はたらく知識

重要なのは”役割のバランス”。新年度の「ライフスタイル見直し」で主婦も夢を叶えよう

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働き方

新年度がはじまると家族のライフスタイルが変わります。

そのタイミングで、自分も「新しいお仕事にチャレンジしたい!」「新年度を期にステップアップしたい!」と考えている主婦は多いのではないでしょうか。

そのために、まずは生活スタイルや働き方、仕事内容を見直してみませんか?

重要なのは、役割のバランスです!

今回は、ライフスタイルの見直し方、目標を達成するための行動プランの立て方をご紹介します。

働き方・ライフスタイルを見直すなら…新年度がチャンス

新年度は人の入れ替わりがあったり仕事のポジションや役割が変わったりと、多くのドキドキ・ワクワクを体感する時期です。

自分自身には変化はなくとも、子どもが小学校・中学・高校・大学へと進学したことで、自由になる時間が増える方も多いのではないでしょうか。

「これを機に仕事を始めたい」「仕事内容や働き方、ライフスタイルを変えたい」なんて気持ちが大きくなっている人もいるかもしれません。

いずれにせよ新年度は、ライフスタイルを見直し、行動プランを立てるには、ピッタリの時期。

新しい行動を始める前に、まずは現在のライフスタイルをみなおし、無理のない新生活をスタートさせましょう!

主婦のライフスタイルの賢い見直し方って?

では、どんな風に見直したらよいでしょうか?

ライフスタイル見直しの方法として、ライフキャリアレインボーという考え方を紹介します。

(参照:ライフキャリア・レインボーとは/日本の人事部

これは、1950年代に、米国の教育学者のドナルド・E・スーパーが発表したキャリア理論です。

一体どんな理論なのでしょうか。

キャリア≠お仕事経験である

キャリア=職業経験、と考えらえがちですが、この理論においてのキャリアは少し異なります。

キャリアとは、長い人生において社会や家庭で様々な役割の経験を積み重ね、初めて形成されるものと考えられています。

例えばあなたも、親の前ならば「子供」、子供の前ならば「親」、配偶者の前では「妻・夫」、上司の前では「部下」といった様々な役割を同時にこなしていますよね。

人は場面に応じて、常に7~9種類の役割を演じていると言われています。

この役割を演じながら、人生全般にわたり、社会や家庭でさまざまな役割の経験を積み重ねて、初めて自身のキャリアが形成される、と考えるのです。

このキャリアを構成する7~9種類の役割の重なりを「虹の形」にたとえ、“キャリアの虹=ライフキャリア・レインボー”と捉えられています。

キャリアは生涯を通して発達する

つまり、人は生まれてから死ぬまで、生涯にわたって演じるべき役割が変わります。

人生において、役割が最も重なり合うのが40~50代といわれています。

親として子育てをし、子として親の介護・看護があり、妻・夫として配偶者と協力し、職業人として社会で働く…1人で何役もこなしている世代なのです。

この役割=ライフロールをすべてこなすには、割合が重要になります。

どれかの役割に力を割きすぎ、没頭しすぎると、家庭内の不和・トラブルがおきたり、仕事に支障をきたしたりします。

逆に、役割が増える事にメリットもあります。異なる視点や発想を知ることで、ほかの役割に還元されるのです。

たとえば、結婚し家庭を築くなかで得た知識が、職業人としての知識・経験・価値観に反映される…ということです。

人生の満足度・ストレス=自分の役割の数・組み合わせ・比重による

人生で味わう満足度やストレスは、この役割の数・組み合わせ・比率に関係していることが多いのです。

状況に応じて、同時にいくつもの役割を担うことは悪い事ではありませんが、負担になることもあります。

自分や周囲の期待に応えようとするあまりにバランスがとれなくなると、人生の満足度が下がったりストレスが増えてしまいます。

(参照:文部科学省「高等学校キャリア教育の手引き」キャリア発達について

主婦がになっている役割は?ベストなバランスって?

では、わたしたちはどのような役割を演じていそうでしょうか?

主婦の場合、

(1)子ども
(2)学生(=学ぶ自分)
(3)職業人(=働く自分)
(4)配偶者
(5)家庭人(=家事をする自分)
(6)親
(7)市民
(8)余暇人(=遊びや趣味の活動)

以上8つの役割がありそうです。

この役割から、最適な比率を考えてみましょう。

まず、自分で上記の8つの役割にこれくらいかな…と比率を書いてみましょう。

筆者はこのようになりました。

(1)子ども …5%
(2)学生(=学ぶ自分) …10%
(3)職業人(=働く自分) …24%
(4)配偶者 …12%
(5)家庭人(=家事をする自分) …12%
(6)親 …20%
(7)市民 …5%
(8)余暇人(=遊びや趣味の活動)…12%

8個の役割の場合、各12.5%ずつの比重が丁度バランスが良いといわれています。

「働きすぎかも」「子供にほとんどの時間が取られているな」など、なんとなく役割のバランスが悪いかも…?と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

ライフバランスを見直したこのタイミングで、日頃、どんな比重で役割を演じているのか、自分の行動を振り返ってみると良いのではないでしょうか。

今の自分が、それぞれの役割をどのくらいの比重で取り組んでいるか振り返ってみると、改善したいポイントが見えてくるはずです。

今年度の目標&プランを立ててみよう

見直しポイントが見つかったら、次は今年度の目標と、目標を達成するためのプランを立ててみましょう!

以下のようにすると、プランを立てやすくなります。


時間から立ててみる

「今年中にパートやバイトの仕事を始める」
「秋には転職する」

といったように、時間の期限を作ると行動に移しやすくなります。

1年スパンで作ったら、次は1か月単位に落とし込んで、いつまでに何をしなければいけないか作り込んでいくと、さらに行動プランが具体化します。

具体的な金額・数字を考えてみる

「年末までに〇〇万円稼ぐ」
「1か月に〇万円貯金できるようにする」
「週に3日は仕事をする」

など、具体的な数字を出すと目指しやすくなります。

貯金通帳やアプリをうまく使うと、積み上げられていく様子が見えてモチベーションを保ちやすくなりますよ!

明確な目標を作る

「英検1級をとる」
「TOEIC800を目指す」

やりたい仕事のために英語を勉強するというだけではなく、クリアしたい目標を作ると挑戦しやすくなります。

まとめ

新年度というきっかけをうまく使って、自分のライフスタイルを見直してみましょう。

より充実した毎日を過ごすための改善ポイントやチャレンジ項目が見えてくるかもしれません。

目標が見つかったらとにかく実行です。目標を実現していきましょう!

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