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理想は「週3日」!主婦におすすめの働き方&パート仕事の探し方

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仕事の探し方

「週3日出勤、勤務時間は1日4~5時間くらいのパートが第一希望!」

このような働き方を希望している主婦は多いもの。

ところが、現実のパート求人の募集条件を見ていくと「週5日出勤、1日6時間~労働」というものが多かったりします。

この理想と現実のギャップはなぜ生まれるのでしょうか?

今回は、週3日勤務の理想と現実、おすすめの探し方をご紹介していきます!

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週3日パートの理想と現実

主婦が希望する就業日数についてアンケートをとると、たいてい「週3日」という意見が3〜4割を占めてトップになっています。土日を休みとして、残りの5日の中で3日くらい働くのは、無理もなさそうで何となく理想的な気もします。

実際のところ、週3日のパートが理想的とされる理由はどのようなものなのでしょうか。また、理想と現実の間にどのような隔たりがあるのでしょうか。

本項では、週3日パートがなぜ理想的だと考えられているのか、デメリットや現実とのギャップなども交えて解説いたします。

なぜ「週3日パート」が理想的なの?

多くの主婦にとって、家庭と仕事の両立が理想であることは言うまでもありません。週3日のパートであれば、土日と別に平日にも2日休みがあるため、かなりの時間的余裕が生まれます。

子どもの習い事に付き添ったり、自分の趣味や交際に時間を割いたりもできるため、家庭と仕事の両立が十分に可能です。資格の取得や転職の準備などにも時間が回せるでしょう。

時間的な余裕は、心の余裕にもつながります。土日以外に休みがなく、仕事以外の時間は家事や育児に追われる生活では、家庭内不和の原因にもなりかねません。

ある程度の収入を得られて時間や心にも十分なゆとりがあるということから、週3日パートは理想的と考えられているのでしょう。

週3日パートの具体的なメリットとは?

週3なら子どもの習い事や自分のリフレッシュに時間が使える

週3程度の頻度で仕事をするのであれば、子どもに週3で習い事をさせても、無理なく送り迎えなどにも時間を割くことができます。

自分の趣味や交際にも週1くらいで時間を使えるため、仕事に時間を奪われているという感覚に陥ることも少ないと言えるでしょう。

また、平日ずっと働いている場合には、急な予定が入った場合などに対応することが難しくなってしまいます。

新しいことにチャレンジすること時間も確保できるなど、多くのメリットのある働き方です。

母親にゆとりができると家庭も円満に

毎日仕事と家事・育児に追われていては、自分の人生は何のためにあるんだろうという悩みも出てきてしまうでしょう。

よほど困窮しているのでなければ、週3くらいの働き方でとどめ、心にゆとりを持つことも大切です。

心の余裕を失ってしまうと、家庭内のほんの小さなトラブルにもネガティブな反応をしてしまい、楽しい生活を失ってしまうかもしれません。

週3くらいから働き始め、仕事と家庭の両立に無理がなければ、徐々に仕事を増やすというやり方がおすすめです。

週3日パートにはデメリットもある?

理想的と考えられている週3日パートですが、メリットばかりではなくデメリットも存在します。何となく週3日働くという考え方ではなく、メリット・デメリットを把握した上で自分に合っている働き方を選択するのが良いでしょう。それでは週3日パートのデメリットについて解説いたします。

収入が少ない

週の勤務時間が少ないため、当然ですが収入は少なくなります。時間的余裕よりも収入額を増やしたい人の場合は、週4日以上のパートがおすすめと言えるでしょう。

職場での人間関係

フルタイム週5日など、長時間働いている人が職場にいる場合は、何かと人間関係に気を使わなければならないこともあります。週3のように労働時間が短いパートさんは、職場で居心地の悪さを感じてしまうかも知れません。

不安定な雇用となる可能性

週3日で働くパートさんは、フルタイムと比較すると補助要員的な扱いになることが多く、人件費削減の対象となりやすい傾向があります。確かに週3日は家庭と仕事のバランスが上手く取れている状態かも知れませんが、会社の都合次第で勤務日数変更を打診されることも多いのです。

責任ある仕事を任せてもらえない

フルタイム週5日などのパートさんと比べると、やはり週3日パートの人は責任の大きな仕事を任されることは少ないと言わざるを得ません。仕事にやりがいを求める人であれば、週3日時短勤務ではなく週5日フルタイムで、腰を据えて働くことがおすすめです。

週4日以上の勤務に移行しがちな現実

週3日パートを選んだ人の中には、その後に週4日や週5日などへと移行する人が少なくありません。時間の経過とともにライフスタイルが変化したことも要因のひとつと考えられますが、それ以外にもいくつか理由があるようです。

職場から「もっと勤務時間を増やせないか」と要請され、そのタイミングで仕事も楽しくなっていたから勤務時間を増やすというケースはよくあります。試しに週4日に増やしたところ、特に支障がなかったからそのまま働くという場合も多いようです。

また、保育園や学童保育に子どもを預ける費用と、勤務時間を増やすことによる収入アップのバランスを考えた結果、勤務時間を増やすことを選択する人もいます。

まずは週3日のペースで働いてみて、自分に合った働き方を後から考えるのも良いのではないでしょうか。

保育園の関係  

保育必要量の認定において、保護者のうち勤務時間のより短い者が月に120時間程度以上働いている場合は「保育標準時間」、120時間未満の場合には「保育短時間」と区分されます。

例えば週3日・1日6時間の仕事をする場合は、月におよそ72時間働くことになるので、区分上は「保育短時間(1日最大8時間保育)」という扱いになります。

基準保育料は「保育短時間」の方が安いのですが、延長保育の料金は「保育標準時間」よりも割高です。そのため終業時間が遅い仕事をしている場合は、時短勤務がデメリットとなるということを知っておきましょう。

 

どれだけ違う?「週3」と「週4」の比較 

どれだけ違う?「週3」と「週4」の比較 

時間や精神的な余裕を重視するなら週3勤務、収入アップを目指すなら週4勤務と、どちらにもメリットがあります。それぞれのライフスタイルに合った働き方を選べば良いのですが、収入面での単純な比較も知っておきたいところです。週の勤務日数が3日から4日に変わると、月収はいくらぐらい変わるのかを具体的に解説いたします。

時給1,000円で5時間勤務「週3」の場合

時給1,000円で1日5時間のパートを週3でする場合は、1週間で15,000円を稼ぐことができます。この場合には、4週間の収入額は60,000円です。

実際には週3で働く場合には12〜13日働くことになるので、月収にすると60,000〜65,000円と考えると良いでしょう。

間をとって月収62,500円と考えると、年収にして750,000円となります。

週3で働いた場合でも、かなり大きな額を稼ぐことができるのではないでしょうか。

時給1,000円で5時間勤務「週4」の場合

時給と働く日数の条件は同じまま、週4で働く場合についても考えてみましょう。

日給5,000円として週4で働く場合は、月収が85,000円ほどになります。
この場合の年収は1,020,000円となり、なんと100万円以上の収入となるのです。

週3で働く場合と比べると、1年間で25万円の差になることがわかりました。

25万円で何ができるかを考えれば、その違いがいかに大きなものになるかがわかっていただけるはずです。

シフト制とは?固定制との違いを解説

パートやアルバイトでよく耳にする言葉に「シフト制」というものがあります。
希望する時間帯を指定し、毎回異なる時間に働く自由シフト制や、毎週決まった時間帯に働く固定シフト制など種類はさまざまです。

働ける時間帯がバラバラになりがちな人や、日によって働ける時間の長さが違う人に向いているシステムと言えるでしょう。

時間帯を指定できるシフト制に対して、毎週平日の9:00〜17:00など、職場で決められた時間に固定して働く制度を固定制と呼びます。
会社事務やコールセンター業務などのオフィスワークでは、固定制を採用していることが多いと言えます。

週3以上からの勤務になることも多いので、固定制は毎日の生活リズムが規則的な人に向いています。

シフト制のお仕事のメリットと、求人の探し方は?

「基本的には週3日で働きたい」という主婦の場合、その働き方は2通りあります。


1.固定制
勤務時間、休日が決まっている勤務体系

2.シフト制
職場の人たちそれぞれの出勤日や出勤時間が異なり、勤務日や休みが決まっていない勤務体系。


上記のうち、より自由度が高いのはシフト制です。

その中にも「基本曜日固定シフト制」と「希望シフト制」に分けられることがあります。

基本曜日固定のシフト制の場合、出勤曜日はだいたい決まっていて、予定があり出勤できない時は別の曜日に振り替えるシフトです。たとえば、基本月・木・金出勤の週3日だけど木曜日に予定が入ったら火曜日に代わりに出勤する…等です。

コールセンターなどはこのタイプが多い傾向があります。

希望シフト制の場合、その名のとおり自由にシフト希望を出すことができます。他の従業員の休み希望との兼ね合いによって出勤日・休日が決まるので、対応可能な日時をできる限り伝えてその中で働けるよう調整をしてもらうことになります。

特に自分の勤務したい日に希望を出すタイプは、子どもの行事など、自分の都合に合わせて自由に予定が組めるというメリットがあります。デメリットは繁忙期などに休みがとりずらい、ということがあるようです。

シフト制で働けるお仕事はどんなものがある?

シフト制の職場を選ぶ場合、飲食(ファミレスやファストフードなど)、スーパーやドラックストアなどの接客・販売員、コールセンターなどでシフト制の求人が比較的多いとされています。

特に学生アルバイト・主婦パートがたくさん働いている職場はシフト制のことが多いですよ。

また、シフト制の求人に特化したサイトや、主婦向きの求人情報がたくさん載っているサイトで検索すると、より効率よく多くの求人が見つけられます。

手前味噌ではありますが、主婦・ママ向けの求人サイトしゅふJOBもぜひご覧ください。

 

また、応募時や面接時には必ず、どの程度お休みや追加出勤の希望を聞いてもらえるのかをしっかり確認しておくようにしましょう。

シフト制って書いてあるから…と思って仕事を始めたのに希望が全然通らない!ということもありえます。希望の働き方は人によって違うものですから、どんな働き方がしたいか、具体的にイメージしてから選考に臨みましょう。

 

「週3日勤務」重視するならどのお仕事がおすすめ?

週3日勤務のパートを探すのであれば、どのような職種に絞って就職活動をするのが効率良いのでしょうか?


◆おすすめ:サービス業
働く条件として「週3勤務」を重視する方であれば、飲食店や小売店などのサービス業を選ぶのがおすすめと言えるでしょう。

サービス業をおすすめする理由としては、求人の数が多いということが挙げられます。

ある程度の規模の街であれば、すぐに働きたいという方でも、比較的簡単に仕事を探すことができるはずです。
また、勤務日数や時間帯の希望が通りやすく、柔軟な働き方に対応しやすい点もポイントと言えるでしょう。

オフィスワークなどに比べて、自由なシフトで働けることが多いため、急な用事や子どもの病気などにも対応しやすい点も魅力です。

飲食店の接客やスーパー・ドラッグストアなどの小売店勤務であれば、未経験でもすぐに仕事を覚えることができるでしょう。

レストランの調理なども、日頃から料理をしている主婦の方であれば、すぐにコツをつかんで働くことができそうです。

求人数も豊富ですし、勤務日数や時間帯も比較的希望が通りやすい職種です。
「しゅふJOB」では、日数・時間がちょうどいいパート求人を多く掲載しています。

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◆オフィスワークは難易度が高め

一般事務や営業事務など求人は多数あれど、オフィスワークの募集は「週5日フルタイム」がまだまだ多い状態です。

週3日の求人も増えてきましたが、時短勤務OKの事務のお仕事があったとしても競争率が高くなります。

スキル・経験が応募職種によほどマッチしていないと、なかなか採用に繋がりません。

もしなかなかオフィスワークで就職が決まらない場合、コールセンターを視野に入れてみることがおすすめです。

コールセンターは同じ業務を複数の人で行うのでマニュアルや資料が整っていることも多く、未経験でも歓迎している職場が多くあります。

また、販売・接客業からPCに慣れて事務職にキャリアチェンジしたい主婦や、声だけの仕事なのでいくつになっても働けるため50代・60代からも人気です。

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パートで時間、休み、服装の自由がある職場で働くには?

長時間働くのが難しい、または空いている時間に効率よく働きたいと考えている主婦が、仕事探しで重要視するものは「時間休み」、「服装の自由」も大きなファクターです。

日々時間に追われる主婦にとって、わざわざ着替える時間が必要ない、服装・髪型が自由な職場は魅力的ですよね。

朝の支度を大幅に節約できますし、家に帰ってからも着替えることなくすぐに家事ができるメリットがあります。

また、茶髪NG、ネイル禁止などのお仕事に就くと、せっかくの髪色を元に戻さなければいけなかったり、趣味のネイルができなくなったりすることも。

服装に決まりがあると、気が張っている最初のうちは気にならないものですが、長く勤めていくうちに意外と負担が重くなってくることもあります。

スーツやジャケット着用が必要な職場の場合、クリーニング代やパンプス代、ストッキング代など意外と働くために必要なお金がかかる場合もあります。

週3日で働くとなると、週の半分以下のパートのためだけにそれらの出費をすることが気になる…ということもあるのではないでしょうか。

ただし、制服着用の職場であれば、そもそも私服を新調することもありません。

服装をとやかく思われるのが嫌だ、何を着ていくのか考えたくないという場合は、制服ありのお仕事もおすすめです。

長い目で見ると「服装自由でよかった!」と思わせてくれる場合もありますよ。

 

まとめ

パートのお仕事に限らず、勤務条件や待遇面、やりがいなど人によって求めるものはさまざま。

ぴったりと自分に合うお仕事と出会うのは難しいものです。

お仕事探しをスムーズに進めるコツは、条件にこだわりすぎないことです。

「本当は週3日が希望だけれども週4日でもまあOK」

「週3日だけなら、勤務時間は1時間延ばしてもいいかな」

など、自分ができる範囲にはなりますが、条件面で少し幅を持たせてみると、案外すんなりと理想のパートに出会うことができるかもしれません。

 

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