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主婦に人気の「ラウンダー」とは?お仕事内容・魅力・必要なスキルを紹介【お仕事図鑑】

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小売・販売

主婦としての自分も、一人の働く女性としての自分も、どちらも大切にしたいと考える人にこそおすすめしたい「ラウンダー」のお仕事。

時間の融通がきくので働きやすく、子育て中の主婦にも人気のお仕事です。

ここでは、ラウンダーのお仕事についてご紹介します!

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人気の「パートラウンダー」ってこんな仕事

ラウンダーのお仕事を一言でいうと、”営業担当が補いきれない店舗・企業を巡回してフォローを行う”お仕事。「外回りのお仕事」です。

営業が回り切れない取引先へ、営業代理で巡回します。

お仕事は商品の説明、補充・陳列の提案、在庫状況のチェック、売り場の手直しをするのがメインです。巡回した結果を報告し、売上の向上を目指します。

取引先は、量販店など店舗系が主となるため、スーパーマーケットや書店、百貨店やドラッグストアなどが多くなります。

単に店舗回りをするだけでなく、例えば、新商品が出る際には、商品説明や、ターゲットの共有、販売戦略のお手伝いや、売り方の提案を行うこともあります。

こうしたお仕事があるからこそ、わたしたちが恩恵を受けているところもあるんですよ。

例えばスーパーマーケットの、クリスマス商品の特設スペースをイメージしてみてください。

「あのスーパーのクリスマス商品の展示は心躍る!チキンの隣においしそうなチーズの盛り合わせがあって、ついでに買いたくなっちゃう。チキンだけだとなんだかな…と思うけど、お皿の盛り付けイメージがあるからレタスとトマトも買っていこう~」

という時もあれば、

「でも、なんでだろう。あっちのスーパーはクリスマス用品がただ置いてあるだけって感じだなあ…お肉が並んでいるだけで、チキンは面倒だしいいかな、、ほかのおかずをどうしたらいいか困っちゃうし」

なんて、心当たりがある方もいるのではないでしょうか?

商品の見せ方や売り方の工夫次第で、売り上げは大きく変わるもの。

主婦ならではの「困った・こうだったらいいのに!」を反映できるので、主婦パートが注目されているお仕事なのです。

未経験からでもチャレンジできるお仕事が多くありますよ。

お仕事の成果が「売り上げ」という形で見えるため、ラウンダーならではの醍醐味を味わうこともできます。

主婦ラウンダーのやりがいって?

女性ラウンダーが求められる理由として、

・女性ならではの明るいデザインのPOPの設置ができる

・これを買う時には、この商品も必要だから、ここに置いたらいいよね!(ほうれんそうの近くに胡麻和えの素がある、豚ブロックの近くに角煮の素がある、など)という配置がわかる

・化粧品や美容、健康用品など、女性向けの商品の魅力を理解して伝えやすい

など、日頃の主婦経験が活かせる事が大きなポイントなのです。

また、ここに商品を置いたらどうでしょう?このPOPはこんな配置をしたら子どもたちの目につくのでは?など、アイデアを形にできるのもポイント。


・自分の提案した売り方によって大きく数字が伸びた!

・陳列の仕方をちょっと変えてみたら売れ行きが大きく変わった!

・取引先の人が自分を信頼して販売についての相談をしてくれる!


というような、手ごたえを感じることができるのは大きな魅力です。

主婦のパートのお仕事であっても、自分の裁量で動いたり、提案ができる場面が多くあります。

そして、ダイレクトに手ごたえを感じることができ、大きなやりがいを感じることのできる。それがラウンダーなのです。

営業とは何が違うの?

営業の主なお仕事は「取引してもらう販路をつくること」。

仕入れ担当者(バイヤー)と商談し、自社製品を取り扱ってもらうことがお仕事です。

ラウンダーは商品ありきで、店頭でどう並べたら魅力的か?どう陳列したらお客さんの目を引くかな?など、「商品が売れる方法を考える」ことができるのです。

営業ももちろんお取引先の売り場に巡回してくるものですが、商品の陳列まではなかなか時間がなく手がまわしきれないもの。

ラウンダーが売り場の管理をすることで、営業とタッグを組んで売り上げ向上に努めることができるのです。

パートラウンダーの魅力

他にも、ラウンダーの魅力はたくさん♪特に絞ってご紹介します。

シフトの自由度が高い=自分の生活ペースに合わせた働き方ができる

その魅力は何といっても、働き方の自由度が高いことです。

裁量を与えられているケースが多いので、家庭の用事や子どもの学校行事との両立がしやすいといえます。

主婦にとって、時間や曜日の融通がつきやすいパートは、とても魅力的ですよね。

しかし、主婦のパートとして定番の「販売・接客」の場合、週あたりの勤務日数や、1日あたりの勤務時間は、ある程度固定されているケースがほとんどです。

また、シフトを組んでローテーションを回すスタイルをとっているところが多いため、あらかじめわかっている予定との調整はしやすいですが、子どもの体調不良、直前に確定した学校行事を理由に、急なお休み・遅刻・早退、さらにシフト変更をお願いするのは、案外気が引けるものです。

その点、ある程度自分の裁量で動くことができるラウンダーは、自己責任で調整しやすいので気が楽と感じている主婦は多いようです。

仕事をひと通り覚えてしまえば、原則一人で行動することが多い仕事ですから、精神的な自由度も高く、時間やタスクのやりくりも自分次第。直行直帰もできることがほとんどです。

お仕事ですから当然相応の責任は伴いますが、自分で時間管理やタスク管理ができるという点は、忙しい主婦のお仕事としては大きなメリットの一つであることは間違いありません。

反響がすぐわかる=売り上げがモチベーションに!

パートとはいえ、「働くのであれば、やりがいや手ごたえのある仕事がしたい」と考える人も少なくないのではないでしょうか。

そんな方には、ダイレクトに仕事の成果を実感できるラウンダーはおすすめです。

数店舗を担当することが多いので、店舗の担当者とのコミュニケーションをとりながらの仕事は刺激に溢れていますし、日々、発見や自分の成長にもつながります。

毎日同じことの繰り返しじゃ飽きちゃう!という人にとっては、変化や刺激の多いラウンダーの仕事に向いているといえるでしょう。

社内でのコミュニケーションスキルも求められますが、それ以上に取引先など社外とのコミュニケーションも不可欠な仕事です。

日ごろから巡回のたびにしっかりコミュニケーションをとり信頼関係を作っておくことが大切。

そうすると、担当者が商品の売れ行きや課題を教えてくれるなど、数字だけでは見えてきにくい、売り手側の生の声というものがキャッチアップできるようになります。

また、営業職のように「○円の売り上げをする」「アポイントを○件とる」のようなノルマが無いケースがほとんどです。

仕事のプレッシャーを感じることなく、営業の楽しい部分を味わえるといえるのではないでしょうか。

パートラウンダーの大変なところは?

ラウンダーの大変なところはどんなところでしょうか?

初めましてのコミュニケーションが多い

多くの方がここが大変かも、と言っていたところが「初対面の人と話すことが多い」ということ。

店舗に入っていくときも従業員出入口からの事が多いですし、売り場担当者と話す機会も多くなります。

慣れてくると「あ、文房具売り場の!お疲れさま~」とお互い顔見知りの店員さんもできてきて話すこともあるのだとか。

また、店員さん同様にエプロンをして作業をすることもあるので、お買い物に来たお客さんから「すみません、○○はどこにありますか…?」と声をかけられることもあります。

臨機応変な対応ができるようになったり、コミュニケーション能力が身につくことはメリットにもなりそうです。

提案・判断を自分ですることになる

売り場がもっとこうしたらよくなりますよ!と提案するやりがいはありますが、裏を返すと自分で提案・判断をしなくてはいけないということ。

営業に相談ができるケースもありますが、やはり店舗の雰囲気や売り場の状況は巡回するラウンダーのほうがわかっていることがおおくあります。

誰かに相談しながら進めたい…ということがなかなかできないので、自主的にお仕事を考えて進められる方に向いているといっていいでしょう。

また、基本的に同じ仕事をする人がいないので、1人で作業を行うことになります。

お仕事を通じて知り合いを作りたい、人と一緒に仕事がしたい、という場合希望と異なってしまう場合があります。

ラウンダーにチャレンジしたい!応募時の注意って?

ラウンダーのお仕事をしたい!となった場合、気になるのは志望動機や、面接時の服装ではないでしょうか。

まとめてみたので、ぜひ参考になさってみてください。

ラウンダーの志望動機が知りたい!

応募する時に必ず記入する、志望動機。どのようなことを書いたらいいのでしょうか?

 

営業・ラウンダー経験がある場合

例:営業経験があり志望いたしました。お客様との関係性を築きながら提案をすることが好きで、過去の経験を活かしてお仕事をさせて頂きたいと考え志望いたしました。

例:ラウンダーとして3年ほど店舗巡回をしておりました。色々な方とコミュニケーションを取りながら信頼関係を築いて仕事を進めていくことにやり甲斐を感じており、志望致しました。

強みを生かした志望動機を書く場合

例:人と関わる事や、人を育てたりサポートする事が好きで、自分では強みと考えております。前職ではコールセンターのSVとして新人スタッフの教育などを行っておりました。経験を生かすことができると思い、やり甲斐のありそうなこちらのお仕事に魅力を感じ応募いたしました。

例:私にとってコミュニケーションが1番大切と考えています。日々、さまざまな方とコミュニケーションをとるようにこころがけながら仕事やプライベートを過ごしてきました。それを強みに、多くの人と接する仕事に就きたいと考え応募いたしました。

近しい経験をアピールした志望動機

・直近3年間に4回ほど、イベント出店・販売の経験をしました。商品の陳列、販売、撤収などをすべて1人でしておりましたので、商品の陳列は慣れている方だと思います。ポップづくりもしたので、お仕事に活かせるのではないかと考えております。

具体的に自分の経験や、価値観を踏まえた志望動機はイメージがつきやすく、好印象を与えます。

ここに、なぜ「その企業のその仕事に興味を持ったか」、ほかの仕事ではなくこの仕事に応募したいと思ったかが書き加えられるとベストです。

志望動機の書き方については、下記にもまとめています。よろしければ併せて読んでみてください。

 

ラウンダーの面接時・お仕事時の服装が知りたい!

面接時の服装は、スーツや、スーツに準じるオフィスカジュアルがおすすめです。

先述のとおり、ラウンダーは営業のかわりに巡回をするお仕事。

そのためオフィスカジュアルを指定にしている企業も多くあります。

まず、ジャケットは着用しましょう。色は黒や紺、濃いグレーがおすすめです。

久しぶりに着用する場合はサイズが合っているか事前に一度袖を通すようにしておくことをおすすめします。

インナーは清潔感のある白シャツやブラウスにしましょう。冬場は薄手のセーターでもOKです。

色が透けず、顔色が明るく見えるものを選びましょう。

意外と忘れがちなのが、髪型です。ブローをして整えておくようにしましょう。

お辞儀をすることもありますから、髪が長い方は結んだり、顔にかからないよう整えておくと清潔感のある印象になります。

お仕事がスタートしたら、職場の規定に準じましょう。

オフィスカジュアル、という指定がある場合、ジャケットを羽織る格好になります。

ジャケットに合うインナー、パンツ・スカートを着用します。

私服でよい、という場合でも露出が高い服装や、ジーパン・Tシャツなどカジュアルすぎる服装は避けましょう。

巡回先の業種にもよるので、心配な方は面接時に確認をしておくこともおすすめですよ。

下記にも面接時の服装についてまとめています。よろしければご確認ください。

 

まとめ

主婦としての自分も、一人の働く女性としての自分も、どちらも大切にしたいと考える人にこそおすすめしたい「ラウンダー」。

本格的にフルタイムのお仕事となると少し躊躇したくなる人でも、まずはパート契約から始められるのも人気の秘密です。

また、ゆくゆく営業職になりたい、営業職をやめたいけど提案を考えることは好き、という方にもおすすめです。

やはり営業は高収入のお仕事。日数・時間が限られる中でも営業スキルを磨きたい、コミュニケーションを高める仕事がしたい、と考えている方にもぴったりです。

主婦に今大人気のラウンダーのお仕事、興味のある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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