おしごと図鑑

優しい人に向いてる仕事って? 職場は「人間関係重視」の人におすすめの仕事とは

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その他

「長所、長所…よく人から”優しい”って言われるけど、これって長所…?」

「ガツガツしている環境は苦手だし、愚痴も苦手…穏やかな職場ってないのかしら?」

そう思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、”長所:優しい”が活かせるお仕事をご紹介していきます♪

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「優しい」要素を分解しよう

まずは、あなたの「優しい」と言われる理由を考えて、要素を分解してみましょう。

というのも、優しい、と言ってもいろんな優しさがありますよね。

仕事で活かせるのは“相手のことを考えた優しさ”です。

相手の事を考えた優しさは、いくつかのパターンに分けることができます。それぞれに向くお仕事も併せてご紹介しますね。


優しい=よく気がつく、気配り上手

子どもや夫に「あれ持った?これ準備してあるから持って行ってね」と気をまわして手配できるような、気配り上手さん。

スケジュールを常に意識し、先回りした準備や相手にあわせた配慮が必要な、秘書やアシスタントのお仕事が向いています。

秘書のお仕事についてはこちらにまとめています。

周りの人が働きやすい環境を整えることに興味がある、などファシリティ(設備・環境)に気づくことが多いようであれば、総務のお仕事もおすすめです。

また、接客のお仕事も、人柄が重視されやすいお仕事です。お客さまの困っていることに気が付き、手を差し伸べられるやさしさは重宝されます。

落ち着いて穏やかに気配りをしながら仕事に取り組める人を求めている職場は多くありますよ。

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優しい=サポートが得意!縁の下の力持ち

「忙しそうだし、これやっておこうか?」と周りの人を気にかけて、手が必要なところに回れるバランス感覚を持っているあなた。

営業アシスタントなど、忙しい人たちからどんどん仕事を拾って処理していくお仕事で重宝されます。

ありがとう!と言われることも多いですし、自分で仕事の段取りを考え、やり切った!という充実感がもてます。

ネックになるポイントは、引き受けすぎたばかりに、残業が発生しやすいこと。残業なし・少なめのお仕事を探しておくのもおすすめです。

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優しい=人のためになることがしたい

自分の苦労も問わず誰かのためにと動ける優しさは、貴重なスキルです。

介護のお仕事や、保育のお仕事はいかがでしょうか。ご年配の方に快適に過ごしてもらう環境を作る仕事なので、気配りも活かせます。

資格が必要な職種ですが、昨今では人手不足もあり資格が不要なアシスタントのお仕事でパート主婦が活躍している、という職場も増えています。

そのため、残業が発生しにくかったり、シフトの調整ができたりとメリットも増えているようです。

また、共働き世帯が増え、家事に手が回らない!という若者世代から、家事代行・清掃代行の需要も高まっています。

日常で行っている家事のスキルが役立ちますし、短時間で働けることも魅力です。スキマ時間を有効活用して働きやすいお仕事です。

 

優しい=相手のために叱れる・NOと言える

相手のために「叱る」ことも選べる優しさを持ち合わせている人は、講師の仕事もおすすめです。

塾や習い事の先生は、優しいだけでは務まりませんよね。

たとえば、子ども向きの塾の場合、教えるためには相手(子ども)の気持ちを考えないといけません。ダメなことはダメと伝えたり、相手の目線に立ってわかりやすく伝えたり、理解してもらうことが必要です。

また、習い事の講師など、大人向けの講師でも一緒。褒めてばかりで難点を指摘しないでいると、いつまでも生徒さんにスキルがみにつきません。相手のことを思いやってアドバイスできる人は、年を重ねても貴重な存在になります。

講師のお仕事については下記にもまとめています。

 

また、相手が不便にならないようにと配慮できる優しさを持つ人は、カスタマーサポート、お問い合わせ対応のお仕事も検討してみてはいかがでしょう。

相手の目線に立って、操作手順や、サービス利用の流れなどを説明するお仕事は、女性の柔らかい声と丁寧な話し方に好印象がもたれ、主婦が多く活躍している職場でもあります。

コールセンターで働く方のお仕事体験談もご紹介しています。

 

優しい=聞き上手

「ちょっと、〇〇さん、聞いて」と言われやすい聞き上手な特技を持っているのなら、ルート営業や、ラウンダーにチャレンジしていてはいかがでしょう?

営業というと難しそう、向いてないんじゃないか…と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ルート営業は、既に取引があるお客様に定期的に訪問して課題を聞いたり、こうしたらどうですか?とアイデアを出したり、人間関係を構築しながら商品を継続して買ってもらうことがお仕事です。

相手の話を聞いて、関係性を作っていけることが強みになるお仕事です。

具体的なお仕事の内容は、下記にまとめました。


仕事に活かせる優しさが見つかりましたか?

自分の優しさを活かして働くには、同じような人が働いている環境で働けるといいですよね。次は、どんな職場・環境があるかを調べてみましょう!

 

優しい人が集まりやすい職場ってある?

職場によってしまうものですが、比較的、優しい人が集まりやすい職場・環境をご紹介します。


数字を追わない職場

NPOなどの団体や非営利組織、公務員など、利益を追求しない職場です。

企業は利益団体です。会社を運営するために、利益が必要になるので、どうしても営業要素が強くなり、同業他社間や社内間の競争が起きやすいもの。

数字を追わない団体は、比較的空気が緩やかなことが多いです。

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“サポートすること”が事業の職場

困っている人の支援をするサービスを扱っている職場です。

誰かの力になりたい!と思う人が働いているので、優しい人が集まりやすい傾向があります。

最近募集の多い、家事代行や、ベビーシッターのお仕事などは、忙しいパパ・ママのサポートにもなれて、子どもと接することができる…と人気のお仕事です。

 

個人との関係を大切にする職場

世間話に付き合えるような職場です。

たとえば、クリーニングの受付、電気屋さんの窓口、個人経営の飲食店や本屋、手芸店、喫茶店など。

お年寄りの相談に根気よく付き合っていてもバタバタしないような環境であったり、お客さんとのコミュニケーションを大切にする職場は比較的穏やかです。

雰囲気が重視されるミセスブティックなども、落ち着いた人間関係が築けます。

 

専門職が多い職場

それぞれが担当している「自分の仕事」があり、自分の仕事に集中できる職場です。

チームで業務を分担するより、自分の持っている仕事に集中して終わったら終わり!という企業のほうが、他人との比較や不平不満もうまれにくいようです。

 

マニュアル・研修があったり、メンターがいる職場

困ったことを自分で調べることができたり、わからないことをすぐに質問して回答してもらえるような職場です。

大手企業のコールセンターなどは特にマニュアル完備・担当社員が近くにいて相談しやすいことが多くあります。

業務が整理されている職場では、落ち着いて仕事が進められたり、業務の共有・引継ぎきちんとされている職場が多くなります。


お仕事を探すときのヒントにしてみてくださいね。

では、働く上で、気をつけておくべきポイントを見ていきましょう。

 

優しい人こそ注意!仕事をする上で留意すべきポイント

仕事をスムーズに進める上で、どんなことに気をつけておくべきでしょうか。

念頭に置いておきたいことは「仕事が円滑に進められるか」「相手のためになることか」です。では、見ていきましょう。


相手の顔色を窺いすぎない

相手の機嫌が悪くなるのでは?と気を使いすぎて質問ができない、タイミングを逃してしまう。

周りの視線を気にしてしまったり、聞くことが苦手、という方もいるでしょう。

あくまで仕事は仕事、任されている事を円滑に進めることが何よりも大切です。

タイミングをはかって声をかけたり、「〇時から5分程度相談のお時間をください」と先にスケジュールを予約したり、工夫してみましょう。

 

ミスを恐れすぎない

ミスしたらどうしよう…!という自己愛から、仕事が進まなくなってしまう方もいるのではないでしょうか。

正確に仕事を進める事はとても大切ですが、失敗を恐れるあまり慎重になりすぎてしまって期限をすぎてしまったり、ぎりぎりの提出になってしまうのは本末転倒です。

今ここまで進んだのですが見ていただけますか、と中間で報告・相談を入れることで軌道修正が早くできますし、最終的な大きなミスも防ぐことができます。

ちょっとの確認時間で、納品遅れや修正の時間が削減できます。結果的に自分にも相手にもメリットが多いのです。

 

自分の意見を持つ

優しい人はさまざまな人の声を大切にしてくれます。

ただし、意見を聞きすぎて結論が出せなくなってしまったり、「自分なんかの意見は、、」と人の意見に重きをおいて判断をゆだねたりしてしまいがちです。

自分はこうしたい、こちらがいいと思う、など自分の意見は持つようにしましょう。

また、人に頼まれて断れず、仕事を引き受けすぎて、自分がいっぱいいっぱいになってしまった、という経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

仕事を手伝うことが本当に相手のためになるかどうか、一度立ち止まって考えてみましょう。NOと言える勇気も必要です。

 

謝るよりも傾聴、事実の整理を大切に

クレーム対応にあたるとき、必要以上に謝りすぎてしまったり、下手に出すぎてしまう人もいますよね。

それがさらなる問題を生むことも、意外とあります。

まずは落ち着いて相手の話を聞いて、どんな事象があったか事実を整理しましょう。

謝るべき時に謝罪の言葉を口にします。謝りすぎると、言葉も軽く聞こえてしま、逆に誠意が伝わらないこともあります。

 


仕事をする上でどんな職場でも留意しておきたいのは「仕事が円滑に進められるか」「相手のためになることか」。

これを失念してしまうと、侮られてしまったり、仕事ができないと錯覚されてしまうこともあります。

せっかくの長所を生かすのですから、身につけておいたほうがいいポイントもご紹介します。

 

優しさに「ぴりりと効く」スパイスを身につけよう

穏やかで笑顔の人は、どんな職場でも重宝されるものです。

気をつけたいのは、ただのいい人として仕事を振られすぎたり下に見られてしまうような、仕事の妨げになることを防ぐこと。

優しいだけじゃない「尊敬される仕事のできる人」になるにはこんな要素を意識してみましょう。


仕事を受けられるキャパシティを知っておく

仕事を頼まれたら断れないという場合でも、「今週はこれをするのでスケジュールがいっぱい、来週ならできるがどうでしょか?」と期限の交渉をしてみましょう。

仕事を抱えすぎてミス・トラブルが起きてしまうことは避けたいところですし、いつできるのかと気をもませるよりも相手のためになります。

それは本当に適切な配慮か?を考える癖をつけてみることをおすすめします。自己主張をするところはしましょう。

 

段取り上手を心掛ける&テキパキスピードを意識する。

優しい人は周りを気にかけて声をかけているのに、周りから見ると「暇なのかな?」とイライラさせてしまうこともあります。

仕事の優先度をつけて重要なものから順序良く取りかかること、また、判断スピードを速めることを気にかけてみてください。

 

資格をとって専門スキルを身につける

ゆくゆく独立できるような”手に職”をつけておくこともおすすめです。

主婦業をするなかで育んできたコミュニケーション能力を活かして、個人事業主として独立開業をしたり、習い事の教室をひらいて先生になる人もいます。

自分だけのセンス・世界観を磨きながら、いくつになっても続けられるというメリットもあります。

アナウンサーから専業主婦を経て、ビーズ講師として活躍している清水先生のお話をご紹介しています。

 

趣味を活かしてお仕事に繋げてみてはいかがでしょうか?


仕事においては優しいことに加えて、「締めるところは締める」ことができる要素を持っていると、活躍の幅が広がります。

 

まとめ

職場は、仕事をするところ。私情・感情を持ち込んだりするのは、仕事を円滑に進める妨げになりがちです。

その点、優しく穏やかに対応ができる人柄は、どんな職場でも活躍できる長所と言えるでしょう。

ただし、優しい人に多いことですが、周りに気を使って仕事を引き受けてしまったり、定時で終わらせることができずに残業になってしまったり、本当に先に進めるべき仕事が進まない、ということもあります。

上司や同僚が不機嫌だったり、繁忙時のピリッとした忙しい時期に、周りに気を使いすぎてしまうことはありませんか?

大人は、自分の機嫌は自分でとるもの、相手が機嫌を悪くするかも…という遠慮は無用です。

早く正確に仕事を進めるためにも、まずは自信をもって断るべきか引き受けるか判断をすること、業務を円滑に進めることを意識することも必要です。

自分の長所は”優しいところ”。と落ち着かずに、具体的にどんな「優しい」が仕事に活かせそうか?考えてみてください。

それがお仕事をする上であなたを支えてくれる強みにもなるはずです。

 

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