「物が増えて困る!」理由と対策|モノが増えてしまうのはなぜ?モノを増やさないためには?
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整理整頓
コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えて断捨離や整理整頓が再度注目を集めましたが、多くの人が悩んでいるのが「家にモノが多すぎる」こと。
「たくさん買い物をしているつもりはないのに、いつの間にか、モノが増えてる…?!」
大ヒットドラマ『私の家政婦ナギサさん』の主人公・メイも多忙と家事が苦手なゆえに汚部屋暮らし。
宅急便の箱や、服や書類の散乱、お部屋の散らかりぶりを見て「うわぁ……(でもうちも人のこと言えないわ…)」と思った方も多いのではないでしょうか。
たくさん買っているつもりはなくても、なぜか増えていくモノたち……一体なぜなのでしょう?
今回は、お片付けサービス Goodwave代表の綾部奈美さんに”いつの間にかモノが増える原因と、その対策”について教えていただきました!
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なぜモノは増えてしまうの?
新型コロナウイルス感染拡大防止のための自粛生活で、家にいる時間が増え、片付けをされた方が多かったのではないでしょうか。
出かける頻度は減っているから買い物も少ないはずなのに…いつの間にかモノが増えている!ということはありませんか?
では一体なぜ増えているのでしょうか…”いつの間にかモノが増えてしまう理由”を考えてみましょう!
ここで一つ皆さんに質問です!
「1日のうちに、家の中に入ってくるモノの数」を数えたことがありますか?
数えてみると分かるのですが、家の中に入ってくるものは「買った商品」だけではないのです。
買い物に行った時の日を考えてみてください…
まずは買った商品。
それに、商品についていたタグ、外箱、説明書、紙袋やビニール袋、同梱されているチラシ、レシート。
このように、実はたった一度の買い物でも、買ったモノの数以上に家にはモノが増えています。
他にも、”モノが家に入るきっかけ”はたくさん!
いただきものや、郵便物、学校や幼稚園からの配布物、試供品など…これらは無意識のうちに増えていきます。
また、外出できない代わりにネット通販を利用すると、外箱の段ボール、緩衝剤、ビニール袋や輪ゴムなど、普段の買い物とはまた別のモノも入ってきます。
これらの家の中に入ってきたたくさんのモノたち。
みなさんは、決まった場所にしまっていますか?不要なモノを処分していますか?
たった1枚のレシート、たった1通の郵便物。単体で見たらささやかなモノでも、毎日1個ずつ溜めると1週間で7個、1か月で30個……
家族が多ければその分モノが増えていき、気付いた時には片付けが大変!なんてことになりかねません。
こうして、知らず知らずのうちにモノが家の中に増えていくのです。
モノが家に入ってきたときの対策って?
では、モノが増えてしまった時、どうしたら良いでしょうか。
一番楽な方法は、その都度判断し、対処をすることです!
すぐ判断・処理できるものはつど判断しよう
モノは少なければ少ないほど、対処に時間がかかりません。
例えばチラシなどすぐ判断がしやすいものは、見たらすぐに取っておくか・処分するかの判断をしましょう。
必要だと思ったら、所定の場所に収めます。不要なら捨てましょう。
たったこれだけですが、その都度やっていくだけで、あとでまとめて時間を取られることはなくなります。
急いでいるとき・あとで考えたいたいときは「保留ボックスに」
急いでいるときや、ちょっと考えてから判断したいときなど、その都度対処することが難しい場合もありますよね。
そんな方にオススメなのは、あとで処理するものを入れるためのスペースを作ること!
空き箱でも構わないので、あとでまとめて処理するものを一旦入れておける箱を作っておきましょう。
ここで気をつけたいのは、なるべく早く処理するように心がけること。
保留ボックスにモノを溜めすぎてしまうと、いざ処理しようとした時に一度にいくつも「とっておく/処分する」の判断しなければなりません。
すると、面倒に感じて後回しにしたくなってしまいます。
また、「とりあえず入れておくための箱が山盛りになってしまったから、もうひとつ新しい箱を用意してそこに入れる」…ということ、していませんか?
保留ボックスの数がどんどん増えていくと、ますます処理に時間がかかり、判断するものも増え、面倒になってしまいます。
同じ理由で、大きな容器を用意するとたくさん溜められてしまうので処理をするときに時間がかかりがちです。
そのことも加味しながら容器を用意するのもポイントですよ。
☆保留ボックスは必ず1つと決めること
☆その箱は大きすぎないこと
☆できるだけ早く処理すること
これがモノを溜めないコツです。すぐに実践できるので、試してみてくださいね。
そもそも、家に入ってくるモノを減らす方法はある?
では、そもそも家に入ってくるものを減らす方法はあるのでしょうか。
モノが家に入ってきた時に処理するコツをお伝えしましたが、そもそもモノが少なければ片付けの手間もかかりません。
処理する手間を更に減らすためにも、自分からなるべくモノを増やさないようにすること、つまり「家の中にモノが入ってこないようにすること」が一番ですよね。
とりあえずもらう、をやめてみよう
あなたは手に取ったモノについて、”その後”のことを考えたことはありますか?
例えば、試供品。
新しい化粧品やヘアケア用品のサンプルだったり、サプリメントだったり…意外と溜まりますよね。
では、お聞きします。
とりあえずもらっていませんか?
本当に試してみたいものですか?
以前もらった物は使えていますか?
「…うーん、全部は使えていないかも…」「結局使わないで捨てちゃったな…」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
せっかくもらったものも、使わなければ試供品は役目を果たせず、かえってもったいない状態になってしまいます。
せっかくもらえるのに、どうせもらえるなら、という気持ちをぐっとこらえて、本当に使うかな、試してみたとして購入するかな…とちょっと考えてみてください。
「結構です」のひと言で、家にモノを連れて帰ってくることも減りますよ。
本当に使う?を一度考えてみよう
また、もったいないと思って必要以上にモノをため込んでいませんか?
例えば、輪ゴムや包装紙。いつか使うかも、と思って必要以上に家に溜めている人も多いものです。
輪ゴムも日がたてば劣化して伸びなくなりますし、まわりのものにくっついてしまうこともあります。
包装紙は、子どもが工作に使うかも、プレゼントのラッピングをするかも、と思っても意外と使わないんですよね。紙袋も同じです。
本当に使うかどうか、見直す機会をもってみましょう!
日常的に整理していれば、家に入ってくるモノにも「要る・要らない」という判断もしやすくなります。
家に入ってくるものを減らすこと=いちいち判断する手間を減らすことにもなり、時短効果にも繋がります!
まとめ
今回は、いつの間にかモノが増えてしまう理由とその対策についてご紹介しました。
「その都度判断する」ことは、とってもシンプルですがついつい後回しにしがちですよね。
小さな積み重ねではありますが、その数秒の判断がこれからのあなたの手間を減らし、自分の時間を作ることに繋がります!
また、日々繰り返すことで習慣となり、慣れると速く判断することができるようになりますよ。
家の中にモノを入れないことを習慣化して、浮いた時間で日々の疲れた体を少し休めたり、好きなことに時間を使ってみたりしてはいかがでしょうか。
今回、教えてくれたのは…
綾部 奈美(あやべ なみ)/整理収納アドバイザー
大好きな「引き寄せ」の考え方と、整理収納という分野が深く関わっている事を実感し、整理収納の世界に魅了されていく。整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリストなど複数資格を所有。「家が一番癒される場所」そう感じてもらえるような家づくりを目指す。神奈川・東京・埼玉・千葉を中心に少数精鋭のチームでお片付けサービスを行う『Goodwave』代表。
お片付けサービス Good Wave HP
Instagram:@oidonwa73
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この記事を書いた人
しゅふJOBナビ編集部