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パートで働きたい!パートタイマーで働くメリット・デメリットは?

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働き方

主婦にとって身近な働き方の「パート」。

「でも、パートってアルバイトと何が違うの?」「フルタイムではなくパートを選択するメリットって何?」

このように考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は
・そもそもパートとは何か?
・パートで働くメリット・デメリットは?
・パートという働き方を選んだ主婦の本音
を通して、「パートという働き方」を突き詰めてみたいと思います。

そもそもパートとは何か?

まず初めに、パートとは何なのかを、正式名称と法律上の定義などから(念のため)確認してみましょう!


【パートの正式名称と法律上の定義】

正式名称:パートタイム労働者

法律上の定義:短時間労働者(パートタイム労働者)

語源:海外の「パートタイマー」

該当する性別や年齢:なし


パートタイムの働き方はパートタイム労働法で定められており、平たく言うと「一週間の労働時間が、同じ職場で働く労働者よりも短いこと」となっています。

つまり、フルタイムで働く正社員や派遣社員よりも、短い労働時間で働いている人を指します。

「短時間労働」という性質からとくに主婦層に人気があるため、「パート=主婦」というイメージが根強いようです。

同じように「アルバイト=学生」というイメージも定着しつつありますが、このパートとアルバイト、法律的な違いはありません。

※海外では、正社員よりも短い時間で働く労働者を、すべてひっくるめて「パートタイマー」と呼んでおり、「アルバイト」という言葉はありません。

パートで働くメリット・デメリットは?

ここからはパートタイム労働者(以下パート)のメリット・デメリットをチェックしていきましょう!


パートで働くメリット

・正社員、契約社員と比べて、求人件数が多く選べる

・時短、週4などの仕事が選べる

・未経験者OKの仕事が多い

働く時間を選ぶことができ、自分の時間を確保できることは大きなメリットでしょう。


パートで働くデメリット

・時給もしくは日給制で給与が安定しない

・賞与、退職金がない

・責任のある仕事を任されることが少ない

・正社員と比べ、福利厚生や有休など不利を感じる場合がある

やはり給与が安定しないこと、賞与がないことなどがデメリットとなります。

また、所属している事業所の福利厚生制度を思うように使えない場合もあります。

(健康診断はパートには義務づけられていないことから、事業所によっては実施しないところがあるなど)


パートという働き方を選んだ主婦の本音は?

短時間勤務が故に、家事や子育てとの両立がしやすいメリットもあれば、収入が安定しないなどのデメリットもあります。

メリット・デメリットを踏まえた上で、パートという働き方を選んだ主婦のみなさんに「どうしてパートを選んだのか」聞いてみました。

そこで見えてきたパート主婦の本音をご紹介します!


【パートという働き方を選んだ主婦の本音】

「家事や育児をしながら正社員のように出張、残業は厳しい。フルタイムより時短がいい!」

「正社員だと土日の出勤が出てくることも。子どもと過ごす時間を増やしたいからパートがよかった」

「少ない日数・短時間であれば、子どもが体調を崩した時も欠勤のリスクが減ると思った」


特に小さなお子さんの子育て中の主婦が働こうと思うと、どうしても時間の制約がつきもの。

夕食、お風呂、寝付かせなど、子どもは待ってくれません。

また、子どもの急な体調不良や病気で突然休まなければならないこともあり、責任の重い仕事を任せられた場合はストレスとなることも。

よほど周囲の環境が整っていない限り、育児中の主婦にとっては責任ある業務が少なく、残業も少ないパートという働き方はベストと言えるのです。

他にも、社会と繋がっていたい、いずれ復職するためのリハビリにと、お金以外の理由でパートを選ぶ主婦も多いようです。

家事や子育てと仕事の両立を考えると、正社員や契約社員などフルタイムの働き方はハードルが高い……

そう考えたとき、パートは主婦に適した働き方と言えるようです。

パート探しの理想は「週3日」の仕事!主婦におすすめの職種&探し方

「週3日勤務」や「時短勤務」が多くの主婦の理想の働き方です。

しかし実際に働いてみると「仕事が忙しすぎて週5日になってる!?」「繁忙期には休日出勤が断れない…こんなはずでは。。」なんてことになっているケースも多いのもの。

なぜこんなことが起こるのでしょうか?

1.少しずつ出勤日数を増やした(増やされた)
2.週3日のパートのお仕事は時給が安く、割に合わないと感じたので増やした
3.子供が成長し手がかからなくなってきて、もっと稼ぎたいと思った
などなど。

実際に働き始めると欲も出ますし、いろいろな理由がありますね。

それでもやっぱり週3日、時短をベースに働きたいと考えるなら、

固定制

勤務時間、休日が決まっている勤務体系

シフト制

職場の人たちそれぞれの出勤日や出勤時間が異なり、勤務日や休みが決まっていない勤務体系

のどちらかを選ぶと◎です。

おすすめの業種は、サービス業。

ウェイトレスやホール係、スーパーの店員、デパ地下の売り子など、求人数も豊富ですし、勤務日数や時間帯も比較的希望が通りやすい職種です。

逆に難しいのがオフィスワーク。

時短の求人も増えてきたとはいえ、まだまだフルタイムの求人が多くあります。

オフィスワーク希望の場合は、派遣会社などを通じて探したほうが、よい案件に出会いやすいかもしれません。

 

何歳まで働く? 働く女性の本音

ところで今の女性は、何歳くらいまで働き続けたいと考えているのでしょうか?

シティリビングがおこなったアンケートによると、全体の半数の人が「働ける限り、ずっと働き続けたい」と答えています。

さらに定年の65歳、50代と、子育て世代を終えても働いていたいと考える人がとても多いという結果になりました。

その理由は

「ずっと家にいるなんて暇」
「子どもが巣立って、旦那が働いている。一人の時間がもったいない」
「将来受け取れる厚生年金が上がるように」

などさまざま。

シニア世代になっても実際に働き続けたいと考える人はとても多いようです。

そしてシニア世代がもっとも多い雇用形態はパート、アルバイト(公務員を除く)です。

この世代になってくると「やりがい」を重視する傾向にあり、フルタイムよりも時短を選ぶ傾向が強いそう。

主婦パートはシニア世代の需要にもピッタリということですね。

総務省の資料によると、平成28年の就業者のうち、およそ12%がシニア世代。

この割合は今後も増加していく見込みです。

 

まとめ

内閣府の調査によれば、共働き世帯数は、専業主婦世帯を超え、増加しています。

“今は専業主婦でもいずれ働きたい”と考えている人は8割を超えるというデータもあり、多くの主婦が「条件さえよければ働きたい」と考えていることがわかります。

その点、無理なく始められるパートは復職にもおすすめ。

お金だけでなく、社会性やスキルなどが身に付くものもたくさんあります。まずは求人を見てみてはいかがでしょうか?

 

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