パートとアルバイトの違いは何?主婦が仕事を探すならパートで検索!
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働き方
働きたいという想いはあるけど、なかなか自分にあった働き方がわからない!
そもそも、求人サイトによく出てくる「パート」と「アルバイト」の違いってなに??
と思っていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。
パート=主婦向け、アルバイト=学生向け?そんなイメージもよく聞こえてきます。
パートとアルバイトは何が違うのでしょうか?
今回は、
・パートとアルバイトの違いについて
・あなたに合ったオススメの働き方について
をご紹介します。
もくじ
法律ではパートもアルバイトも同じ扱い
求人情報を見ていると
・学生やフリーター = 「アルバイト」
・主婦(主夫) = 「パート」
のように、明確に区別されて求人募集がされていることがほとんどです。
では、どこが違うのでしょうか?
辞書上のアルバイト・パートの意味は?
(編集長の机の上にあった)三省堂 現代新国語辞典によると、下記が掲載されています。
アルバイト……ドイツ語で「労働」。本来の仕事以外に、また学生などが収入をえるためにする仕事。バイト。類語に「内職」「副業」がある。
パート……1.部分、部門。2.役割、役目。3.音楽で受け持つ部分。4.パートタイム。5.パートタイマー。
※パートタイム…1日のうち、決められたみじかい時間だけ勤務すること。対義語は「フルタイム」、パートタイマー…パートタイムでやとわれて働く人。対義語は「フルタイマー」
(参照:三省堂 現代新国語辞典 第六版)
アルバイトは学生が、と明記されているのに対し、パートタイマーは主婦とは明記されていません。
しかし、主婦が家庭と両立して働くことを考えると、1日のうち短い時間に勤務できる条件となるため、必然的に主婦=パート、となっているのでしょう。
保険加入が大きく異なる!
パートもアルバイトも、週何日・何時間、という雇用契約のもと働いているのは同じなのに、一体何が違うのでしょうか?
パートもアルバイトも法律上は、正社員よりも労働時間の短い「短時間労働者」という扱いです。
そのため、法的にはパートでもアルバイトでも、所定の要件を満たしていれば「健康保険」や「社会保険」に加入することができます。
しかし、実態として、
【パート採用】
企業と所定の要件を満たす契約をしている場合、「健康保険」や「社会保険加入」の手続きをする。
【アルバイト採用】
「健康保険」や「社会保険加入」の要件を満たしていても、本人が企業側に要求しない限り、企業側は手続きをしない。
という違いができていることが多くあります。
学生=アルバイトは親の扶養内のことが大半
法的には同じ扱いなのに、この違いはどこから来るのでしょうか?
それは、企業によるルールなのです。「アルバイト」は学生やフリーターが多いため、働く人の入れ替わりが激しい傾向があります。入退社の手続きが煩雑になることを避けるためと思われます。
学生の場合、長くてもせいぜい2~4年前後ですし、親の扶養内であることが多いため、アルバイト先企業が手続きをする必要がないことが多いのです。
それに対してパートは、地元に住んでいる主婦がほとんどなので、一度採用すると10年など長い期間働いてくれる人が多い傾向があります。
そのため、企業としても、所定の要件を満たす契約となった場合、入社の段階でしっかりと手続きをしておくことが多いのです。
短時間で働くための選択肢はどんなものがある?
今の時代、主婦が働く=パート と限定されることなく、色々な職種や働き方の選択肢ができています。3つ例をあげてみましょう。
時短正社員
正社員待遇でありながら、労働時間のみ1日6時間程度の短時間で契約するものです。
1日の労働時間が短いだけで、職務に対する責任や仕事の成果などは正社員そのもの。
また、転勤や異動が無い地域限定としている企業もあります。
契約社員、派遣社員
契約社員や派遣社員でも、1日5時間、週3日などという求人もあります。
正社員(フルタイム)
フルタイムの正社員であっても、リモートワークの普及によって「一部在宅での勤務」が可能な職種もありますし、フレックス制導入企業であれば、「裁量労働制」をとっていることもあります。
このような企業や職種であれば、正社員であっても家庭と仕事の両立が可能な働き方をすることができます。
ひと昔前までは「パート=地元のスーパーでのお仕事」という強いイメージがありました。
今は主婦のパートでも、事務職や営業職など、やりがいのあるお仕事はたくさんありますし、働き方の選択肢も広がっています。
短時間正社員で収入アップしたい場合
短時間だけ働きたい、だけどどうせ働くなら、パートやアルバイトなどの働き方はイヤ、もっと仕事の対価としてお給料が見合う働き方がしたい。
そんな主婦にぴったりの働き方が、意外と知られていない「短時間正社員制度」です。
短時間正社員とは?
1.無期限労働契約を締結している
2.基本給や退職金などの算定方法がフルタイム正社員と同等
つまり、パートタイム並みの時短勤務で正社員と同等の雇用条件を得ることができるのです。
そんな都合のいい話ある?と思うかもしれませんが、実はこの働き方、助成金を出すなどして国が進めている政策のひとつなのです。
時短正社員のメリット・デメリット
<メリット>
・社員の待遇を得られるので、収入面で生活が安定する。
・質の高い仕事ができ、やりがいがある。
・社会保険、雇用保険、年金に加入でき保証が手厚い。
<デメリット>
・企業の必要経費が増える
・フルタイム労働者との給与、仕事内容などの兼ね合いの設定が必要になる
デメリットを受けるのは、企業のほうが多いようですね。
導入企業の調べ方
短時間正社員制度を利用したいと思ったら、まずはこの制度を導入している企業について調べましょう。
厚生労働省より作成された導入支援ナビで検索すると、簡単に調べることができます。
同じ時短労働でも、パートより正社員で働きたいと考えているのであれば、まず注目したい短時間社員制度。
このような企業は今後どんどん増えていくことでしょう。
こちらでも詳細にまとめています。
派遣という働き方を検討する
「派遣」と「パート」という働き方。
この二つの違いは何なのでしょうか?また、どちらが向いているのでしょうか。
派遣とパートの大きな違いは「雇用主」。
パートは働く企業と直接雇用契約を結びますが、派遣の場合は派遣会社と雇用契約を結びます。
ほかにも、このような違いが。
派遣の特徴
・お仕事を紹介してもらえることもある
・職場を実際に見に行ったり、企業担当者に会う機会を希望する場合は同行してくれることがほとんど
・就業後、就業日数・時間や休暇など、雇用関係の話をする場合に派遣会社の担当と話す
パートの特徴
・自分で求人サイトから探し、一人で面接に行く
・就業後、就業日数・時間や休暇など、雇用関係の話をする場合には直接上司と話す
また、人間関係にフォーカスすると、パートは直接会話することが多いため身内感覚になりやすく、派遣は「外部の人」という感覚が続くことがほとんど。
パートは会社との相性が合えば融通が利いて安定して働きやすく、派遣は有期雇用ではあるが時給は高め、福利厚生がしっかりしています。
どちらが向いているか、自分の性格や適性を考えて決めると良いでしょう。
思考タイプ別のおすすめの働き方
今は昔と違って、主婦の働き方の選択肢が広がっている時代です。
ですから家庭の事情や自身の気持ちによって、働き方を柔軟に選択しましょう。
思考タイプ別で、おすすめの働き方があります。3つの場合をご紹介しますね。
家庭を重視!(けど、仕事もちょっと。)の場合
「家庭が一番!夫の扶養範囲内で働き、できるだけ家庭に比重を置きたい」の場合
地元で、ルーティンワーク中心のパートや短時間勤務の派遣社員がオススメ。
ルーティンワークが中心なので、突発的な残業や、責任の重さを求められることがあまりないのが魅力といえます。
家庭も仕事も、両立重視!の場合
「毎月それなりの収入が欲しい!でも家庭も仕事も両立させたい!」の場合
1日5時間以上で、週に4,5日、それなりの仕事の責任や成果を求められるポジションの、パートや派遣社員が良いでしょう。
社会保険加入となることもあるでしょうから、夫の扶養から外れてバリバリ働きたい人向けですね。
キャリアをあきらめたくない!(けど、家庭も大切)の場合
「主婦だからとキャリアを諦めたくない!」の場合
時短正社員、地域限定社員、契約社員として、やりがいと責任のあるポジションで存分に能力を発揮するのがオススメ。
主婦でもしっかりキャリアを積むことができます。
仕事への拘束時間が少なく済みますから、自身の頑張りと工夫次第で、家庭との両立も十分可能です。
まとめ
パートとアルバイトでは法律的に違いはないですが、企業では扱い方が異なります。
結論、保険加入も考えているようであれば、「パート」の方が良いでしょう。
それ以上にもっと働きたい、やりがいのある仕事がしたい!という人は、時短正社員などの選択肢も入れながら、自分にピッタリの働き方を選ぶことをおすすめします。
主婦向けの求人サイトで探すと、さまざまな働き方から、家庭と仕事の好バランスがとれる仕事が見つけられると思いますよ。
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この記事を書いた人
しゅふJOBナビ編集部