株式会社マイナビが運営する、求人掲載サイトの「マイナビバイト」。ユーザー数が多く、多くの人から認知を得ている求人サイトです。

「マイナビバイトはテレビでもよく見かけるけれど、求める人材の採用に向いているかな？」
「料金プランがたくさんあって、どれを選べばよいかわからない……」

掲載を検討している採用担当の方の中には、このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、マイナビバイトの特徴や強み、ユーザー層の傾向をはじめ、具体的な掲載料金などを詳しく解説します。

・マイナビバイトの3つの特徴とユーザー層の傾向
・マイナビバイトで求人を掲載するメリットと注意点
・求める人材を採用するためにマイナビバイトでの掲載が向いているか

貴社の人材採用において、マイナビバイトの活用が向いているかどうかが明確になります。ぜひ参考にしていただき、掲載の判断材料にしてください。

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マイナビバイトの掲載料金

マイナビバイトへの掲載料金は幅広く、ニーズに合わせて多彩なプランが用意されています。

地域ごとの掲載料金

まずは、地域ごとに定められているマイナビバイトの掲載料金を、一覧表にまとめました。

課金形態	料金プラン	掲載期間	東京23区	東京23区外	神奈川・千葉・埼玉	大阪・京都・兵庫	奈良・和歌山・滋賀	東海	その他エリア
掲載課金制	ADプレミアム	1週間～	200,000円	200,000円	200,000円	180,000円	180,000円	160,000円	140,000円
	ADスーパー		80,000円	80,000円	80,000円	72,000円	72,000円	64,000円	56,000円
	ADスタンダードプラス		50,000円	40,000円	45,000円	45,000円	40,000円	40,000円	35,000円
	ADスタンダード		30,000円
	ADライト		20,000円
	ADテキスト	4週間～	10,000円
応募課金制	エントリープラス	12週間～	15,000円／1名応募
	エントリー		8,000円／1名応募

引用：マイナビバイト

マイナビバイトのオプション料金

マイナビバイトの料金プランは、公式サイトで案内のあるプランが基本となります。

しかし、採用の専門メディアである『しゅふＪＯＢ』が独自に調査したところ、公式サイト上では明記されていない、オプション料金が掲載されている事例が見られました。採用担当者の皆様の公平な比較検討のため、本記事ではそれらのオプション料金を含め一覧でご紹介します。

	オプション名	内容	掲載期間	関東
マイナビバイト	Extraバナー	マイナビバイトのトップページに画像バナーが表示される	1週間	150,000円
	サジェストピックアップ	サジェスト検索機能でユーザーが選んだ文言と同じ求人設定がされたときに、PR広告としてバナーが表示される	1週間	80,000円
	検索画面PRバナー	「エリア」「駅・路線」「職種」「こだわり条件」の検索画面にテキストバナーが表示される	1週間	80,000円
	クロスローテーション	特定の勤務地で求人を検索されたときに、求人PR広告が一覧画面の中心と最下部に表示される	1週間	80,000円
	トップページテキストバナー	マイナビバイトのトップページ下部にテキストで表示される	1週間	80,000円
	リザーブシート（スペシャル）	求人情報と同じ条件の「勤務地か駅・路線」×「各種条件」で検索したとき、検索結果の最上位に表示される	1週間	70,000円
	リザーブシート（ベーシック）	求人情報と同じ条件の「職種」か「職種×各種条件」で検索したとき、検索結果の最上位に表示される	1週間	50,000円
	リザーブシート（こだわり）	求人情報と同じ条件の「こだわり条件」か「こだわり条件×各種条件」で検索したとき、検索結果の最上位に表示される	2日もしくは3日～1週間	30,000円～50,000円
	新着上位	トップページの「おすすめの新着求人」の右にある「もっと見る」ボタンを押すと、新着一覧に遷移し、先着20番まで表示される	2日もしくは3日	20,000円
	特集上位	トップページの特集ページから検索したとき、上位20位以内に表示される	1週間	10,000円
	面接確約フラグ	原稿に「面接確約」アイコンが表示される	1週間	5,000円
	急募フラグ	原稿に「急募」アイコンが表示される	1週間	2,000円
	検索連動バナー	「職種×勤務地」か「職種×駅」で検索したとき、検索結果の最上位に求人へのリンクが表示される	1週間	2,000円
パート	注目パートピクチャーバナー	マイナビパートトップページに画像バナーが表示される	1週間	80,000円
	お仕事ピックアップパートバナー	マイナビパートトップページの最上部に表示されるテキストバナー	1週間	40,000円
	PRおすすめパートバナー	マイナビパート検索結果の下部に表示される	1週間	40,000円
	トップおすすめパートバナー	マイナビパートトップページ下部の「おすすめパート」に表示される	1週間	20,000円
その他	商業施設・団体用バナー	マイナビバイトのトップページ下部に表示される	1週間	150,000円
	ランディングページバナー	ランディングページに求人情報が表示される	4週間	100,000円
	ラージピクチャー	「プレミアム」のみ設定できる、1000px×200pxサイズの画像を求人詳細と検索一覧に表示できる	1週間	50,000円
	スペシャルコンテンツバナー	マイナビバイトトップページに画像バナーが表示される	4週間	100,000円

※注釈： 上記は関東エリアの目安です。関西・東海・その他エリアは、上記金額の約70%～90%程度となります。

掲載料金に関する注意点

マイナビバイトの掲載プランは8種類ありますが、それぞれに掲載期間や応募方法に違いがあります。

掲載期間は、基本的に「1週間・4週間・12週間」から選べますが、「エントリープラス」と「エントリー」プランは掲載期間が12週間のみとなっています。また、文字のみでの掲載となる「ADテキスト」プランは、掲載期間が4週間です。

「エントリープラス」「エントリー」プランは、課金方法も他のプランと異なります。この2つは応募課金制となるため、求職者からの応募が発生するたびに先述の掲載料金がかかります。加えて、参画料として1つの求人原稿あたり500円がかかる点にも注意が必要です。

また、掲載料金プランは、上位プランが「1ページ目の目立つ場所」を独占するため、下位プラン（ADライトなど）は検索結果の後ろの方に表示され、求職者の目に触れにくい（埋もれてしまう）リスクがあります。

「とりあえず安いプランで」と安易に選ぶと、応募がゼロのまま掲載期間が終了してしまうこともあるため、競合の多さを考慮してプランを選ぶ必要があります。

「応募課金型」の求人サイトについては「応募課金型の求人サイトとは？メリットやデメリットを事例を交えて解説」で詳しく紹介しています。こちらも合わせてご参考ください。

マイナビバイトの3つの特徴

マイナビバイトは、主に以下3つの特徴を持つ求人掲載サイトです。

・20代までの利用者が50％以上
・LINEバイトとの連動掲載が無料
・属性ごとに用意されたアプリ

それぞれの特徴を詳しく解説します。

特徴1：20代までの利用者が50％以上

マイナビバイトの特徴は、利用者の年代が若いことです。マイナビバイトの調査によると、10代～20代の利用者が全体の5割以上となっています。学生やフリーター、第二新卒など活発に働きたい層が多く利用している傾向です。

また、マイナビブランドによる認知度の高さから、初めてアルバイトを探す学生に選ばれやすい点も特徴の1つ。若手を中心に採用したい企業や、ポテンシャル採用を考えている企業にもおすすめの求人媒体といえます。

特徴2：LINEバイトとの連動掲載が無料

マイナビバイトでは、LINEバイトへ無料で求人を同時掲載できるのも大きな特徴です。LINEバイトは、SNSアプリである「LINE」を利用して求人を探せるサービスのため、日常的にLINEを利用しているユーザーに直接リーチできます。

LINEバイトの特徴
・LINEバイトのトーク画面におすすめの求人情報が届く
・LINEで応募を完結させられる
・応募企業とLINE上でやりとりができる

マイナビバイトに掲載するだけで、追加費用なしに別媒体へ広く求人を届けられるため、露出を増やせるのがポイントです。人材採用において、コストパフォーマンスを重視したい企業にも向いているといえるでしょう。

特徴3：属性ごとに用意されたアプリ

マイナビバイトは、ユーザーの属性ごとに専用のアプリを提供しています。具体的には、以下のような種類のアプリがあります。

マイナビバイトアプリの種類
・マイナビバイト：マイナビバイトの総合的なアプリ
・マイナビバイト短期：短期・単発バイトや、即日・日払い求人のアプリ
・マイナビバイト留学生：外国人留学生向けの求人のアプリ
・マイナビバイト高校生：高校生・学生向けの日雇い・即日バイト求人のアプリ
・マイナビミドルシニア：40代・50代・60代向けの求人アプリ

企業にとっては、狙いたいターゲットへピンポイントで情報を届けられます。iPhoneとAndroidどちらにも対応しており、応募者の量と質の両方を高めやすいといえるでしょう。

「おすすめの求人媒体比較23選！自社に合う採用媒体の選び方とは？」では、最新の求人媒体を比較して紹介しています。特徴や選び方も解説していますので、媒体を決める際の参考にしてください。

マイナビバイトのユーザー層は？会員データを紹介

マイナビバイトのユーザーは10代・20代の若年層が多い一方で、30代から70代以上など幅広い年代のユーザーも活用しています。マイナビバイトが公表しているデータをもとに、会員の特徴を紹介します。

利用者の年代

引用：マイナビバイト公式

・10代：24％
・20代：29％
・30代：10％
・40代：12％
・50代：13％
・60代：9％
・70代以上：3％
※集計期間：2023年1月1日～12月31日

若年層が半数以上を占める一方で、40代や50代、60代以上などミドル世代・シニア世代の利用者も多くみられます。

また、男女比は大体4：6となっており、女性ユーザーの方が多い点や、高校生や大学生、フリーターといった利用者が多い傾向です。

マイナビバイトに掲載するメリット

マイナビバイトに掲載するか判断するためには、メリットとデメリット両方を理解することが欠かせません。まず、マイナビバイトに掲載するメリットとして、以下の3つを紹介します。

・採用支援サービスで効率的に募集できる
・オンライン面接など多彩な機能が利用できる
・ブランド力と集客力が高い

採用支援サービスで効率的に募集できる

マイナビバイトには、企業が採用に成功するためのさまざまなサービスを提供しています。代表的なサービスが「Entry Pocket」です。採用に必要な業務を1つにまとめて管理できるため、より効率的に人材の確保を目指せます。

採用状況の確認	・応募者の選考ステータス管理 ・当日の面接者リスト作成 ・応募者情報の管理
採用の効果測定	・求人媒体別の効果測定 ・複数店舗別の効果測定 ・応募から採用までの単価の算出 ・応募者属性の集計
求職者へのアプローチ	・オリジナルデザインでの採用サイト作成 ・応募フォームのカスタマイズ ・別求人媒体への情報連携

参考：Entry Pocket（マイナビバイト）

人材を採用するには、募集から効果測定、選考のためのコミュニケーションなど業務が多岐にわたります。特に採用担当者が別の業務と兼任していたり、採用業務にかけられる時間が少なかったりする企業にとって、強い味方となるサービスといえるでしょう。

オンライン面接など多彩な機能が利用できる

マイナビバイトには、公式サイトと、企業が使える管理画面の両方に多彩な機能が備えられています。

マイナビバイトのサイトにある主な機能
・オンライン面接（月間最大50件まで無料で利用可能）
・検索条件の保存
・サジェスト検索
・トップページのマイページ化

企業の管理画面にある主な機能
・掲載プランとオプション情報が閲覧できる申込管理機能
・メールテンプレート作成、管理
・勤務地情報管理
・原稿確認
・応募者管理

また、この他にも求人原稿の作成に悩んだ際に相談できる窓口なども設置されています。このように、マイナビバイトはユーザーと企業の双方に寄り添った機能が多い点がメリットです。

求人広告の作成については、「応募したくなる求人広告の書き方とは？コツ5選や注意すべき法律を解説」にて、書き方のコツや押さえておきたい注意点をまとめました。求人広告作成でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

ブランド力と集客力が高い

マイナビバイトは、大手企業が運営している安心感や、テレビCMなどによる認知度の高さからブランド力が非常に高い求人媒体といえます。そのブランディングから集客力も高く、多くのユーザーが仕事探しに活用しています。

また、先述の通り、マイナビバイトに掲載すると自動的にLINEバイトへも求人が無料掲載されます。LINEの利用者数は月間9,900万人とされているため、LINEを利用する多数のユーザーにリーチできる点においても、集客力が高いといえるでしょう。

マイナビバイトに掲載するデメリット

マイナビバイトに掲載を決める前に、デメリットとなりうる点も確認しておきましょう。

・30代以上の人材採用が難しい可能性がある
・申込みから掲載までに時間がかかる場合がある

30代以上の人材採用が難しい可能性がある
マイナビバイトは10代～20代の若年層ユーザーが多いため、企業によっては30代以上の応募が集まりにくい点がデメリットといえます。特に、社会人経験者やミドル世代を積極的に採用したい企業の場合、他媒体の方がマッチするケースもあるでしょう。

若手中心の応募が増える一方で、経験者採用やシフトに柔軟な大人世代を求める求人では、期待する層からの応募が少ない可能性があります。採用したい年代や特徴に合わせて、媒体を使い分けるなど工夫が必要です。

申込みから掲載までに時間がかかる場合がある

マイナビバイトは、最短で申込みをした当日から求人の掲載をスタートさせることも可能ですが、新規で掲載する場合は最短でも2営業日程度の時間がかかるとされています。

また、求人情報の更新は基本的に月曜日から金曜日までの平日5日間であるため、土日に掲載をしたいと思っても、公開までに時間がかかってしまう点に注意が必要です。

徹底比較！マイナビバイト vs 他媒体 vs しゅふＪＯＢ

「結局、どこに載せるのが一番お得なのか？」 主要な求人媒体と、ターゲット別のコストパフォーマンスを比較しました。

各媒体の掲載料金や特徴を比較して、自社に合う媒体を選びましょう。

マイナビバイトの求人掲載に関するよくある質問

最後に、マイナビバイトの求人掲載に関するよくある質問をまとめました。同じ疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

・Q.マイナビバイトはどんな企業に向いていますか？
・Q.マイナビバイトに掲載するための具体的な流れはなんですか？

Q.マイナビバイトの掲載はどんな企業に向いていますか？

マイナビバイトは、特に10代や20代などの若手人材を中心に採用したいと考える企業に向いています。先述の通り、マイナビバイトのメインユーザーは10代～20代。学生やフリーターの割合が多いため、柔軟な働き方や即日勤務を希望する人、またアルバイトが初めてという人を歓迎する企業が、より掲載に適している媒体といえます。

Q.マイナビバイトに掲載するための具体的な流れはなんですか？

マイナビバイトに掲載するまでの流れを具体的に解説します。

ステップ1：掲載の問い合わせ
マイナビバイトの公式サイトや広告代理店のサイトより、掲載の問い合わせを行う

ステップ2：ヒアリング
担当者より、打ち合わせの方法などについてヒアリングされる

ステップ3：打ち合わせ
現在の採用状況や企業が抱える課題、今後の採用戦略について打ち合わせを行う

ステップ4：取材・求人原稿の作成
打ち合わせした内容をベースに、求人原稿の作成が行われる

ステップ5：掲載スタート
原稿の作成及び確認が完了したら、掲載が開始される

まとめ

本記事では、マイナビバイトの掲載料金をはじめ、マイナビバイトの特徴やメリット・デメリットから掲載に向いている企業の特徴などを紹介しました。ブランド力が高く、大きな集客力を持つマイナビバイト。利用ユーザーは10代・20代の学生やフリーターが多い点も特徴の1つです。

また、マイナビバイトは掲載企業向けに、採用をサポートする支援サービスも提供しています。人手不足かつ売り手市場の現代では、理想の人材確保に多くのリソースが必要です。自社の状況や課題を整理し、予算や時間などのリソースを整理しながら、必要に応じてサポートサービスも活用するとよいでしょう。

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※記事内容は執筆時点の情報に基づきます