パート面接で気を付けるべき3つのマナー!挨拶から好印象になるコツ
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パート面接の日程が決まり、あとは本番だけと意気込んだものの、いざとなるとさまざまな不安がよぎるもの。「面接にはどのような準備と心構えをしていけばいいの?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
面接では、事前の準備やその後のフォローも大切です。
本記事では、パート面接で気をつけるべきマナーを、面接前・面接本番・面接後の3つに分けてご紹介します。
もくじ
①面接前のマナー
面接の成否は、受ける前の段階で大半が決まってしまうと言っても過言ではありません。相手に不快感を与えないような格好をし、遅刻やドタキャンしないことなどは大人として最低限のマナーです。
ここでは、面接を受ける前に気を付けるべきマナーについて、詳しくご紹介します。
身だしなみを整える
面接では、シンプルかつ年齢相応の服装を意識しましょう。その際に最も重要なのは「清潔感」です。
職種にもよりますが、カジュアルすぎる服装は避け、落ち着いた配色のビジネススーツを着用するのが無難です。スーツはちょっと堅苦しいと感じるのであれば、「オフィスカジュアル」を意識してみるのも良いでしょう。
軽装でOKという場合でも、ボタンシャツにシンプルなボトムスを合わせる程度がおすすめです。派手な髪型・髪色やネイルは控えめに。
アパレル・イベント系の仕事などでは状況が異なるため、TPOにふさわしい服装が望ましいですが、清潔感だけは意識してくださいね。
パート面接の服装に関して、さらに詳しく知るためには、以下の記事も参考にしてください。
到着時間を調整する
面接の10~5分前に面接会場に着くように心がけましょう。
面接の時間に遅刻するのは論外ですが、早すぎるのも考えもの。面接時間の10~5分前に受付をするように時間調整をすると良いでしょう。
受付では「●●時に面接のお約束をしております、▲▲と申します」と、はっきり時間と名前を伝えます。
来客の多い職場では、担当者の名前を確認されることもあります。
やりとりをしたメールを確認してから訪問するなど、準備をしておきましょう。
もし担当者が分からない場合、「担当の方のお名前を失念してしまいました。○○のお仕事に応募しております。」など、どのような用件で来社をしたか伝えられるようにしましょう。
必要な物や書類を準備する
就職面接に臨む前に、面接のための心構えを整えましょう。自分の価値と適性を伝えるための具体的なストーリーや経験を、あらかじめ考えておくことが大切です。
また、面接の持ち物についても忘れ物がないように、以下のリストで確認しましょう。
・履歴書:履歴書は絶対に忘れないように注意しましょう。
・筆記用具:メモをとったり、必要書類を記入したりするのに必要です。
・面接詳細:面接場所の詳細や面接時間などのメモです。
これらをしっかりと準備しておくことで、落ち着いて面接に臨み、自分本来の魅力をアピールできるでしょう。
面接中に履歴書や筆記用具を取り出す際には、面接官の話をさえぎらないよう、バッグからスマートに取り出す必要があります。
バッグの中身を整頓し、必要なものをすぐに取り出せるようにしておくことも、大切なマナーだと考えてください。
②面接本番でのマナー
入念に事前準備を済ませたら、次はいよいよ面接本番です。事前準備はもちろん大切ですが、初対面の印象が悪くては、準備もすべて無駄になってしまいます。
ここでは、面接本番で気を付けるべきマナーについて詳しく解説します。面接では、アピール内容とともに、しっかりとしたマナーも示しましょう。
入室は礼儀正しく
何事もはじめが肝心です。初対面の7〜10秒で決まるとも言われる印象を良くするために、入室のマナーをしっかりと守ってください。
入室時のノックは3回が一般的です。面接官から入室を促されたら、「失礼します」と一言添えて静かに入室しましょう。
ドアを閉めたら、まずはその場で挨拶をします。姿勢正しく面接官の方を向いて、はっきりとした声で「本日はよろしくお願いいたします」と伝えます。明るい表情で、面接官の顔を見て挨拶すると好印象です。
座るよう促されたら、「失礼します」と言って着席してください。
履歴書は正しく取り扱う
履歴書は、着席したらすぐに面接官に手渡すのが一般的です。履歴書は両手で持ち、丁寧に渡します。
片手で渡したり、テーブルの上を滑らせるように相手側に押し出したりするのは、無礼な印象を与えるため避けてください。
また、履歴書は折りたたまず、大きな封筒やクリアファイルなどに入れて持参しましょう。くしゃくしゃに折り目のついた履歴書や、汚れた履歴書を渡すのもNGです。
事前にきれいな履歴書を準備しておきましょう。前述しましたが、すぐに取り出せるようにしておくことも大切です。
話し方の癖に気をつけて
言葉遣いに気を付けましょう。
敬語を使うのはもちろんのことですが、意外と面接官が気になるのが、話し方の癖。
とりわけ、「~でぇー」、「~なんですぅー」などと語尾を伸ばす癖のある人は要注意です。話している内容はとても良くても、悪い印象を持たれてしまうことも。
また、友達と話すような「タメ口」は論外です。話が盛り上がり、笑いなどが起きてくだけてきた時こそ、気を付けましょう。
特に気が抜けてしまいがちなのは、あいづちです。
基本は「はい」、です。「うん」はカジュアルすぎるので、やめましょう。
敬語が苦手な場合は、丁寧語で話すことを心がけると良いですよ。
面接での話し方
話し方は人の印象を大きく左右するため、面接時の話し方は非常に重要です。タメ口は論外ですが、面接官がかなり年下に見える場合は、タメ口が出てしまうという人もいるようです。
面接で盛り上がってくると、つい普段の話し方が出てしまいます。打ち解けた雰囲気になったとしても、礼儀正しい言葉遣いを忘れないようにしましょう。語尾を伸ばした話し方など、話し方について以前に指摘されたことがある場合も要注意です。
また、質問に対して簡潔に答えることでも、良い印象を与えられます。何を質問しても明確な答えがすぐに返ってくると、会話がテンポ良く進み、有意義な会話だったという印象が残るのです。
志望動機や職歴など、聞かれる可能性のある質問に対する返答を、事前に繰り返しシミュレーションしておきましょう。
積極的なコミュニケーションで協調性をアピール
面接は一方的な質問と回答だけでなく、面接官とのコミュニケーションの場でもあります。自ら積極的に質問し、面接官からの質問にも的確に応じることで、自分がこの職場にフィットすることを示せます。
また、自分の話だけでなく、他者の意見に耳を傾ける能力も、採用者側が知りたい重要な資質です。円滑なコミュニケーションと活発な意見交換するスキルは、あなたが協調性のある候補者だということを示す効果的な方法です。
意外と忘れられがちな自己紹介
自己紹介は、自分を面接官に紹介する最初のチャンスです。これは面接で最初に行うものなので、面接官のあなたに対する印象を作る大切な瞬間です。
あなたがどんな人で、何が得意で、どのようにその仕事に貢献できるかをうまく伝えることで、自分をアピールし、面接官の記憶に残る存在となるでしょう。
自己紹介のコツ
自己紹介では、自分の基本情報、これまでの経験、得意なこと、そして何よりも仕事への情熱を伝えることが大切です。これらのことを伝えることで、面接官はあなたのことを理解し、あなたの力を評価できます。
経験について話すときは、自分がどのような役割を果たし、どう成長したのかを具体的に伝えましょう。具体的にすることにより、面接官にもあなたの経験が理解されやすくなります。
また、自己紹介の時間を活用して、具体的にどのようにその仕事に貢献できるかを面接官に伝えることも大切です。
明るく前向きな自己紹介の方法
明るく前向きな自己紹介とは、自分の長所やこれまでに達成したことを積極的に伝えることです。
具体的な例を使って、どのように難しい状況を乗り越えてきたか、何を達成したかを語ることが大切です。ただし、あまり過剰なアピールは逆効果なので、あくまでもさりげなく伝えましょう。
そして、自分自身を高めるための努力や挑戦を伝えることで、あなたが向上心のある人だということを面接官に伝えられます。自己の成長のために取り組んでいることや、新たに挑戦したいことなどを語ると良いでしょう。
自己紹介に盛り込める、基本の内容を下記の記事でもまとめています!
これで完璧!履歴書提出のマナー
履歴書(職務経歴書)をいつどのように渡したらよいのか、はパート面接に臨む主婦の多くの方が不安に思うマナーでしょう。
スマートな履歴書のお渡しマナーについて、お伝えします。
履歴書は着席したらすぐに手渡し
履歴書は一番最初に手渡しします。
両手で丁寧に持ち、面接官に渡しましょう。
テーブルの上にポンと置いたり、テーブルの上を滑らすようにして相手の方に押し出す、といった渡し方は、あまり品の良い振る舞いではありません。
履歴書は折らない
履歴書を折る人がいますが、封筒に入れて郵送をしない限り、折る必要はありません。
履歴書がまっすぐ入る封筒や、クリアファイルなどに入れて持参するようにしましょう。
パート面接用の履歴書は、A4サイズでもB5サイズでもOK。
たくさんアピールポイントを書きたい、伝えたいことがある、という方は紙面に余裕のあるA4サイズ、言いたいことをコンパクトにまとめて書きたい方はB5サイズを選んでもいいかもしれません。
履歴書売り場には「パート・アルバイト用履歴書」のフォームが販売されているので、探してみてください。
バックはすっきりと荷物をコンパクトに
履歴書をバックから取り出す際にもたつくことがないように、バックの中身はすっきりと荷物をまとめて、履歴書をサッと取り出せるようにしておきましょう。
また、意外と忘れがちなのが、ノートや手帳と、ペンです。
面接時に、実際に担当するお仕事の話をする面接官もいますが、そういうときにメモを取りながら、うなづいて聞けると好印象を持たれることが多くあります。
急にカバンをガサゴソし始めず、「メモをとってもよろしいでしょうか」と断りを入れて、すっとバッグからとり出せるようにしておきましょう。
③面接後のマナー
面接が終わった後も、あなたの行動は終わりではありません。きちんとお礼を伝え、結果が出るまで自分自身を高め続けることが大切です。
面接後の行動により、あなたがその仕事を真剣に考えていることを証明し、面接官に良い印象を持ってもらえます。
面接が終わったらお礼のメールを
面接が終わった後は、まずはお礼のメールを送りましょう。
一般的なお礼の言葉を伝えるだけでなく、「今日お話しした〇〇の件について、私がどのように貢献できるかを改めて考えました」と具体的に書くと良いでしょう。
このメールが面接官にとって、あなたのことを思い出すきっかけになるはずです。
面接に合格したつもりで過ごす
面接が終わって結果を待つ間も、面接に受かる前提で過ごしましょう。
面接の結果が出るまでも、新しいことを学んだり、自分のスキルをもっと深めたりする時間として使えます。自分が仕事を探していることを忘れずに、他の求人情報もチェックし続けましょう。
面接が終わったからといって気を抜かず、自分を高め続ける姿勢が面接官にも伝わるはずです。
まとめ
今回は、面接中に気を付けておくべきビジネスマナーについてご紹介しました。
面接中の立ち居振る舞いにもお気を付けください。
足を組む、腕組みをしながら話をする、ずり落ちるように座るなど、普段の好ましくない癖が出ないように注意が必要です。
面接官は話の内容以上にそのような立ち居振る舞いをチェックしています。
パートとはいえ、面接官は、「この人は信頼できる人か」、「仕事を任せられる人か」という視点で細かくチェックしています。
話の内容やこれまでの経験はもちろん、身だしなみや話し方、立ち居振る舞いにも、人柄がにじみでているものだです。ぜひ面接マナーをマスターしてパート採用を勝ち取ってくださいね。
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