パートの求人が多い時期は?採用されやすい応募にベストな時期を解説
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仕事の探し方

「パートの求人が多い時期ってあるの?」
「そろそろパートを始めたいけれど、求人を探すのにベストな時期ってある?」
お仕事を探している方の中には、上記のようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、パートの求人数は、時期によって増えるときと少なくなるときがあります。
職種や特徴によって求人数が変わる時期が異なるため、「どんな仕事に応募したいか」を考えることも大切です。
本記事では、パートの求人について、以下の内容をお届けします。
・長期パートと短期パートそれぞれの求人数が多い時期
・職種別のパート数が増える時期
・パートの求人に受かるために主婦・主夫が押さえておきたいポイント
パートのお仕事をお探し中の方は、本記事をご参考いただき、ベストな職場探しにお役立てください。
もくじ
パートの求人数が多い・増える時期とは?

求人数が多い時期にパート探しをするのは、よりたくさんの選択肢の中から、よりよい条件の求人を見つけられるメリットがあります。
まずは、「長期パートの求人数」が増える時期と「短期パートの求人数」が増える時期について、それぞれご紹介します。
【長期パート】1月~3月が狙い目
長期的に働けるパート求人を探している方は、「1月~3月」が狙い目です。
この時期は、パートの求人数が年間を通して最も多い時期になります。
厚生労働省が調査した「一般職業紹介状況」から、パートの有効求人数の変化を見ていきましょう。
| 年月 | 有効求人数 |
| 2024年10~12月平均 | 922,313 |
| 2024年7~9月平均 | 881,544 |
| 2024年4~6月平均 | 901,602 |
| 2024年1~3月平均 | 979,633 |
| 2023年10~12月平均 | 953,543 |
| 2023年7~9月平均 | 930,346 |
| 2023年4~6月平均 | 951,992 |
| 2023年1~3月平均 | 1,034,105 |
2025年はまだ10~12月の結果が公表されていませんが、12月時点では1~3月の平均数が他の月を上回っています。
1~3月に求人数が増えるのは、以下の背景が考えられます。
・4月に組織編成や人事異動を行う会社が多いため
・3月の年度末に退社する人が多いため
・年度の区切りである3月末までに採用予算を使い切りたいため
長期パートの求人数が多い時期にお仕事探しをしたい方は、1~3月を中心に探してみるとよいでしょう。
【短期パート】10月~12月が狙い目
長期パートの求人数が1~3月に多くなる一方で、短期パートの求人数は「10~12月」に増える傾向です。
短期パートとは、スキマバイトや単発バイト、スポットワークと呼ばれるような、1日や数日のみ働く仕事を指します。
ツナグ働き方研究所の調査によると、スポットワークの求人倍率は以下のように推移しています。
| 年月 | 有効求人倍率 | 有効求人数 |
| 2025年9月 | 3.50 | 31,891 |
| 2025年8月 | 2.60 | 27,215 |
| 2025年7月 | 3.85 | 37,511 |
| 2025年6月 | 2.94 | 24,554 |
| 2025年5月 | 2.65 | 22,383 |
| 2025年4月 | 3.00 | 27,651 |
| 2025年3月 | 2.49 | 29,311 |
| 2025年2月 | 1.44 | 16,307 |
| 2025年1月 | 2.41 | 22,762 |
| 2024年12月 | 3.47 | 46,220 |
| 2024年11月 | 3.66 | 48,500 |
| 2024年10月 | 3.02 | 45,106 |
| 2024年9月 | 2.54 | 37,752 |
上記のように、スポットワークの求人数は秋から冬にかけて多い傾向です。10~12月に短期パートの求人数が増える背景として、以下が考えられます。
・秋に開催されるイベントのスタッフ募集が増えるから
・年末セールなどネット通販での購入が増え、配送スタッフの補充が必要だから
「まずは短期のお仕事からやってみたい」とお考えの方は、この時期に求人を探してみるのも1つの方法です。
「長期か短期、パートをするならどちらがいいか悩む……」という方は、以下の記事もぜひ参考にしていただき、検討してみてくださいね。
しゅふJOBなび
関連記事:パートをするなら長期?短期?期間の違いは「3カ月以上かどうか」
採用されやすい時期はある?求人数が少ない時期を解説

前の章でお伝えした通り、求人数が他の時期に比べて少なくなるのは「7月~8月」ごろです。
この時期は、夏休みやお盆などがあり、企業にとっても採用活動が鈍化しがちな時期といえます。
しかし、求人数は少ないものの、まったく求人がなくなるわけではありません。
夏ごろは求人数の減少とともに、求職者の動きも鈍くなるため、「ライバルが少ない状況」といえるでしょう。
あえて求人数の少ない時期を狙ってパート探しをすることで、有利に選考が進むかもしれません。
職種別にパート求人が増える時期を紹介
パートの求人数は、募集職種によって増える時期が異なる場合があります。
ここからは、以下4つの職種で、パートの求人数が増えやすい時期をご紹介します。
探したい職種が決まっている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
飲食店スタッフ
飲食店スタッフのパート求人が多い時期は、10月~11月頃です。
近年の調査によると、9月には新規求人数が少なくなり、10月に急増する傾向があります。
秋に求人数が増える理由として、以下が挙げられます。
・行楽シーズンによる需要が増加するから
・年末商戦や繁忙期に向けて人員を確保したいから
・10月が下期の始まりとなる企業が多いため、上期の実績による見直しが図られるから
飲食店でパートをしたい方は、10月~11月頃に求人を探してみると、より多くの選択肢から仕事を探せるでしょう。
小売・販売スタッフ
小売・販売スタッフのパート求人数は、飲食店スタッフに比べると、年間を通して大きな変化はありません。
ただし、新年の始まりである「1月」の新規求人数は、他の月よりも多い傾向です。
・初売りなど短期求人の需要が高まるから
・12月のボーナスをもらってから転職活動を始める人が多いから
小売や販売スタッフは、単発バイトや短期バイトの求人も多く見つかります。
イベントが多い時期に、比例して求人数も増えがちなので、小売・販売スタッフに興味があるけれど短期から始めたいという方におすすめですよ。
事務職・オフィス系
事務職パートの求人数は、10月~3月頃に増加する傾向があります。
長期雇用を前提としたパート求人も多くありますが、繁忙期のみの人員補充のために、短期パートの求人が増える時期もあります。
・下半期が始まる10月までに転職活動をしたいと考える人が多く、その時期に合わせて求人を出す企業が多いから
・3月末を決算とする企業が多く、期末処理で増える事務作業に対応する人員を確保したいから
事務職は特に主婦・主夫の方に人気の職種の1つです。求人が多いと同時に、希望する人も多いため、競争率が高い可能性も考慮しましょう。
製造・倉庫スタッフ
製造系のパート求人は、1月と9月・10月頃に増える傾向です。
ひとくちに「製造業」と言っても、生産するものはそれぞれ異なるため、一概にすべての製造スタッフがこの時期に求人数が増えるとは言えません。
ただ、傾向として「新年度が始まる4月に向けた人員補充」や「需要の高まりから生産量を増加させる時期」などに、製造系のパート求人が増えます。
また、倉庫内での軽作業スタッフの求人は、秋ごろに単発バイトの求人が増える特徴があります。
秋はブラックフライデーや大手ECサイトのセールなどがあるほか、クリスマスやお正月などの年末商戦に向けても、物流量が増加する時期です。
それに合わせて、短期でも人員が欲しいと考える企業の求人が多くなると考えられます。
主婦・主夫がパート求人に受かるために押さえておくべきポイント
最後に、主婦・主夫がパートに受かるために、押さえておきたいポイントについて、以下5つをご紹介します。
1.並行して複数の求人に応募する
2.気になったら早めに応募する
3.経験やスキルをアピールする
4.希望条件を明確にする
5.主婦・主夫に狙い目の時期に応募する
特に、「ブランクがあり、久しぶりに仕事探しをする」という方は、具体的にどのような流れでパート探しをするとよいか、参考にしてくださいね。
1.並行して複数の求人に応募する
パート探しを効率的に進めるには、1つずつ応募して結果がわかってから次の求人に応募するのではなく、同時に複数の求人に応募しながら進めるのがおすすめです。
1件ずつ応募していると、もし不採用だった場合に最初から求人探しをやり直すことになり、就職先が決まるまでに時間がかかってしまいます。
複数の求人に応募しておけば、選択肢が広がり、条件を比較検討できるメリットもあります。
ただし、応募しすぎると面接日程の調整が難しくなるため、ご自身で管理できる範囲で進めるようにしましょう。
2.気になったら早めに応募する
「この求人が気になるな」「仕事内容に興味があるな」と感じたら、迷わずに応募することが大切です。
人気の求人は応募が殺到し、早期に募集が締め切られることも少なくありません。
特に、主婦・主夫歓迎の求人や、勤務条件のよい求人は競争率が高くなります。
「もう少し考えてから」と先延ばしにしているうちに、気づいたら募集終了となってしまうケースもめずらしくありません。
気になる求人を見つけたら、その日のうちに応募する行動力が重要です。
3.経験やスキルをアピールする
ブランクがあっても、これまでの職務経験や、家事・育児などで培ったスキルは、立派なアピールポイントです。
就職活動でアピールできる、経験やスキルをご紹介します。
・接客経験
・パソコンスキル
・コミュニケーション能力
・マルチタスクを進行するスキル
・時間管理、スケジュール管理スキル
・簿記やMOSなどの資格
履歴書や面接では、アピールできる経験・スキルをできるだけ具体的に話せるよう、準備しておきましょう。
4.希望条件を明確にする
採用後のミスマッチを防ぐためには、「自分がどのような条件で働きたいか」を明確にしておくことが重要です。
たとえば、以下のようなポイントを考えてみましょう。
・勤務時間
・勤務曜日
・希望給与
・通勤時間
・仕事内容 など
まずは、これらの希望条件をすべて洗い出し、次に譲れない条件と妥協できる条件を分けます。
自分の中で、優先したい条件を明確にしておくことで、パート探しの軸ができるため、より自分に合う求人を見つけやすくなりますよ。
5.主婦・主夫に狙い目の時期に応募する
本記事でご紹介してきたように、求人の数は多い時期や少なくなる時期があります。
求人数が多い時期は、企業にとっても採用ニーズが高まる時期といえます。
同時に、求職者も多くなりやすいため、一概に「採用されやすくなる」とは言えません。
しかし、積極的に採用したいと考える企業がいることには変わりないため、パート探しを効率的に進められる可能性が高まります。
希望する職種のパート求人が増えやすい時期はいつか把握し、その時期に合わせて応募するのも1つの方法です。
まとめ|パート求人が多い時期を把握して有利に就活を進めよう!
今回は、パート求人が多い時期や、職種によって求人数が増える時期などをご紹介しました。
毎日の家事や育児、介護などで忙しい主婦・主夫にとって、新たにパート探しを始めるならできるだけ効率的に進めたいもの。
効率よくパート探しを進めるなら、求人数の多い・少ない時期を把握し、複数同時に応募しながら選考を進めるのがおすすめです。
また、求人数が多い時期は求職者も多くなりがちなので、自分の強みとなる経験やスキルを棚卸して、希望条件を明確にしておくことも大切です。
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※記事内容は執筆時点の情報に基づきます
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