お正月は「ワンプレートおせち」!簡単&華やかになる『飾り切り』のコツを紹介します
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レシピ
今年も年末が近づいてきましたね!そこで毎年準備をどうしようか頭を悩ませるのが「おせち」ではないでしょうか。
おせちといえば重箱に詰めるのが大変だったり、煮物や酢の物など子ども受けが悪かったり…作るか迷うなぁ、という方も多いと思います。
最近のおせち事情として紹介した前回の「ワンプレートおせち」。
今回は、初心者でも気軽に試せる簡単&華やかになる『飾り切り』のコツを家庭料理教室主宰・露崎奈津子さんに教えていただきました!
花れんこん
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れんこんは、輪切りにすると向こう側が見通せることから「見通しがきく」ということにかけて
『見通しの明るい一年を迎えられますように』という縁起を担いでいます。
種が多いことから「子孫繁栄」、蓮の花は仏教で「最も極楽浄土にふさわしい花」ということから
神聖な植物とされています。
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節まるごとのまま皮をむいてから包丁でカットし、輪切りにするの本来のやり方。
かなり難易度が高いため、今回は輪切りにしてから皮むきを兼ねてカットしていくやり方をご紹介します。
花の形にした後は酢水にさらし、酢を加えた湯で下茹ですると白い色をキープすることができます。
下茹でしてざるにあげて水気を切った後は、甘酢に漬けたり、筑前煮の具に。
カットした皮も食べられるので、味噌汁やお雑煮、きんぴらなどで無駄なく食べてあげてくださいね。
【ポイント】割れないよう、穴の周りを押さえながら切ること
生ハムとサーモンの薔薇
一度覚えれば、ひな祭りや誕生日のパーティー料理のトッピングにも使えるのでオススメ。
【ポイント】敢えてシワシワにひだを作ってボリュームを出すこと
ちくわ門松
お弁当の簡単おかずとしても重宝しますが、ちょっとした工夫でお正月のおせち料理に!
きゅうり以外にも、茹でたアスパラガスやいんげんをカットして刺しても作れますよ。
門松は、年神様を家に迎え入れる為の目印として飾るものだそう。
竹には節があり、まっすぐに伸びることから、「まっすぐに幸せな人生の節目を迎えるように」という願いが込めらています。
また竹を斜めに切ると、その切り口が「笑口」に似ていることから「笑う門には福来る」と言われています。
【ポイント】きゅうりを、竹輪より少し長めに切って、向きがずれるように刺す
梅ニンジン
ニンジンの赤い色もおめでたい色とされています。
また古くから縁起がよいといわれる梅の花の飾り切りをほどこすことで、おせちに華やかな彩りを与えてくれます。
生のまま輪切りし、飾り切りをしてから下茹でするか、煮物の途中で加えて茶色く煮汁が染みすぎないように調整するのがコツです。
【ポイント】親指を使って斜めに滑らせるように切り取ります。金時ニンジンが手に入れば、よりお正月感がアップ!
かまぼこ
「彩り」や「箸休め」といった、少し地味な印象があるかもしれません。
かまぼこの形が「初日の出」の形に似ており、赤は「魔除け」白は「清浄」を意味するおめでたい食材とされています。
飾り切りとしてはバリエーションが豊富にありますが、今回は小さいお子さんとでも一緒に作れる3パターンを紹介します。
1、手綱かまぼこ
【ポイント】穴を通すときに千切れやすいので、押さえながらゆっくりと引き抜くこと
2、結びかまぼこ
【ポイント】太いとそもそも穴から抜けないので、かまぼこを薄めに切る
3、ウサギかまぼこ
【ポイント】耳の部分は戻りやすいので、耳の厚みが太くならないようにすること
まとめ
一見難しそうですが、手順とコツさえ覚えてしまえば毎年のおせちやひな祭り・誕生日などのお祝いでも使える万能な飾り切り。
小さなお子さんでも試せるので、親子で作ってみるのも楽しいですよ!
今回お料理を教えてくれたのは…
露崎奈津子(つゆざき なつこ)/家庭料理教室主宰
東京都小平市にて単発・子連れOKの家庭料理教室を開講中。2歳~小中学生までの親子・子ども向けのレッスンや、オーダーメイドで学べる個人レッスン、お魚をさばくレッスン、基本料理のグループレッスン等を行っている。2・4・7歳の3児の母。
家庭料理教室「なつやすみ」
【YouTubeチャンネル】家庭料理教室なつやすみの そのまんまキッチン『ナツキチ』
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