Indeed PLUSの料金は?特徴や強み、掲載方法やIndeedとの違いを解説

採用方法

Indeed PLUS(インディードプラス)料金・特徴・従来型との違いを解説

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Indeed PLUSの料金は?特徴や強み、掲載方法やIndeedとの違いを解説

Indeed PLUSは2024年1月30日にリリースされた比較的新しいサービスで、従来の「Indeed」とはサービス内容が異なります。

「Indeed PLUSの料金はいくら?」「そもそもIndeed PLUSってIndeedと何が違う?」など、掲載料金や提供サービスに興味がある方も多いでしょう。

本記事では、以下について詳細に解説します。

・掲載料金
・Indeedや他の求人媒体との違い
・主な連携求人サイト一覧
・特徴、メリット
・デメリット、注意点
・費用対効果を高める運用のコツ
・利用企業の事例
・「しゅふJOB」とIndeed PLUSの比較

Indeed掲載を検討する際、Indeed PLUSとIndeedの無料・有料プランのどれを利用すべきか判断できる内容もまとめました。

Indeed PLUSの詳細・通常版Indeedとの違いを知りたい人事担当者が知りたい情報を網羅しております。ぜひ、ご覧ください。

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【目次】

Indeed PLUS(インディードプラス)とは?

Indeed PLUS(インディードプラス)とは?

Indeed PLUS(インディードプラス)は、Indeedが2024年1月に提供を開始した新しい求人配信プラットフォームです。

従来のIndeed掲載に加え、複数の求人サイトと採用管理システム(ATS)をつなぐ、国内唯一の統合型サービスです※1。少ない労力で多数の求人サイトへ掲載でき、1つの求人作成で国内求職者の約7割※2にリーチが可能。効率的な母集団形成ができ、求職者とのマッチ度が高いことも大きな特徴です。

※1 Indeed PLUS連携ATSのみ対応可能。
※2 株式会社ヴァリューズ シェア調査 2024年6月

国内唯一の「複数掲載×ATS連携×運用」3機能を統合した採用プラットフォーム

従来の採用活動では、「求人サイトごとに掲載・管理しなければならない」「媒体別に運用・分析が分散し作業が煩雑」といった課題がありました。

しかし、Indeed PLUSでは、

・複数媒体への自動掲載
・他のATSとのデータ連携
・運用・分析の一元管理

上記3つの機能を搭載し、ワンストップ化が実現。採用担当者が注力したい最もコアな業務の工数を削減しながら、応募効果の最大化が可能となります。

Indeed PLUSの仕組み図
引用:【公式】Indeed PLUS (インディードプラス)

Indeed PLUSは、連携するATSから有料オプションを選択して求人を投稿することで、複数の求人サイトへ連携される仕様です。

たとえば、1つの求人原稿を掲載するだけで、Indeedやタウンワーク、リクナビNEXT、はたらいくなどの主要な求人媒体にも自動で配信される仕組みです。

配信先の選定は、求人内容やターゲットに応じてAIが自動選定するため「どこに出せば応募が入るか分からない」といった悩みも解消できます。

従来型Indeedとどう違う?

Indeed PLUSと従来のIndeedはどちらもクリック課金型で求人掲載できますが、掲載できる求人サイト数や運用方式に大きな違いがあります。

従来型Indeedは「Indeed上のみ」に求人掲載できます。

一方、Indeed PLUSは求人原稿を1つ作成するだけで、Indeedをはじめとする11の主要求人サイトに自動掲載されます。掲載先ごとの審査や手続きが不要でAIが自動判定し、最も効果が出やすいサイトへ自動配信される点が大きなメリットです。

そのため、媒体選定の手間を省きつつ、応募の可能性が高いユーザー層に的確にアプローチできます。

Indeed PLUSを利用検討すべき企業とは?

Indeed PLUSは、以下のような企業に特におすすめです。

1. 複数の求人サイトを使っている企業

複数の求人媒体で求人広告を出している場合、媒体ごとの掲載手続きや管理が煩雑になりがちです。

Indeed PLUSなら、1つのATSを通じて一括投稿・管理・分析が可能になり、採用担当者の業務負担を大幅に軽減できます。


2. 採用効果を最大化したい企業

AIによる自動配信機能で、求人ごとに最も効果が出やすい媒体を選定。「応募数を増やしたい」「クリック単価を最適化したい」といった、成果重視の採用活動にも最適です。


3. 効率的に母集団形成したい中小企業

今まで複数媒体に出すリソースがなかった企業でも、1回の掲載で求職者への訴求が拡大できます。

とくに、採用予算が限られている企業にとって、費用対効果の高い選択肢となります。

Indeed PLUSの掲載料金

Indeed PLUSの掲載料金

Indeed PLUSの料金はクリック課金型で、クリック単価はAIが自動調整します。そのため、一概にいくらであると言えませんが、1クリックあたり数十円〜数百円が相場です。

本章では、課金の仕組みと「業種×地域別」で見た採用単価の相場を見ていきましょう。

「クリック課金型」で予算上限を設定できる

Indeed PLUSを経由した求人は、Indeedの有料掲載と同様の「クリック課金型」が適用されます。クリック課金制とは、求職者が求人ページをクリックしてページを開くたびに料金が発生する料金形態です。

かかる費用は企業が自由に予算を決められ、上限を設定して予算内で自動的に運用可能です。そのため、採用コストを決めて運用ができ、余計な費用が発生しない点はメリットと言えます。

なお、Indeed PLUSは有料掲載(スポンサー求人)をする必要があります。既にスポンサー求人を利用していれば、追加の費用は発生せずに、Indeed PLUSを利用できる場合があります。

クリック単価はAIが自動で設定する

Indeed PLUSのクリック単価は、求人内容や地域、競合の状況によって大きく変動し、AIによって自動で決定される仕組みです。

職種や地域、競合状況などの市場要因をもとに、入札額やクリック単価がリアルタイムで最適化。広告主が手動で単価を設定する必要はなく、AIが配信状況に応じて自動で調整してくれます。

そのため、掲載開始時に複雑な入札設定や単価調整を行う必要はなく、AIにより常に市場に適した単価が維持される仕組みになっています。

業種・地域別の料金相場と費用目安一覧表(例付き)

Indeed PLUSのクリック単価は、職種や地域によって大きく異なります。

以下は、いくつかの都道府県と職種を例に、1名採用を目標とした4週間(28日)掲載時の費用イメージを紹介します。

各求人サイトの「掲載課金型プラン(4週間掲載)」と比較できるよう期間をそろえていますので、媒体選定時の目安として参考にしてください。

注:以下は、2025年10月時点のIndeed相場を参考にした例です。実際の金額は、Indeed公式管理画面でご確認ください。

【業種×地域別】料金相場 4週間(28日)採用予算例(1名採用予定の場合)
職種 北海道 東京都 愛知県 大阪府 福岡県
事務職 46,676円 52,892円 49,784円 46,676円 46,676円
清掃関連職 37,324円 71,568円 68,432円 56,000円 46,676円
福祉関連職 84,000円 99,568円 96,432円 90,216円 84,000円
建設・土木職 90,216円 108,892円 127,568円 146,216円 115,108円
飲食職 84,000円 84,000円 84,000円 84,000円 80,892円
医療関連職 49,784円 84,000円 87,108円 56,000円 68,432円
製造職 49,784円 87,108円 84,000円 46,676円 68,432円
マーケティング・広報職 108,892円 68,432円 62,216円 93,324円 71,568円
サービス職 84,000円 65,324円 84,000円 56,000円 90,216円
営業・販売職 80,892円 90,216円 124,432円 84,000円 84,000円
倉庫・物流職 68,432円 84,000円 74,676円 49,784円 46,676円
IT職 87,108円 65,324円 90,216円 93,324円 62,216円

たとえば「東京都×事務職」で1名採用を目指す場合、日額のクリック費用イメージは1,889円です。

【例】1,889円 × 28日(4週間)  = 52,892円

もちろん、クリック数は求職活動の動向によって変動します。とくに、転職活動が活発になる時期(3月・9月など)はクリック数が増えやすく、費用も上昇する傾向があります。

一方で、季節による変動を見越して運用設定(予算上限・配信スケジュール)を調整すれば、安定した応募効果を保つことができます。

短期間で結果を判断せず、一定期間(数週間〜数か月)を通して運用データを蓄積しながら改善を重ねることが効果的です。

掲載後、蓄積されたデータをもとに求人内容の改善やターゲティングの見直しを行えば、結果的にクリック単価が安定し、1応募あたりの採用単価を下げる効果が期待できます。

Indeed PLUSの求人掲載方法2種

Indeed PLUSの求人掲載方法2種

Indeed PLUSでの求人掲載方法は、以下の2つです。

・Indeedへの直接投稿
・ATS(採用管理システム)の利用

どちらを選択するかで掲載方法が変わるため、自社の目的に合う方法を選びましょう。

本章では、それぞれの求人掲載方法を紹介します。

①Indeedへの直接投稿

Indeed上のシステムに直接求人を掲載すると、Indeed PLUSにも自動的に掲載できます。

ただし、Indeed PLUSの利用条件を満たしていない場合は、自動掲載されないため注意しましょう。

以下が、Indeed PLUSの利用条件です。

・Indeed 直接投稿のスポンサー求人(有料掲載求人)、もしくは、Indeed PLUSと連携している採用管理システム(ATS)経由の、有料掲載(スポンサー設定)している求人
・Indeed PLUS連携ATSはこちらからご確認ください。※Indeed PLUSのロゴがついたATSが、Indeed PLUS連携のATSです。
・日本国内の求人
・雇用形態
・正社員、アルバイト・パート、派遣社員、契約社員、業務委託、無期雇用派遣
・Indeed PLUSの掲載基準を満たしている
・企業情報の入力必須
・求人票が「求人票作成ガイド」に沿って作成されている(全項目の記入を推奨)
・その他、Indeed の利用規約求人掲載基準、ポリシーに則っている
引用:Indeed PLUSとは|Indeed サポート 

たとえば、海外求人や企業情報の掲載がない求人など、Indeedの求人掲載基準を満たしていない場合は、Indeed PLUS経由で掲載できません。

また、Indeed PLUSの利用条件はIndeedの掲載基準とは異なります。Indeedで掲載できる求人でも、Indeed PLUSでは掲載NGとなる可能性があります。

ただし、Indeed PLUSに掲載されない場合、どの条件を満たしていないかなど個別の回答はIndeed側からもらえない点に注意が必要です。

②ATS(採用管理システム)の利用

ATS(採用管理システム)を利用してIndeedに求人を掲載している場合でも、一部のATSを通じてIndeed PLUSに掲載することが可能です。

ただし、すべてのATSが対象となるわけではなく、Indeed PLUSと正式に連携している、Indeed PLUS連携ATSのロゴが明記されているATSに限られます。

連携ATSのパートナーには、以下のようなものがあります。

・ジョブカン採用管理
・ビズプラ採用管理
・ヒトマネージャー など

Indeed PLUS対応ATSは、公式サイト上で確認できます。

自社がすでに利用しているATSがIndeed PLUS対応ATSかどうかは、ATS提供元またはIndeed公式サイトの連携パートナー一覧で確認しましょう。

なお、Indeed PLUS連携ATSを通じて掲載する場合でも、自動でIndeed PLUSに掲載されるとは限りません。Indeed PLUSの利用条件を満たした場合に、Indeed PLUSの配信対象として扱われる仕組みです。

そのため、ATS経由で掲載する際も、Indeed PLUSに対応した形式・条件で求人を作成することが重要です。

クリック課金型と掲載課金型の比較|企業の課題で選ぶ

クリック課金型と掲載課金型の比較|企業の課題で選ぶ

求人媒体での課金プランには、主に「掲載課金型」「応募課金型」「採用課金型」「クリック課金型」があります。いずれも求人媒体で使われる一般的な料金体系です。

今回は、Indeed PLUSが採用している「クリック課金型」と、求人サイトで主流な「掲載課金型」とを比較し、企業の抱える採用課題別でそれぞれ向き・不向きを見ていきましょう。

採用課題 クリック課金型
例:Indeed PLUSなど
掲載課金型
例:しゅふJOBなど
限られた採用予算で効率的に応募を集めたい
クリックされた分だけ費用が発生するため、無駄なコストを抑えやすい

固定料金のため、追加料金を気にせず運用できる。採用人数が増えるほど1人あたりのコストを抑えやすい
応募数を増やしたい
AIが原稿内容や応募データをもとに自動で最適化。露出を高めて応募増加を狙える

掲載順位が安定しており、ターゲット層にじっくり訴求できる。長期掲載で応募を積み上げたい場合に有効
求人原稿に自信がない
原稿内容が表示順位に影響しやすい。担当者に相談できる

担当者のサポートが受けられ、テンプレートも豊富で安心
採用時期にムラがある
予算上限の設定や掲載停止が自由にでき、繁忙期・閑散期に合わせた柔軟な運用が可能

掲載期間が一定のため、期間内は安定した露出を確保できる。採用スケジュールが決まっている企業に適している
短期間で複数名採用したい
クリック数が増えるほど費用も増加するため、大量採用ではコストがかさむ可能性あり

何名採用しても追加費用がかからないため、複数名まとめて採用する場合にコスパが良い
大量採用をしたい
クリック数が増えると費用はかさむが、エリア・職種を柔軟に広げられる

定額で複数職種・拠点を同時掲載できるプランも多く、大量採用向き
特定のスキルや条件を持つ人材をピンポイントで採用したい
AIが求職者の検索意図に合わせて自動で最適化

幅広い層に届くが、ピンポイント訴求には工夫が必要。特化型の求人サイトなら、特定の求職者層にアプローチできる

2つの課金プランは、企業の抱える採用課題や採用目的により、向き・不向きがあります。そのため、求人媒体を選ぶ際は「どんな人材に出会いたいのか」「どのくらいの期間で採用したいのか」といった自社の状況を整理したうえで検討することが大切です。

あわせて、掲載先の母集団の大きさ、管理画面の使いやすさ、サポート体制の充実度なども重要な判断材料です。

採用コストを予算内に抑えて採用人数の目標を達成するためにも、自社の課題や採用スタイルに合った媒体を選び、無駄のない効果的な採用活動につなげましょう。

Indeed PLUSの特徴・メリット4選

Indeed PLUSの特徴・メリット4選

Indeed PLUSは、採用活動に課題を持つ採用担当者のために開発された求人配信プラットフォームです。「配信効率」「コスト最適化」「露出範囲の拡大」を実現する仕組みが満載です。

①国内主要求人サイトの利用者にリーチできる
②掲載に適した求人サイトを自動選定する
③予算・応募を一元管理できる
④設定予算内でクリック数を最大化できる

企業が活用することで得られる、主な4つの特徴とメリットを紹介します。

①国内主要求人サイトの利用者にリーチできる

Indeed PLUSを利用すると、以下の多様な11ものサイトに求人を掲載できます。

・Indeed
・タウンワーク
・リクナビNEXT
・はたらいく
・フロム・エー ナビ
・とらばーゆ
・ディースターNET
・リクナビ派遣
・物流・ドライバー求人サーチ
・求人ジャーナルネット
・しゅふきた
※2024年11月26日現在。掲載対象となる連携求人サイトは変更されることがありますので、最新情報はこちらをご覧ください。

株式会社ヴァリューズが2024年6月に行ったシェア調査によると、Indeed PLUSから求人掲載をすると、国内主要求人サイトのユーザーのうち最大約70%にリーチすることが分かりました。

そのため、Indeedのみに求人掲載するよりも、Indeed PLUSを経由して求人掲載をした方がより多くの求職者に自社の求人票が届くのです。

業務が回らず人手不足でも効率良く応募者数を増やしたい場合は、Indeed PLUSの利用が効果的です。

②AIが求人内容に応じて最適な求人サイトへ自動掲載

Indeed独自のAIが、求人内容や閲覧・応募データを分析し、その求人内容に適した求人サイトへ自動連携してくれます。

自社で媒体を比較・選定する必要がなく、AIが常に最適化して求人公開してくれるため「どの求人サイトで出せば効果があるのか分からない」という悩みを解消でき、選定の工数が削減できます。

③「Indeed PLUS連携のATS」で予算や応募を一元管理できる

Indeed PLUSでは、複数の求人サイトへの掲載・応募状況をひとつの管理画面で把握できます。

複数媒体を横断的に運用しても、Indeed PLUSのダッシュボード上ですべての応募データや効果を可視化できるため、求人効果の分析や改善が煩雑になりません。

そして、Indeed PLUS連携のATS(採用管理システム)を導入すれば、応募者情報や選考ステータスも自動連携され、応募〜採用までの業務全体の効率化が可能です。

さらに、採用課題の可視化・予算管理・求人内容の改善といった運用面での業務もスムーズに進められます。

④設定予算内でクリック数を最大化できる

Indeed PLUSの料金体系は、クリック課金型を採用しています。求人がクリックされるごとに費用が発生し、設定した予算の範囲内で自動的に最適化される仕組みです。

クリック単価はAIが自動調整するため、採用ノウハウが浅い企業でも安心して利用できます。

人手不足で応募を増やしたいが「どの程度の単価設定が妥当か分からない」という場合でも、Indeed PLUSなら自動でコスト最適化を行ってくれます。

また、スポンサー求人で一定以上の金額を利用すれば「採用市場レポート」が活用できます。募集職種とエリア指定で、採用の難易度などの詳細情報が得られますので、採用予算の検討時などに活用可能です。

Indeed PLUSを利用する際の3つのデメリット・注意点

Indeed PLUSを利用する際の3つのデメリット・注意点

メリットが多く便利なIndeed PLUSにも、利用前に理解しておきたい注意点があります。

①クリック単価が高騰する傾向にある
②すべての求人が自動配信されるわけではない
③運用ノウハウがないと効果が出にくい

とくに、費用・運用・効果測定の3点をポイントに注意することで、失敗を防げます。

①クリック単価が高騰する傾向にある

Indeed PLUSはAIによる最適化が強みですが、人気職種や都市部など競合が多い市場では、AIアルゴリズムによりクリック単価が自動的に高騰しやすい傾向があります。とくに「事務職」「販売職」「介護職」などで顕著です。また、求人原稿の品質が低いとクリックされても応募に繋がらず、無駄なコストが発生する点も注意が必要です。

対策: 事前の運用設計でコスト抑制が可能です。競合と比較した求人原稿の品質改善や、応募率が高い曜日・時間帯への費用集中投下、反応率の高い原稿の維持など、広告品質と配信効率を高める施策を行いましょう。AI任せにせず、週単位で配信結果をモニタリングすることも重要です。

②すべての求人が自動配信されるわけではない

Indeed PLUSに投稿した求人すべてが、連携求人サイトへ自動的に複数掲載されるわけではありません。求人内容や特性、応募状況などに基づき、Indeedが最も効果的と判断したサイトにのみ掲載されるため、掲載先が1つのサイトのみになるケースもあります。

対策: より多くのサイトに掲載される可能性を高めるには、求人内容を具体的かつ正確に記載し、採用ターゲットに合わせた原稿の最適化を徹底しましょう。

③運用ノウハウがないと効果が出にくい

Indeed PLUSのAIは強力ですが、良質な原稿作成・適切なターゲティング・データ解析などの運用ノウハウがなければ、期待した成果は見込めません。初期設定のミスや運用放置は、AIが誤った傾向を学習し、見込みの低いターゲットへの広告配信や無駄なクリックによるコスト上昇を招くリスクがあります。

対策: AI任せにせず、週単位で配信結果をモニタリングし、原稿調整を繰り返す地道な運用を徹底することが効果最大化の鍵です。運用経験やノウハウが不足している企業は、Indeed PLUSが提供する「初期設定伴走サービス」などのサポートを活用し、確実に運用設計を整えるのが得策です。

Indeed PLUSの費用対効果を高める3つのコツ

Indeed PLUSの費用対効果を高める3つのコツ

Indeed PLUSは「掲載して終わり」ではなく、運用を工夫することで効果が大きく変わります。

本章では、クリック単価を抑えつつ応募数を最大化するための運用ポイントを3つお伝えします。

コツ①複数の職種は分けて募集する

1つの求人原稿で複数の職種をまとめて掲載すると、ターゲットがぼやけてしまい、AIによる自動最適化の精度が下がる可能性があります。

Indeed PLUSでは、求人内容をもとにAIが応募者の検索意図や行動履歴を分析し、最適な求人サイトに掲載しています。そのため、求人情報が明確であるほど、適切な候補者にリーチしやすくなります。

たとえば「販売職/事務職/ドライバー職」と書き、1つの原稿にまとめて掲載すると、AIがどの職種を優先して配信すべきか判断しづらくなり、結果的に効果が分散してしまいます。

一方で、1原稿に1職種で掲載すれば、仕事内容・求める人物像・勤務地などが明確になり、クリック率(CTR)や応募率(CVR)ともに改善しやすくなります。

採用率を上げるための「今日から使える10の施策」を知りたい方はこちら!▶アルバイト採用率の上げ方は?|平均採用率と効果的な対策10選

コツ②タイトルはクリックしたくなるキーワードを盛り込む

タイトルは「検索されるキーワード」と「クリックを促す訴求」を同時に満たす必要があります。

まず、応募してほしい人物像が検索しそうな語(例:未経験、資格名、パート)を組み込むことで検索時のマッチ率を高めます。

次に、競合と比較して目を引く短いキャッチ(例:「未経験歓迎」「週2日〜OK」)を加えると、求職者が「自分向けの求人だ」と直感的に判断しやすくなります。

結果として、CTR(クリック率)が上がり、限られた予算でより多くの応募を獲得しやすくなります。のあ、タイトルは30〜45文字程度に収め、前半にキーワード、後半にメリット訴求を置くと効果が出やすいです。

求人も“広告”です。求人広告では「キャッチコピー」がCTR向上に貢献します!▶求人キャッチコピーの例文60選|応募率がUPするフレーズの作り方

コツ③求人内容は“はたらく自分を想像できる”くらいに具体的に書く

求人内容は、求職者が「自分がその職場で働いている姿」を具体的にイメージできるレベルまで書き込みましょう。

単に職務名や業務概要を並べるだけではなく、1日の流れ・実際の業務例・待遇・福利厚生・求める人物像といった“働く人の生活に直結する情報”を入れることで、ミスマッチの低減と応募率の向上につながります。

文章で長く書くだけでは読みづらさが出て応募率が下がるケースがあります。そのため、福利厚生や働きやすさ(時短制度あり/託児支援あり/扶養内勤務可)などのターゲットが重視する要素は、箇条書きにして読みやすく伝えると良いでしょう。

また「応募条件」では、「必須」と「歓迎」を明確に分け、資格の有無や経験年数を曖昧に書かないことも重要です。

結果として、求人タイトルのクリック後に発生する「期待値」と「実際」のズレを小さくし、応募率・採用成功率ともに向上しやすくなります。

『求人原稿の書き方が分からない』方は、こちらの記事で悩み完結!▶【無料テンプレート付】求人票の書き方を紹介!記載してはいけないことも解説

Indeed PLUSの成功事例を紹介

Indeed PLUSの成功事例を紹介

Indeed公式サイトに掲載されている事例のなかから、Indeed PLUSを活用して採用課題を乗り越えた3社を紹介します。

①応募数4倍アップ・応募単価5割以上の削減に成功|株式会社ジンズ
②応募単価が4分の1に!地域密着型の採用でも人手不足を解消|ロードリサーチ株式会社
③採用コスト削減と表示回数増で応募数アップ|株式会社ラックランド

自社の課題と照らし合わせて、Indeed PLUSが有効となるかの判断材料にしてください。

事例①応募数4倍アップ・応募単価5割以上の削減に成功|株式会社ジンズ

株式会社ジンズは、幅広いスタイルの眼鏡を展開するアイウエアブランド「JINS」の運営会社です。第2創業期を迎えた同社では、グローバル展開もさることながら、国内の市場拡大にも尽力されています。

国内JINSの販売は90%以上が実店舗であるため、各店舗の人手確保は重要な業務です。しかし、昨今の労働人口不足の影響で、エリアによっては採用が難航していたそうです。

そこで導入されたのが、Indeed PLUS。IndeedがIndeed PLUSを提供した年に導入し、利用開始後には応募数は今までの4倍に跳ね上がりました。

さらに、応募単価は前年と比較して50%以上の削減に成功。Indeed PLUSを導入して、応募数の増加と大幅なコストカットを実現しました。

参考:「JINS」の全国展開を支えるIndeed PLUSとは?|Indeed

事例②応募単価が4分の1に!地域密着型の採用でも人手不足を解消|ロードリサーチ株式会社

高速道路の警備・誘導などを主力とするロードリサーチ株式会社では、インフラの老朽化に伴う補修工事が増えるなか、警備業界全体の人材不足が深刻でした。新拠点の開設も重なり、東京・横浜・御殿場など複数拠点で約140名の人員を確保する必要がありましたが、従来の採用手法ではコストがかさんでいたため、採用施策の刷新に踏み切りました。

Indeed PLUSを導入後、求人原稿・予算配分・応募経路の戦略にIndeedの営業担当者と二人三脚で取り組み、応募単価を導入前と比べて約4分の1にまで削減することに成功。具体的には、導入前の2024年1月の応募単価が15,000円だったのが、5月には3,226円にまで下がりました。

【Indeed PLUS活用事例】ロードリサーチ株式会社|Indeed PLUS利用開始後の応募単価比較図
引用:【Indeed PLUS活用事例】ロードリサーチ株式会社|Indeed

応募数の増加も実感でき、複数のIndeed PLUS連携求人サイトを通じて求職者へのリーチが早まる結果に。求職側のニーズを反映した求人原稿の改訂や、面接前日のリマインドメールで仕事の魅力を伝えるなど、求職者との接点を強化する工夫も効果を上げました。

地元密着型のアプローチや各拠点の特徴を意識した募集戦略が功を奏した事例です。

参考:【Indeed PLUS活用事例】ロードリサーチ株式会社|Indeed

事例③採用コスト削減と表示回数増で応募数アップ|株式会社ラックランド

内装・設備工事を手がける株式会社ラックランドは、全国で約20の職種を対象に正社員採用を進めるなかで、コロナ禍時の採用予算は年間1億円。採用した約100名の多くは人材紹介エージェントを介していたため、採用コストが上昇していました。

そこで、Indeedを活用して求人チャネルを拡大。Indeed担当者からアドバイスのもと、ターゲットに訴求した求人原稿にブラッシュアップしたことがターニングポイントとなります。

【Indeed PLUS活用事例】株式会社ラックランド||1000インプレッションあたりの費用図
引用:【Indeed PLUS活用事例】ロードリサーチ株式会社|Indeed

結果、他の媒体では採用難であった地方都市エリアの求人表示回数が増加し、応募数も1.4倍向上。とくにIndeed PLUSに切り替えてからは、1000インプレッションあたりの費用が26.3%減少し、8,253円にまで削減され、応募単価や採用コストも改善しています。

その後も、採用が難しいポジションには予算を多めに割り当てるなど予算配分を調整し、採用予算は2,500万円と、導入以前から75%も削減に成功しました。

参考:【Indeed PLUS活用事例】株式会社ラックランド|Indeed

主婦・主夫人材採用に強い「しゅふJOB」とIndeed PLUSを比較!

主婦・主夫人材採用に強い「しゅふJOB」とIndeed PLUSを比較!

Indeed PLUSは幅広い層にリーチできる一方、クリック課金型には「求める人材とは違う層からの、コストのかかるクリック」が常につきまといます。Indeed PLUSは特に若年層ユーザーが中心のため、「経験豊富な即戦力」を求める場合には、その傾向が顕著になります。

もし貴社が「クリックの量より質を重視し、採用コストの無駄をなくしたい」とお考えなら、主婦・主夫層に特化した「しゅふJOB」がおすすめです。

しゅふJOBは、以下のような特徴を持つ求人サイトです。

【しゅふJOBの特徴】
・主婦・主夫人材に強い訴求力を持つ
・3つの料金プランから自社に合う掲載方法を選べる
・企業向けサポートが充実している

ここでは、しゅふJOBを利用する魅力についてIndeed PLUSと比較しながら紹介します。

①主婦・主夫人材に絞ったアプローチが可能

Indeed PLUSを利用すると、幅広い層が利用する「Indeed」や「求人ジャーナルネット」に掲載されます。そのため、特定のターゲットへのアプローチや採用には不向きな場合があります。

一方、しゅふJOBの登録ユーザーは約8割が30代〜50代の主婦・主夫人材であるため、主婦・主夫人材を狙った採用が可能です。

しゅふJOB会員属性_2025.1時点

出典:しゅふJOB登録者への独自調査 (集計期間:2025年1月21日~2025年2月3日)
※3調査概要下部記載

特に、しゅふJOBの主婦・主夫人材は、1社に対する志望度が高い傾向にあり、採用面接が辞退されるリスクを避けられます。

また、定着率も高く、採用後に早期離職されるリスクも回避でき、採用コストの無駄を抑えられます。

採用コストを長期的に抑えて主婦・主夫人材を起用したい場合は、しゅふJOBの利用がおすすめです。

②自社に合う料金プランを3つから選べる

Indeed PLUSは、クリック数に応じて料金が発生する「クリック課金制」を採用しています。クリック課金制では、クリックが発生しても採用につながらないと、余分に予算を消費する点がデメリットです。

一方、しゅふJOBは、クリック課金制と同様に成果報酬型に該当する「応募課金型」や「採用課金型」の他、「掲載課金型」を含む3種類の料金プランを用意しています。

たとえば、掲載課金では大量に応募が届いた場合も一定料金であるため、コストパフォーマンス良く応募者を集められる点がメリットです。

採用目的や状況、課題、予算に応じて柔軟に料金プランを選択したい場合は、しゅふJOBがおすすめです。

しゅふJOBの成功事例▶応募数、求職者の就業意欲に満足!他媒体に比べ圧倒的に応募が多いです。(住商グローバル・ロジスティクス株式会社様)

③企業向けサポートが充実

Indeed PLUSでは、初期設定伴走サービスが用意されています。しかし、活用しない場合は応募が集まらない場合などの疑問や課題が生じたら自社で解決する必要があり、採用ノウハウが乏しいと上手く活用するのは困難です。

一方、しゅふJOBは採用ノウハウに不安がある場合でも安心して利用できるように、掲載企業向けの充実したサポートを用意しています。

たとえば、初回2求人の求人原稿作成を完全無料で代行するサポートや、専任チームによる随時サポートを実施しています。

とくに、求人原稿作成の代行サービスはしゅふJOBならではのサポートです。代行で作成される求人原稿を通じて、ターゲットに刺さる原稿のポイントを理解できます。

定着率の高いしゅふ層をターゲットにしたい企業様は、訴求力の高い求人原稿が作成できる「しゅふJOB」がおすすめです。

採用率の高いしゅふJOBのキホンを知る▶しゅふJOBとは?掲載プラン・特徴・会員データについて解説

\パート・アルバイト採用のお悩みはありませんか?/

「Indeed PLUS」に関するよくある質問(FAQ)

「Indeed PLUS」に関するよくある質問(FAQ)

最後に、Indeed PLUSの導入前によく寄せられる質問をまとめました。

導入を検討している企業の疑問を解消し、スムーズな運用準備に役立ててください。

Q1. Indeed PLUSの利用料金はいくらですか?

A. Indeed PLUSは「クリック課金型」で、クリック1回あたり数十円〜数百円程度が目安です。職種や地域、掲載時期によって単価が変動します。

利用企業は任意で予算上限を設定できるため、コストを抑えながら掲載効果を確認できます。

Q2. Indeed PLUSとIndeedの違いは何ですか?

A. Indeedは単独の求人検索エンジンで複数の求人サイトの求人情報を集約してIndeed内に掲載します。

一方、Indeed PLUSはIndeed PLUS上で作成した求人広告が、他の求人サイトに拡散して公開される仕組みで、他媒体にはない機能を備えた「求人配信ネットワーク」です。掲載先の他媒体を含む応募管理やデータ分析が、ひとつのATS上で一元管理できます。

Q3. 無料で掲載することはできますか?

A. Indeed PLUSを利用する場合は、有料プラン「スポンサー求人」を選択する必要があり、無料プランはありません。

従来型のIndeedであれば無料掲載できますが、Indeedを活用して複数の求人媒体に求人票を広めたい場合は、Indeed PLUSを検討しましょう。

Q4. 掲載期間の制限はありますか?

A. Indeed PLUSには明確な掲載期間制限はありません。

ただし、掲載を継続するには一定期間ごとに求人内容を更新しましょう。Indeed内のAIが掲載内容の鮮度や応募率を評価するため、定期的な更新・再出稿が効果的です。

Q5. 掲載できない職種や業種はありますか?

A. Indeed PLUSでは、求人内容が各提携サイトの基準に満たない場合、配信連携されないことがあります。スポンサー求人を選択していなかったり、Indeedに企業情報を入力していなかったり、海外の求人も対象外です。

Indeed PLUSは有料の求人掲載プラットフォームです。利用前には規約や条件を確認し、Indeed PLUSを最大限活用できるよう心がけてください。

Q6. 複数の求人サイトの効果測定はどのように行えますか?

A. Indeed PLUSの効果測定は、Indeed PLUSと連携しているATS(採用管理システム)上でチェックできます。複数の媒体に散らばった応募者データも自動で集計されるため、一括で集計が可能です。

また、Indeedの分析機能「採用市場レポート」を活用して効果改善に活かすことも可能です。

Q7. 効果を高めるためのコツはありますか?

A. クリック率(CTR)と応募率(CVR)を高めるには、自社が求める人物像にささるタイトルと、求人内容には具体的な条件や採用したい人物像を明確に書くことで効果が出やすくなります。

簡潔に読みたい情報(給与・勤務時間・スキルなど)は箇条書きにし、具体的に記述が必要な項目は文章化すると読みやすくなり、求職者が求人自体に興味を持ちやすくなります。

ほかにも、写真やロゴを活用した視覚的な訴求を強化するといった工夫も効果的です。

また、掲載開始から週単位でデータ分析を行い、原稿調整を行うと成果が安定します。

Q8. どんな企業にIndeed PLUSはおすすめですか?

A. Indeed PLUSは、以下のような企業に特に向いています。

・複数職種・勤務地を同時に募集したい企業
・広告管理を一本化して効率よく行いたい企業
・Indeed PLUS連携ATSを導入している企業

自社採用ページと連携すれば、オウンド採用+求人広告のハイブリッド戦略も可能です。

Indeed PLUSのメリット・デメリットはこちらの記事でも詳しく解説されています。
参考:Indeed PLUS(インディードプラス)とは?料金・効果やメリット・注意点を徹底解説|求人広告お悩み解決ナビ

まとめ:Indeed PLUSを利用すると幅広い求職者にリーチ可能!

Indeed PLUSは、応募者のクリックに応じて料金がかかる「クリック課金型」の求人配信プラットフォームです。

すでにIndeedのスポンサー求人(有料掲載)を利用している場合は、追加料金の負担なく利用できます。

掲載企業が設定する予算内でクリック単価が自動調整されるため、上限を超えて費用が発生せず、採用予算の管理が容易です。

また、採用コストを抑えて求人広告を掲載したい場合は、定着率の高い主婦・主夫人材に効果的にリーチできる「しゅふJOB」もおすすめです。

Indeed PLUSはクリック課金しか選べませんが、しゅふJOBでは掲載課金型応募課金型採用課金型の3種類から選択できます。そのため、自社の採用ニーズに合わせて料金プランを最適化でき、採用コストの無駄を抑えられます。

「しゅふJOBの料金プランを詳しく聞きたい」「Indeed PLUSとしゅふJOBを費用面で比較したい」などのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

WEBお問合せフォーム

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※3
【調査概要】
調査期間:2025年1月21日~2025年2月3日
有効回答者数:1214名
調査対象:しゅふJOB登録済みの求職者様
調査方法:Webアンケート
年齢分布はしゅふJOB全登録ユーザーの年齢分布

 

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この記事の執筆者

株式会社ビースタイルメディア

「しゅふ×パート」活用ノウハウBOOKは、株式会社ビースタイルメディアが運営する人材採用・雇用情報に関するお役立ち情報を発信するメディアです。

この記事の監修者

石橋聖文

株式会社ビースタイルメディア 代表取締役。1982年生まれ。立教大学卒業後にビースタイルグループに新卒一期生として入社。同社にて約17年に渡り女性のライフステージに合わせた働き方の支援と企業の人材不足の解消やコスト削減、生産性向上を実現する複数のサービス運営・事業立ち上げを経験。

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