【しゅふ川柳2025 審査員インタビュー】 キンタロー。さんに聞く！「子どもって、最高の相棒なんです」
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しゅふ川柳
【しゅふＪＯＢプレゼンツ しゅふ川柳2025 審査員インタビュー】
キンタロー。さんに聞く！「子どもって、最高の相棒なんです」
しゅふ川柳2025の審査員として登場したのは、お笑い芸人であり母でもあるキンタロー。さん。
「子どもは最高の相棒！」と語る彼女が、しゅふ目線で選んだ入賞句とは？
家事育児のリアルな葛藤や、笑いと共感あふれるエピソード満載のインタビューです。
■プロフィール■
キンタロー。（女性芸人）
愛知県岡崎市出身。社会人経験を経て、お笑いの夢を追い2011年に松竹芸能養成所へ特待生として入学。2012年に松竹芸能に所属し、同年「とんねるずの細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」に初出場‧初優勝。前田敦子さんのモノマネで一躍注目を集め、R-1グランプリ決勝進出、「行列のできる法律相談所」では最優秀賞を受賞するなど、多方面で活躍。
その後も幅広いモノマネレパートリーを武器に、バラエティ番組やイベントに出演しながら、結婚‧出産を経て2児の母に。2024年春、12年間所属した松竹芸能を卒業し独立。エンターテイメントを通じて、人々に笑いと幸せを届ける活動を続けながら、人材育成にも力を入れている。
【インタビュー】キンタロー。さん
「私にとって子どもは”最高の相棒”」
しゅふ川柳 2025の審査ありがとうございます！まずは「はたらく」部門の1位に「寝る直前 明日ぞうきん 早く言え」この一句を選んだ思いを教えてください。
この句、まさに！！って感じました。ほんと、なんで直前に言ってくるんでしょうね！怒
ぞうきんって、買うにしても作るにしても本当に大変なのに、その大変さに理解とか思いやりはなかなかないという（笑）
イラっと感が凝縮されてるなって思いました。
それと2番目に「家庭内 無償化するな 家事育児」、これを選ばせていただいたんですが
多様性の時代、夫も妻も働いている時代になっても「家事は女性がやって当然」とか、
昔の考え方が根強く残ってるなあと思うことが時々あります。これは、男性だけでもなく、女性もそう思っているよ言うに感じますし、
多様性の時代ですから、共働きで夫も、妻も、働いている時代だからこそ、こういう考えを変えていけたらいいですよね。
それと…はたらく部門では、「助け船 欲しい時には 船はなし」、これも選ばせていただきました。
「手伝うよ～」って言うのは気軽なんだけど、「今！今すぐ助けが欲しい！」ってときに助けてもらうのって難しいし、
間に合わなかったりしますよね。手伝う側も準備が必要だから仕方ないんだけど。
実は…今まさになんですけど、今日実は、メイクさんと衣装さんをお願いするの忘れてて。
今日になって気づいても、さすがに助け船…来れないじゃないですかって。ピンチでした（笑）
まさかのタイムリーな共感、ありがとうございます（笑） 続いては、家計部門で選んでいただいたものを発表してください。
はいっ！
1位に選ばせてもらったのは…「副業で 稼いだ金すら 税金に」。
シンプルに、税金高っつ！っていう思いです笑
自分で汗水たらして流して稼いだお金なのに、結構な額が持っていかれちゃう…
やる気なくなっちゃう時もありますよ～～。頑張ったら頑張っただけ引かれちゃうんじゃなくて、
その分潤ってくれたらいいのになって。そしたら家計も助かるのに。私だけでなく、皆さんもそうですよね？？
という思いを込めて1位にしました！
続いて2位に選ばせていただいたのは、「無償化が 決まる頃には 対象外」という一句でした。
国の制度が変わりますよ、無償化になりますよ、補助金が出ますよ、という時期に、
自分や自分の子供が対象外だとがっくり来ますよね。もうちょっと早ければ…！
という思い、何度もしてきましたね。
「これ、当てはまっている人いるのかな！？」って思っちゃうくらい（笑）
最後に「キャベツ見て ほうれん草を見てもやし買う」を選ばせていただきました。
キンタロー。さんは、ご自身でお買物もされるのでしょうか？
めっちゃ買い物しますよ！次女がブロッコリー好きなんですけどね。
野菜の値段、すごく高くなりましたよね～。もやしは安くて安心だけど、あれってほぼ水分だよな…と思ったり。
「値段の高い野菜売場をさんざん見て、最後はもやしに落ち着く」というのは、よくわかるな～と思って選びました。
最後は…「母の日」「父の日」部門です。ママでもあり、娘でもあるキンタロー。さんはどの作品がぐっと来ましたか？
いや…どれも素敵な川柳ばかりで悩みましたよ。わかる～～ってものからこれ、私だ…みたいなものまで、皆さんすごいですよね！
1位に選ばせていただいたのは、「母の日を 家で祝えば 家事残る」です！
私の母もよくそう言ってたなぁと思い出しました。
「色々やってくれるのはありがたいけど、結局最後は大変になるから、やらなくていいよ」って（笑）
それが今になってようやくわかる感じです。
良かれと思ってやってくれるんだけど、結局後片付けをするのは自分になっちゃう、っていう。
時代が変わったのに、ここは変わらないものなんですねぇ。
第2位は「反抗期 終わりを告げる 花一輪」を選ばれましたが、ご自身の反抗期を思い出されたりも？
自分自身は反抗期はあまりなかった気がするんですけど、
それでも多感な時期、素直になれなかったりしたことはありました。
そんな嵐が過ぎ去って、ママやパパにお花を贈るくらい、心が成長するなんて…
まだ自分の子供は小さいですけど、
将来こうなったらすごく嬉しいだろうな、素敵な一句だなと思って選びました。
最後に、第3位は「祝われる、それより寝たい母の夢」。
うん、もうね、寝るのが一番ですよ！！
いろいろ大変でも、とにかく最後は「寝る」。
寝れば疲れも取れるし、風邪とか病気予防にもなるし、
色々リセットしてすっきりできますしね。あれこれやるより、もう、寝ちゃいましょう！
ありがとうございます、張り切って寝ることにします（笑）ところで、キンタロー。さんは「しゅふ」「お母さん」になる前となった後で、変化を感じることはありますか？
変わりました！子供と過ごせるのが嬉しいし、子供を通じて周りの人とかで話し相手が増えて、
いろんなことを相談する相手とかも増えて、心に余裕ができたなって思います。
私にとって子どもって「最高の相棒！」という感じなんですよ。
子どもって、私のやることに常に反応してくれるから。
私は実はちょっと寂しがり屋で、なかなか心を開けなかったりする事もある私にとっては、
めちゃくちゃありがたくて、かけがえのない存在なんですよね。
ベビーカー押しながら、変な顔と声をするだけで、”きゃきゃっ”と笑ってくれるし、自信につながりますね。
大変お忙しいキンタロー。さんですが、家庭と仕事との両立は大変じゃないですか？
そうですね…正直めちゃくちゃ大変です。
こういう人前に出る仕事だと、なかなか長期で休むわけにもいかないし…
仕事はこれまでと変わらずやってましたけど、
子供が小さい頃は特に「一緒にいられないのが申し訳ないな、かわいそうなことしてるかな」って思ったり、
葛藤もたくさんありました。眠っている子を抱っこした瞬間、え？こんなに大きくなったの？なんてびっくりする瞬間もあります。
とりあえず何とかするしかないんで、何とかしてますが、他のママタレントさんを見ると、うまく両立できていていいな…と思ったりします。
しゅふＪＯＢは「家事・育児と両立して働きたいしゅふ」のための求人サービスです。キンタロー。さんから、しゅふの皆さんへメッセージをお願いします！
世の中がもう少し、働く女性に対しての理解が広がるといいですね。
今は女性も働くのがスタンダードな時代になってますけど、
働きながらも家族のことが心配だったり、気がかりだったりする。
そんな葛藤のなか日々皆さん頑張っていると思うので。
