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仕事・子育ての両立を目指す!パパが抑えるべき2つのポイント/ワーキングマザーの時間管理・タスク管理術

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働き方

 

パパたちから聞こえてくる「仕事がなかなか終わらなくて、家に帰るのがどうしても遅くなっちゃう…」という悩み。

でも「仕事がなかなか終わらないから、お得意さんとの打ち合わせには行けそうにない」とは誰も言わないですよね。

パパが無意識に感じている「仕事の優先順位>家族の優先順位」というその価値観こそが、家庭と仕事の両立を阻害しているかもしれません。

ワーキングマザーは、仕事も育児も当事者意識をもって役割を務めています。

どんなに忙しくても保育園のお迎えの時間にはピタリと仕事を終えなくてはなりません。

ワーキングマザーたちは「仕事がどんな状態であっても●時になったら帰る!」という覚悟のもと、猛烈に、段取り・効率を考えて、働いているわけです。

ただし、それにも気持ちだけではままならないもの。相応の仕組みやスキルを持っているのです。

今回は、仕事と子育てどちらも頑張りたい!と思っているパパ向けに、ワーキングマザーの働き方を参考に、時間・タスクの管理術、両立が上手になる3つのポイントについてご紹介します。

ワーキングマザー

「ワタシ・ママ・仕事」を兼業する”スマートキャリア”なママたち

まず、今回参考にしたいのは「重要な仕事を担いつつも家庭と両立を上手にしているママ達」ですよね。

今回はスマートキャリアコミュニティを参考に、”スマートキャリアな人たち”からノウハウを学びましょう!

仕事と家庭を両立させる上で必要なことは何?

しゅふJOB総研が主体となり、働く主婦を対象に実施したアンケートを見てみましょう。

 

仕事と家庭を両立させる上で必要だと思うことは何ですか?という問いに対し、

8割を超える多くの主婦が「時間や日数など条件に合う仕事」であることを重視する、と回答しています。

対して、スマートキャリアに登録している”キャリア”を重視しながら家庭と両立して働く希望を持っている登録者は、6割が「やりがいのある仕事で時間や日数など条件に合う仕事」を重視する、と回答しています。

家庭と両立をするにあたり就業条件を重視することはさながら、キャリア志向のあるワーママ達は「やりがい」も重視していることがわかります。

限られた時間の中で仕事をし、その中でも成果・結果を求めていくためには、それなりの段取り・管理スキルが必要になってきます。

では、ワーキングマザーたちはどのような時間管理・タスク管理術を持っているのか?早速みていきましょう。

スケジュール・時間の管理術

「この時間はこれをするための時間」と決める

仕事に自分の時間をコントロールされるのではなく、自分で自分の時間をコントロールするようにします。

決められた時間内でパフォーマンスを出すために、「この時間は何をするための時間」ということをあらかじめ自分で決めているということがポイント。

お迎えや子どもの世話などの「家族のためのタスク」を、会社のためのタスクと同等の優先順位を持たせます。それでこそ、家庭と仕事の両立をしていることになります。

時間が限られるぶん「スピード重視」

企画業務を担当している片桐さんは「生産性をあげるために、6、7割の完成度で資料を提出するようにしました。案外、相手にとってはそれでも十分なんですよね。」と話しています。

精度の高い制作物を作ろうとしても、再提出になったら自宅作業になってしまいます。業務時間内に業務を進めるためにも6,7割で提出し、早めの軌道修正をしていきます。

業務の依頼をした上長や顧客も、早い段階で一次案が提出されていれば、進行度合いがわかり安心ですし、コミュニケーションが増え齟齬が減っていきます。

(参照:事業企画:片桐亜樹さんのスマートキャリア

相手の判断を早くするため「目的・コンセプトをすり合わせる」

上記2点は自分が努力すること。でも、相手がのんびりしていたり、判断がなかなかされず次に進まない…!という場合もあるでしょう。

なんとなくの目的やゴール設定だと、業務をしているうちにずれていってしまう事もあります。

こんな時、デザイン・企画マーケティング業務を担当している小林さんは、「目的やゴールを明確に共有していれば、共通の判断基準を持つことができ、何かあったときでも決断が早くなります。」と話しています。

取り掛かる前に、全体を把握してイメージすることで、やるべきことや手順が明確になります。早めに動いておいた方が良いことや、準備しておくことなども見えてくるんですよね。

他にも、途中で起こりうる問題点も予想できるので、事前に対処できることも多くなって、効率アップにつながりますよ。

また、相手に対して0から答えを求めるのは、相手にとって負担になるし、時間もかかります。

あらかじめ、質問と、「こんなのはどうでしょうか?」と具体案を添えることで、相手も理解しやすく短時間で答えが出る場合が多くなります。

(参照:スマートキャリアの達人から学ぶ!短時間で成果を出す仕事術とは

 

 

パパの心得!家庭を大切にするための抑えるべき2つのポイント

ワーキングマザーが仕事を就業時間内に終わらせ、かつキャリアを育成できるように抑えているポイントがわかりました。

ただ、できるようになるまでには時間も必要そうです。

いますぐできることは何かあるでしょうか?重要な2つのポイントがあります。

 

1.まず退社時間を決めちゃいましょう

「仕事が終わらなくて帰れない……」と嘆く父親たちこそ、退社時間を決めちゃいましょう。

<●時に帰る>を先に決めて、そのために当日の業務量・スケジュールを調整します。逆算して仕事の段取りをしていきましょう。

アポイントに向けて営業資料や企画を準備するのと同じこと。ゴールを決めてしまったら、そこに帳尻を合わせていくだけです。

 

2.スケジュール帳は、家族の予定から埋めていくようにしましょう

仕事が入らなかったところをプライベートの時間に充てる……という発想があるかたは、まずは「プライベートはプライベート」と割り切って、仕事から離れることもおすすめします。

たとえば、子どもや妻のお誕生日なんてずっと前からわかっているものですよね。結婚記念日も、運動会や卒業式も、前もってわかるものです。

仕事をする上で身についた調整能力を駆使して、その日に大事な会議や飲み会を入れないようにコントロールしてみてください。

そして一度スケジュール帳に書き込んだら、その予定はよほどの一大事でない限りずらさない!と心がけてみます。

家族との予定も、仕事上のタスクと同じくらい、大事なタスクだと決めてしまうのです。

まとめ

「仕事がなかなか終わらない…(だから家族との時間もなかなかとれない…)」と嘆きたくなる気持ちはありますよね。

だからといって会社に文句を言ってもしょうがありません。そう簡単に会社は変わってはくれないものです。

父親がライフスタイルを変えるために必要なのは、会社を変えることでも社会を変えることでもありません。まず自分自身の働き方を変えること。

かわいい子どもも、子どもでいる期間はあっという間です。

すぐに成長し、大きくなっていきます。できるだけ、子どもと家族と過ごすためにも、仕事の効率を見直してみましょう。

自分で自分の時間をデザインし、コントロールする強さ。

会社や社会が変わってくれるのを待つのではなく、自ら変化しようとする強さ。

そういう強さを令和のパパとして、身に着けていきたいですね。

 

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