これによって、私たちの暮らしはどのように変わるのでしょうか。また、変わらないのでしょうか。
緊急事態宣言についてはこちらにもまとめています。
新学期、開始!居住市区町村により学校再開/休校延長が分かれることに
学校再開については、自治体ごとに休校延長・再開をすることが発表されました。荻生田文部科学省大臣の4月2日の会見では、
・登校日を設定する・ICT活用などをすることで休校中の生徒にも教育の差が出ないよう努めること
・再開をした学校・休校を決めた学校に所属する生徒の間で学習の差が開いたとき、受験生などの不利益にならないよう大学などとも調整をして試験などについて方法を検討していきたい
などの説明がされています。
また、教育実習は例年6月に実施されていましたが、臨時休校に伴い教育実習の実施は秋に変更になる可能性があること、卒業が近い年次の学生を優先して実習に参加できるようにすることが伝えられました。
東京都ではゴールデンウィーク明けまで休校
4月1日、東京都教育委員会により東京都立学校の臨時休校を5月6日まで延長することが決定されました。以降、段階的に登校日を設けて対応をしています。
休校期間中の登校日については別途通知がされており、週1日全校生徒が登校する学校や、曜日・時間帯を学年ごとにずらして登校する学校などさまざまな対策がされているようです。
学校をはじめ学習塾などの施設の使用制限、美術館や博物館など都立施設についてもゴールデンウィーク明けまでの休業と発表されています。
小池知事の会見についてはこちらに全文が記載されています。