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自分だけ忙しい?パートの「頑張り損」について考えてみた

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おしごとのこと

仕事ができる人や、頼みやすい雰囲気の人に仕事が偏っていく、という話はよくあるもの。

「〇〇さんは仕事が早いから、これも頼もうかな」と、気軽に依頼されることもあります。

その一方で、「自分ばかり仕事量が多い……忙しすぎる!」と不満を抱えている人もいます。

そこで今回は、

・自分ばかり忙しいと感じた経験がある主婦の声
・頑張り損により起こるデメリットは?
・頑張り損だなと思ったときの対処法

の3点から、パートの頑張り損について紹介します。

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自分ばかり忙しいと感じた経験がある主婦の声

まず初めに、自分ばかりが忙しいと感じた経験がある、主婦の生の声をご紹介します。


「他の人は定時で帰っているのに、私ばかりが残業・・・」

「育児や家事を理由に、他人の仕事を押し付けられた」

「周りはおしゃべりばかりで、手が動いていない」

「頼みやすいからってだけで上司から仕事を押し付けられている気がする」

「自分だけ忙しいのが当たり前になり、感謝も評価もされない!」

「やれることを頑張ってるだけなのに、自分だけが頑張りすぎている…ってこと?」


人より多く仕事をしたことで、給料や評価が大きく上がるのであれば、モチベーションを保つこともできます。

ですが、残念ながら、時給や待遇に大差がないことがほとんどのようです。

ひどい場合は、サボりがちな人の方がパート歴が長いこともあって、自分より時給が高かった、なんて話も珍しくありません。

こんな状態が続くと、真面目に頑張りたくないと感じてしまうのも仕方ないのかもしれません。

頑張り損により起こるデメリット

実際に頑張り過ぎの状態が続くと、以下のようなデメリットが出てきます。


◆心身で疲弊、思考がネガティブになりがち

「あの人が仕事できないから、私が忙しくなってしまう」と、人のせいにしたり、いらいらすることが多くなるなど、マイナスな言動が増えてしまうこともあります。

かつ、そんな言動をしている自分が嫌になり、自己肯定感が下がったり、自信を喪失するというデメリットが考えられます。周りを変えるのは至難の業。

人を変えるより自分が変わるほうが遥かに労力が少なく、かつ早く改善できます。

◆疲れ切るまで「いい人」を演じてしまう

人の分まで率先して、一生懸命頑張る自分を期待されていると思い込み、無理に「いい人」を演じたり、「いい人」から降りれない状況に陥ることもあります。

周囲がその状況を察知して、改善できるよう協力してくれればいいのですが、それはあまり期待できません。


改善の見込みが立たない状況が続くと、自分のやりたいことが見えなくなってしまったり、諦めの気持ちが強くなり、新しいことへチャレンジする意欲が低下することも考えられます。

人より多く仕事をすることは、「経験が増える」「短期間でスキルが磨かれる」「信用が高まる」など、良いことも多いのですが、度が過ぎるとデメリットが生じかねません。

 

頑張り損だなと思ったときの対処法

頑張り損だなと思ったときの対処法をご紹介します。


ステップ1:体を休める・リフレッシュする

◆体を休める

休日はとにかく休息したいと感じているなら、体力エネルギーが枯渇している証拠。家族と相談して、ゆっくり体を休めると良いでしょう。

◆気分をリフレッシュする

休日は、お出かけしたり、趣味に興じたい!と感じているなら、体より心が疲れているのかもしれません。積極的にリフレッシュして、心のリフレッシュをすると良いでしょう。

これだけでも、かなり前向きになることができます。ただ、根本的な問題解決しないと、また疲弊することになるかもしれません。

 

ステップ2:モチベーションを維持する

◆自画自賛で自己肯定感をアップ!

頑張り損と考えると、誰かに認めてもらいたくなるものです。

ただ、他人からの評価でモチベーションを上げる方法は得策とは言えません。

なぜなら、他人の考えは、自分の努力でコントロールすることが難しいからです。

そこでおすすめなのが、自分で自分のことを褒める方法。

毎日、小さなことでもいいので、出来たこと、こだわったことを見つけて、頑張っている自分を褒めましょう。

 

ステップ3:打ち明ける

◆相談力を磨き、ひとりで抱え込まないようにする

頑張り損状態に陥る人は、総じて真面目な人が多い傾向があります。

真面目であるがゆえに、自分さえ頑張れば、と考えてしまいがち。

結果、ひとり抱え込んでしまうことになりかねません。

もし、仕事量が多いなと感じたら、自分の仕事を書き出し、それをもとに上司に相談してみましょう。

文字にすることで、上司も具体的な仕事量を掴みやすくなり、具体的な対策を考えやすくなります。

 

それでも変わらなければ?自分の働く目的と、労力の割合を考えてみよう

対処法をひととおりやってみたけれど、やっぱりダメ…という気持ちになった時、「働く目的」と、「自分の労力の割合」について考えてみることをおすすめします。

働く目的は人によって様々。生活費を増やしたい、であったり、子供の教育費や趣味にかけるお金を稼ぐため、生活に張りをもたせるため、社会とのつながりをもつため、家庭から離れて一人の個人として働くため、リフレッシュのため…など、いろいろな理由があると思います。

しかし、自分ばかり仕事を任されて損している…と思うほど、パートがストレスになってしまうと、元も子もありません。

おそらく、自分の持てる労力のうち100%に近いものを仕事に費やして、精神的にも身体的にも疲れ切ってしまっているのでしょう。

このようなときは、一度、生活に対する労力の割り振りを見返してみましょう。

まず試していただきたいことが、「今の自分がどんな割合で時間や労力を費やしているか?」を書き出してみることです。

さらに、「理想とする労力の割合がどれほどか?」も書き出してみてください。

具体的に例えると、以下のようになります。


(左:現実、右:理想)
「仕事をする自分」  70%→40%
「親としての自分」  15%→20%
「家事をする自分」  10%→20%
「妻のとしての自分」 4%→10%
「余暇を楽しむ自分」 1%→10%


こうして、今の自分の現状と理想を俯瞰することによって、今の自分は何をしすぎていて、何ができていないのかを客観的にとらえることができます。

また、本当に必要なことは何か、やらなければならない事は何か、整理ができるようになります。

この整理の仕方は、下記にもまとめています。

 

仕事で疲弊しきっているのならば、一度自分の現実を振り返ってみましょう。

必要以上に頑張りすぎず、度を超えた仕事の量を任されそうになった時にできるだけ断る、たまにはだれかに仕事をお願いしてみる、という選択肢もあるかもしれません。

また、理想のバランスになるように、働き方を変えるという手もあります。

就業する日数・時間を変えたり、通勤時間が変わることで理想のバランスに近づけることもあるでしょう。

まずは、現在のペース配分を知り、適切な対処法をとることが大切です。

 

まとめ

一生懸命仕事を頑張っても、なかなか認めてもらえないなら「損をしている」と感じてしまうのは、自然な流れです。

心身のバランスを崩すほど頑張るのは本末転倒ですが、多くの仕事をこなすことは、能力の伸びしろや可能性を広げ、スキルアップに繋がることも事実です。

中長期的な視野を持ちつつ、明らかに仕事量が多いなと感じたら、上司に相談しながら働きやすい環境を自ら作って行きましょう。

 

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