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夫に家事をしてもらうには?「ありがとう」よりも気持ちを伝える言葉・NGワードとは

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人間関係のこと

「ちょっと!手伝ってよ!!」

ついつい口から出てしまうこのセリフ。言わなきゃわからないのかな?子どもと結婚したんじゃないんだから!なんて頭をよぎることも……

自分も仕事や家事、子どもの世話、学校や園のことや人間関係、親の付き添い…やることが幅広く、猫の手も借りたい状態なのに一番近くにいるあなたは家事くらいできないの?!と思ってしまう事、ありますよね。

大切な人生のパートナーだとはわかっていても、イラっとするものはするもの。

人を変えるのは難しいことですが、自分を変えることはカンタンです。ちょっとした工夫で、ストレスがちょっぴり減りますよ!

今回は、共働き夫婦が笑顔になるためのポイントをご紹介します。

 

よくありがちな、思わずイラッとする夫の言動とは?

こんな声が集まりました。

・「出がけにゴミ、捨てて行って!」とお願いしたら、まとめてあったゴミだけ出して、家中のゴミ箱はいっぱいのままだった。。。ほんとに持っていくだけ?

・夫が子どもを保育園に送る役割を担うことになったのは良かったものの、子どもの朝の支度はフォローなし。着替えさせたり、持ち物を持たせたりでバタバタしているのを横目に「早くしてよ!」なんて信じられない夫の言葉にイラッ。

・子どもをお風呂に入れるくらいしかしていないくせに、イクメン気取りでムカッ。お風呂上りのお世話までやって!

・子どもが風邪を引いてこっちは大変なのに、夫は深夜、しかも酔っぱらって帰宅!「何か食べるものある?」って……イライラ。

 

子育ては夫婦でするはずなのに、どうして私ばっかり……と、モヤモヤしたことも1度や2度ではないかもしれません。

夫婦の思いがすれ違ってしまう背景には、男と女では脳に違いがあるからという説があります。

例えば「これ(ゴミ)捨てておいて!」と、言われたとき

女性は「ゴミを出す=ついでに家中のゴミ箱をからにして全部捨てよう」と、関連づけて考える人が多いようです。

男性は言葉通りに受け取りがちな人が多いようです。そのため、言われたゴミだけを出した!=任務完了、と判断するのです。

お互い相手に対しての悪意はなく、むしろ相手のためを思ってやっている行動がイライラの原因になってしまうことは残念です。

夫自身がみずから「考え方が違うのか!」と気づいて行動を変えてくれれば良いのですが、なかなかそうはいかないものです。

先輩主婦たちは、どうやって家事を手伝ってもらう工夫をしているのでしょうか?

 

ガサツな夫には「工夫」でカバー!

あるご夫婦は、日々の家事や子育ての内容を箇条書きにしたものを見ながら、話し合ったそう。

紙に書き出す=視覚化することで、日々の家事や育児でしなければならないことにどんなものがあるのか、現状の役割分担の偏りについても、客観的に認識を一致することができます。

その上で、「これとこれはやってもらえたら、かなり助かるんだけど」と提案すれば、夫も納得しやすい他、何をしたらいいのかも具体的にわかり、理解しやすくなります。

視覚化する時は「ゴミ捨て」と一言で済ませるのではなく、

ゴミ捨て:各部屋のゴミを集める
    ゴミ箱に新しい袋をセットする
    ゴミの分別
    ○曜日の朝、燃えるゴミを出す

といった感じに、タスクを分解して書き出すと良いでしょう。

 

役割分担は長い目で考えてみて

役割分担の割合としては、理想は5:5といきたいところ。

ただ、今まで家事や育児の1割くらいしかやっていなかった人に、いきなり4割・5割を担わせるのは急に負荷がかかって喧嘩になったり、ハードルが高くなってしまいます。

第1段階としては、今が1割なら、まずは2割を目指すくらいで。

その役割分担に慣れてきたら、さらに新しい役割を担ってもらうようにしましょう。

気がついたら夫の家事&育児参加が増えていた!という風に、長い目で考えると負荷が増えにくいですよ。

 

夫が得意なことを中心に手伝ってもらいましょう!

夫が得意なことを中心に役割を担ってもらうよう、配慮することで解決しているご夫婦もいます。

あるご夫婦では、子どもの習い事を見極めるのが上手な夫に、どの教室に通わせるかの決定権を委ねているそう。

実際に夫が選んだ教室は、どれも子どもが喜んで通うところばかりで関心したのだとか。

また、料理は苦手だけど掃除は得意という夫に掃除担当になってもらったら、自分が掃除するよりも短時間でキレイになり、感動したという声も。

得意なことなら、やる方も楽しく取り組めるほか、自然に感謝や褒めることもできますよね。

徐々に夫のモチベーションを上げるという効果も。まさに一石二鳥?

 

夫への「NGワード」に気を付けて!

家事をしてくれない夫につい文句を言ったら「お前より俺の方が稼いでいるんだから!」「俺だって頑張ってる!」と返ってきた!

こうなると、夫婦喧嘩は避けられません。

主婦の立場からするとつい口に出てしまいそうになるけれど、言ってはいけないこともあります。

「NGワード」をチェックしておきましょう!

 

「これもついでにお願い」…ひと仕事終えた夫が「〇〇終わったよ」と報告にきたとき、「ついでにこれも」と頼みたくなってしまいがちですが「ついで」の言葉がイライラの種に。ついでではなく、これとこれもお願い!と具体的に伝えるよう心がけましょう。

「そのままにしておいて」…中には「余計なことを!」と思う時もあるものですが、良かれと思ってせっかくやろうとしている人にとっては余計なことかどうかわかりません。説明が面倒になり「私がやるからそのままにしておいて」と言いたくなってしまいますが、「ありがとう。でもここは私がやるから、あなたはあっちをお願い!」と言った風に言い方をかえてみましょう。

「やればできるのね」…自分が言われたら嫌だと思う人が多いと思うので、あまり口には出ないかもしれませんが… 夫を褒めているつもりの言葉でも家事ができることが当然と思っている夫には「バカにされた」ととらえられることも。素直に「すごい!」「さすが!」「やるじゃん~」などにとどめましょう。

「これはこうして、次はこうして」…事細かに指示をし過ぎると、まるで「命令されている」と思ってしまうことも。うるさいなぁ、と聞く耳を持たなくなってしまうかもしれません。一度お願いしたら、後は全部任せしちゃいましょう。

「○○さんの旦那はよくやってくれるんだって」…他人と比較され批判されるのは、誰でも嫌なもの。どうせなら「○○さんの旦那は手伝ってくれないらしいわ。でもウチは違うね!」と言われたほうが気持ちが良いのではないでしょうか。

 

感謝より気持ちを伝えて夫も主婦もモチベアップ!

「俺が家事をやってあげてる」「面倒だから適当にやっておこう…」

そんな思いを抱きながら家事をしている夫には「ありがとう」という言葉より効果的な言葉が。

それは「家事をやってくれて嬉しかった」「助かっちゃった!」という感情を言葉にすることです。

誰でも「役に立っている」ことを実感するのは、気分がいいものです。

繰り返すうちにどうしても言われて当たり前になってしまう感謝の言葉より、その時の感情や感動といった心の動きを素直に表すことで、夫だけでなく、あなた自身も新鮮な気持ちになれる効果もあります。

「重い荷物を持ってくれて助かった!あなたが運ぶとあっという間ね。また重いものを運ぶときは頼りにしていい?」

「今日のカレー、おいしかった!こんな味付けもあるんだね。また作ってよ!」

そんな言葉を心掛けてみましょう。

「やってやったのに!」という反応より「これくらいなら頼んでよ」と受け止めてもらえたら。ちょっぴりストレスが減るうえに、夫婦の絆も深まりますよ。

 

まとめ

忙しそうなあなたを見て、あなたを助けたい気持ちはあるのに気づけない・行動できない夫は、多いものです。

「何か忙しそうだけど…邪魔になってしまうかな」

「手伝うにしても、具体的な方法がよくわからない」

「そんなこともわからないの、と呆れられたくない」

と段々手がだしにくくなってしまうこともあるようです。

気がきく女性だからこそ、先に気づいてしまって不満がたまる、ということもあるでしょう。

ここでご紹介した方法を実践し、お互いに、家事や子育てを楽しめる毎日にしていきましょう!

 

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