主婦がパートから正社員になるには?キャリアアップの道筋・お仕事の探し方
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働き方
主婦にとって
「一体いつまでパートで働くのだろう?」
「パートの給料で、子どもの教育費は足りるのかしら?」
といった悩みや不安はつきものです。
できればパートから正社員など安定した仕事にしたいと考えている主婦は多いものです。
そんな主婦の皆様へ、
・パート主婦のキャリアアップの道筋
・パートから正社員になれる職場とは?
・実務経験やスキルは、キャリアアップに生きるのか?
を紹介します。
もくじ
パート主婦の「キャリアパス」とは?
「キャリアパス」という言葉をご存知でしょうか?
一言で表すと、キャリアを得るための道筋のことです。
例えば「今は週3日のパートだけど、時間を見つけて資格を取り、子どもが高校生になったら、フルタイムの正社員になりたい。」
といったように今後の目標とするポジションやキャリアに向かって、必要なステップを踏んでいくための順序や道筋を意味します。
働いていると
「この会社で数年間頑張って昇格しよう!」
「経験を積んで正社員で転職しよう!」
など考えることもあるでしょう。
ここで、ある主婦のキャリアアップの事例をご紹介します。
◆book offの元社長の「橋本真由美さん」
時給600円のパートからスタートながら、商品の陳列の仕方や接客態度について積極的にアイディアを出し、夢中になって働いていた姿勢が認められ最終的に経営陣に抜擢されました。
素晴らしいキャリアアップです。
しかし清水さんのようなケースは特殊な例で「自分に当てはまるとは思えない…」と感じる方も多いでしょう。
もちろんこのようにアイデアを出すなど積極的な姿勢は大事ですが、重要なポイントは「職場選び」「実務などの経験」「資格」です。
主婦がパートから正社員になるには?重視する3つの条件
主婦はパートとして採用されやすいところが魅力ですが、反対に将来的には正社員として働くことを希望している方も多いようです。
いきなり正社員として採用となると狭き門ですが、パートからゆくゆくは正社員へとキャリアアップしていくという道もあります。
将来的に正社員になることを考えているなら、次の3つのポイントを意識してお仕事を探すと良いでしょう。
・主婦としての経験が即戦力として活かせる仕事か?
・働きながら資格や専門性が身につく仕事か?
・正社員とパートの垣根があまりない職種か?
具体的には、以下のような業種がオススメです。
◆接客、販売系のお仕事
◆事務系のお仕事
◆介護、福祉系のお仕事
◆営業系のお仕事
社員登用制度がある職場であれば、パートから正社員になった事例や先輩がいる可能性も高いので、色々相談に乗ってもらえます。
いまは女性も定年まで働き続ける時代。
実際にパートから働き始めて正社員以上のキャリアアップを果たした方の例もたくさんあります。
主婦=パートと決めつけることなく、長く働けるベストな方法を選択しましょう。
ゆくゆく正社員になれる職場選びのポイント
パートから社員になれる職場もあります。
しかし確実に正社員で働くことを目指すのなら、キャリアパスが整備されている会社を選択しましょう。
将来的に正社員になれる可能性がある会社なのか判断をするチェックポイントは
・パートから正社員に昇格した人がいるか?
・企業のページを見て、主婦が活躍できそうな風土か?
・「キャリアパス制度」があるか?
などです。
「キャリアパス」については先述しましたね。キャリアを得るための道筋のことです。
ファーストリテイリング(ユニクロ)の具体例を見てみましょう。
ここではアルバイト、パートのスタッフは3か月から6か月ごとに昇進試験を受けることができます。
そしてグレードが上がればそれに従って昇給し、最終的には地域正社員登用の道が開かれています。
このように正社員登用の可能性がはっきり見えていると、パートでいることの不安も解消されますしやりがいも増えますね。
このようなキャリアパス制度を導入している会社はほかにもありますのでぜひチェックしてみましょう。
自身の経験をキャリアパスに繋げる
企業のキャリアパス制度に乗るという以外にもパートの実務経験や資格を活かしてキャリアアップする道もあります。
なりたい正社員に活かせる資格を持っていれば正社員になりやすいでしょう。
しかし「キャリアアップに必要なもの=資格」ではありません。
仕事で同僚やお客様との会話によるコミュニケーション力は、どんな仕事でも活用でき企業から重要視されます。
また、働きながら資格を取得して活かす、ということだって可能です。
実際に、パートからスキルアップをして正社員になった主婦の例をご紹介します。
◆幼児教室の事務・先生
過去の事務経験を見込まれて採用になりました。
◆家事代行、ベビーシッター、幼児教室、塾
家事・育児の経験、スキルを見込まれて、キャリアチェンジしました。
◆介護職
自宅で老人介護の経験があり、それが有利に。パートとして働きながら資格を取り、正職員に変わりました。
◆マーケッター・バイヤー
スーパーで陳列などの仕事を通して、商品売り上げに貢献した経験が強みとなり採用されました。
◆営業
テレアポや飲食業などで得た接客や電話対応のスキルが活きた。
自分の持っている様々な能力を活かせる方向性を考え、能力を活かせるパートを見つけることもキャリアパスに繋がる近道です。
パート主婦は正社員になるべき?
結婚、出産を機にパートという道を選ぶ人も多いと思いますが、最終的に正社員とパートだと収入にどのくらいの差が出るのでしょうか。
一つの統計をご紹介します。
35年パートだった場合と、正社員を続けた場合の平均年収と生涯年収です。
【平均年収】
パート主婦・・・120万円前後
正社員女性・・・400万円前後
【生涯年収】
パート主婦・・・約4200万円
正社員女性・・・約1億4000万円
このようにパートと正社員では生涯収入に1億円もの差が出てしまうので、長期的にみると正社員のほうがいいといえます。
ただ、家事・育児と両立するためには、週5日・長時間の勤務をするのは現実的ではない…という方もいるでしょう。
そこで考えたいのが「短時間正社員」という働き方です。
【短時間正社員とは?】
1.無期限労働契約を締結している
2.基本給や退職金などの算定方法がフルタイム正社員と同等
<メリット>
社員の待遇を得られるので生活が安定する、質の高い仕事ができる。
<デメリット>
企業にとっては必要経費が増える。
雇用者側にはデメリットは少ない制度です。
この制度で働きたいと思ったらまずは短時間正社員の制度を導入している企業を調べてみましょう。
企業ホームページや、厚生労働省の導入支援ナビなどで見ることができます。
また、下記のURLにもまとめています。
参考:厚労省短時間正社員制度導入支援ナビ
https://part-tanjikan.mhlw.go.jp/navi/case-search/
よろしければ、こちらの記事もご覧ください。
まとめ
・今の仕事をキャリアパスに繋げるか?
・キャリアパスを意識して仕事探しを始めるか?
もし現在の仕事に不安を持っているのなら、キャリアパスを意識して働ける仕事を探すのも良いかもしれません。
また、なりたい自分を持って働けば、今はパートでもやりがいを感じながら働くことができます。
そしてその勤務意欲は上司に伝わるはずです。今の会社でキャリアアップの道のりはしっかり示されていますか?
この先のキャリアについて一度じっくり考えてみましょう。
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この記事を書いた人
しゅふJOBナビ編集部