採用方法
採用ミスを防ぐ!アルバイト面接で採用側がすべき質問とは?【面接官マニュアル】
- 更新日:
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この記事の監修者
石橋聖文
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アルバイト採用の面接で「どんな質問をすればいいのか分からない」「応募者の何を見ればいいのか判断に迷う」と感じていませんか?
当記事では、採用担当者が押さえておくべき面接の準備ポイントから、質問例・評価の観点・NGな質問までを徹底的に解説します!
アルバイト採用のミスマッチを防ぎ、定着率の高い人材を見極めるためのヒントが満載です。初めて行う方でも安心してのぞめるよう【面接のノウハウを詰め込んだガイドブック】となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
採用面接の質問例が知りたい担当者様へ
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【目次】
アルバイト面接で採用側が事前に決めておくべきこと
アルバイト面接では「何を目的として面接を行うのか」を明確にしておくことが大切です。採用ポジションにベストな人材を確保するためにも、以下のような事前の準備は欠かせません。
①採用の目的を明確にする
②求める人物像を言語化する
③質問項目を準備しておく
事前準備を徹底することで、面接の質が格段に上がり、採用後のミスマッチも防ぎやすくなります。
①スキルよりも人柄?定着率重視?採用の目的を明確にする
面接を始める前に、まず「採用の目的」を明確にしておく必要があります。単に募集要項に書かれている条件だけでなく、実際に働く現場やチームの状況を踏まえて判断することが重要です。人員不足で長期的な雇用が必要なのか、スポット採用をして繁忙期のみ人員を確保したいのかなど、採用ポジションによっても採用の目的は変わってくるでしょう。
たとえば、短期の繁忙期要員であれば即戦力が優先されますが、長期雇用を見据えるなら職場になじむ人柄や定着率が重要な評価基準になります。また、採用ポジションによりスキルを重視する場合もあるでしょう。
目的に応じて質問内容も変わってきますので、まずは採用の目的を明確にすることが重要となります。
②求める人物像を言語化する
アルバイト面接では「どんな人材を求めているのか」を明確にしておきます。理想の人物像に近い人材を見極めるためには、あらかじめペルソナ(具体的な人物モデル)を設定しておくと効果的です。
例)
・接客が好きで明るく対応できる大学生
・平日のランチタイムに安定して入れる子持ちの主婦・主夫
上記例のように、年齢層・性格・家族構成・希望する勤務条件など、採用予定者のバッググラウンドを具体的に想定します。結果、面接で聞くべき質問や評価の視点が明確になり、採用のブレも防げます。
ほかにも「明るく元気」「接客が好き」「長期で働く意思がある」など、採用したい人物の特徴を具体的に言語化すれば、質問の方向性や評価のブレを防げます。
③質問項目を準備しておく
面接当日は、その場の流れに任せると重要な確認が抜けてしまう可能性があります。
募集を開始する前には「必ず聞く質問」や「応募者ごとに変える質問」をリスト化しておきましょう。採用の目的や人物像を固めるのと同時に決めておくと漏れがありません。
アルバイト面接に来た応募者が企業に期待していること
採用する側は面接で応募者を見極めようとしますが、応募者もまた企業を観察しに来ています。「働きやすさ」「職場の雰囲気」「条件面」「面接担当者の雰囲気」などから、自分に合った職場かどうかを判断しようとします。そのため、以下の事柄を理解しておきましょう。
・シフトは柔軟に対応してくれるのか?
・求める収入を得ることができるのか?
・過度な要求はされないか?
・引き継ぎ期間や研修期間は設けられているか?
より魅力的な職場としてアピールできれば、採用後の定着にもつながります。
急な休みなどシフトは柔軟に対応してくれるのか?
アルバイトだと、学生や主婦・主夫やWワーク希望者を採用することが多いです。生活スタイルに合わせて勤務したい求職者にとって「シフトの柔軟性」は非常に重要となります。
そのため、急な体調不良や家庭の事情が発生しても柔軟に対応できる職場であるかどうかは、応募者にとって非常に大きな安心材料となります。
シフト調整の対策についてはこちらです▶【シフト管理者必見】シフト調整の業務負担を軽減!その対策を徹底解説
求める収入を得ることができるのか?
アルバイトを探す応募者にとって「希望の収入が得られるかどうか」は非常に重要なポイントです。いくら時給が高くてもシフトにあまり入れなければ、月収は希望額に届きません。
そのため、“勤務日数や時間数が現実的か”、“求人票に記載された内容と実際の勤務条件にギャップがないか”を慎重に確認してくるでしょうし、企業側としても応募者とのすり合わせは早期退職やミスマッチ防止に繋がります。
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過度な要求はされないか?
一人あたりの業務負担が大きすぎたり、非現実的なスピードを求められる職場は、長期的に働きたいとは思われません。応募者は「この職場は自分に無理のない範囲で働けるか?」を面接時に慎重に見ています。
そのため、業務内容を説明する際には、実際に担当してもらう業務範囲や一日の流れ、繁忙期と閑散期の違いなどを正確に伝えることが大切です。候補者から業務量やペースについて質問された場合にも、具体的なイメージを持てるよう丁寧に答える姿勢が信頼できる職場のイメージにつながります。
引き継ぎ期間や研修期間は設けられているか?
いきなり現場に放り込まれるような職場では、未経験者や不安のある人は早期退職につながります。研修環境が整っているかどうかは、応募者にとって重要なチェック項目です。
企業側は過度な働き方を要求しないよう、採用ポジションの受け入れ態勢を整えるとともに、OJTや試用期間を設けることが大切です。特に長期的な採用であれば、個人のスキルや成長具合に合わせた育成が重要となります。
アルバイト面接の基本的な流れ(5ステップ)
面接のゴールとは、面接官が応募者から良い情報が取れ、採用する際の判断材料が揃うこと。応募者はベストなパフォーマンスができて、企業の情報が得られて入社・辞退の検討ができることです。
1.あいさつ・アイスブレイク
2.自己紹介と会社の紹介
3.応募者の人物評価や適性を知る質問
4.応募者からの質問対応
5.面接終了・合否の連絡方法とスケジュールを伝える
本章では、効率的で効果的な面接を進めるための基本的な流れを5つのステップで解説します。
1.あいさつ・アイスブレイク(5分)
だいたいの応募者は緊張しているので、面接官は笑顔であいさつや言葉がけをするようにしましょう。その際、アイスブレイクとなる“誰でも答えやすい質問”をしてみてもいいかもしれませんね。
アイスブレイクとは、初対面同士が緊張をほぐし、会話をスムーズにするための軽い話題や質問のことを指します。面接の冒頭で行うことで、応募者の緊張が和らぎ、本来の人柄や考えが引き出しやすくなります。できればYESやNOで答えられない会話となる話題が望ましいので覚えておきましょう!ちなみに、応募者にお茶を出すことで、応募者の気持ちが落ち着くこともあります。
<アイスブレイクの小ネタ例>
「今日は暑いですね」
「外はまだ雨が降っていますか?」
「場所は迷わなかったですか?」
「この部屋は寒くないですか?」など
2.自己紹介と会社の紹介(5~10分)
まずは面接官側から自己紹介を行い、次に会社について簡潔に説明します。そして、相手に自己紹介を求めた際、自分が先に話した内容を踏まえて話してくれる応募者かどうかを観察しましょう。用意した内容を一方的に話す人と、面接官の自己紹介を受けて内容を組み込んで返してくれる人とでは、コミュニケーション能力に差が表れます。
接客やチームワークが求められる職場では、こうした反応の違いが重要な判断材料になります。
<面接官の自己紹介の例>
・名前、役職、担当業務について明確に伝える
→相手にも話して欲しい内容を自分の自己紹介として話してみる
・会社の沿革や事業内容、今後の展望について簡潔に説明
・なぜ今回の求人を出したのか、どのような人材を求めているのかを伝える
3.応募者の人物評価や適性を知る質問(15~20分)
応募者の自己紹介をはじめ「志望動機」「希望職種」「前職での経験」「得意なこと」について、履歴書や職務経歴書を見ながら質問します。
<アルバイト面接質問の基本ルール>
・質問は明確でわかりやすく伝える
・応募者の回答を否定せず、中立的な態度で聞く
・用意した質問をすべて網羅するよう心がける
・応募者の回答に応じて掘り下げる質問をする
<やりがち?だけどやってはダメな行為>
・個人の価値観、経験、人格を否定してしまう
・「仕事と関係のない=NGな質問」をしてしまう
4.応募者からの質問対応(5分)
面接のさいごに質疑応答の時間を設け、応募者から質問があれば丁寧に答えます。応募者が自社に対してどこに魅力を感じているか、どのような仕事に興味を持っているのかなど、採用の際の参考にもなります。
<質問対応のポイント>
・質問がない場合でも意欲なしとマイナス評価せず「説明が十分だった」と前向きに捉える
・曖昧な回答を避け、正確な情報を提供する
・必要に応じて「後ほどご連絡します」と伝え、質問内容をメモしておく
5.面接終了時に合否の連絡方法とスケジュールを伝える(5分)
双方の質問が終わったら、面接を終えます。さいごに今後の流れを的確に伝えます。
<アルバイト面接終了時のポイント>
・合否の連絡方法(電話・メールなど)を伝える
・いつまでに連絡するかを明確に伝える(1週間以上空けない)
・最後に感謝の言葉で締めくくる
以上が、アルバイト面接を効果的に進めるための基本的な5ステップです。あらかじめ流れを把握し、スムーズな進行を意識することで、応募者の本質を見極めやすくなります。採用のミスマッチを防ぐためにも、一つひとつのステップを丁寧に実施しましょう!
【参考】メールテンプレートあり!応募者対応に関してはこちら▶【採用担当者】求人応募者対応のメール返信テンプレート集│応募~採用8選
【質問例あり】アルバイト面接で必ず確認したい質問項目5種
限られた面接時間で効率的に応募者の適性を判断するには、質問の設計が重要です。質問は、主に以下に分けることができます。
・応募動機
・シフト・勤務可能日
・職歴・経歴
・対応力や協調性
・長期勤務の意思
応募者に必ず聞くべき質問例と、それぞれの意図について解説します。
応募動機に関する面接質問
応募者のモチベーションや志向を確認するための質問です。「近所だから」「時給が高いから」だけでなく、職種に対する前向きな姿勢が感じられるかがポイントです。
<質問例>
・なぜこのアルバイトを希望されましたか?
・当社(当店)を選んだ理由を教えてください
・このアルバイトでどんなことを学びたいと考えていますか?
シフト・勤務可能日についての面接質問
実際の業務シフトに入れるかどうかを見極めるための質問です。募集要項で記載した勤務日を面接時にも伝え、場合により繁忙時間帯に入れるかや土日勤務が可能かなど、具体的な調整・確認をします。
採用前に勤務可能日や条件をすり合わせておくことで、採用後のトラブル防止につながります。
<質問例>
・希望する勤務曜日と時間帯を教えてください
・週に何日勤務できますか?
・家庭の事情などで勤務できない日(曜日)はありますか?
・繁忙期や急なシフト変更に対応可能ですか?
職歴・経歴に関する面接質問
過去の経験から応募者のスキルや職場適応力を把握しましょう。PCスキル・接客・調理・清掃などの具体的な業務経験を確認することで、即戦力となるかどうかを判断します。また、仕事をどのように捉えていたかを探ることもできます。
<質問例>
・これまでに同じような業務を経験したことはありますか?
・〇〇(スキル)の経験はどの程度ありますか?
・前職ではどんな業務をしていましたか?
・どのような点にやりがいを感じていましたか?
・苦手だった業務や苦労した経験があれば教えてください
対応力や協調性を測る面接質問
過去の具体的なエピソードを聞くことで、実際に混雑時やトラブル時にどのように対処していたかを知ることができます。協調性があるか、自己中心的でないかなども見極めましょう。
<質問例>
・忙しい時間帯でも落ち着いて対応できますか?
・職場での人間関係で気をつけていることは何ですか?
・他のスタッフと意見が食い違ったとき、どのように対応しますか?
・過去にチームで協力して乗り越えた経験があれば教えてください
長期勤務の意思に関する面接質問
すぐに辞めてしまう人材は、採用・研修のコストが無駄になってしまいます。受験や就活など、将来的な退職時期が決まっている場合は事前に確認しておくと、シフト計画が立てやすくなります。
<質問例>
・どれくらいの期間、勤務可能ですか?
・学校やライフイベントによる退職の予定はありますか?
・どのような職場環境であれば長く働けそうだと感じますか?
【ランキング比較!】アルバイト採用に特化した求人サイト▶【2025年最新】アルバイト求人サイトのおすすめランキング17選
【企業アンケート結果】アルバイト面接で聞いてよかった質問
以下は、ビースタイルメディアが運営するアルバイト・パート採用に特化した求人サイト「しゅふJOB」の利用企業を対象としたアンケートのランキング結果です。
【アルバイト・パート面接で聞いてよかった質問】
出典:しゅふJOB登録企業様への独自調査(集計期間:2025年6月11日~2025年7月14日)
※1 調査概要下部記載
アンケートの結果、1位「具体的な希望シフト」、2位「過去の仕事経験」となりました。
希望シフトの確認は、応募者のライフスタイルと職場のニーズをすり合わせ、無理なく長く働いてもらうための土台作りです。また、過去の仕事経験の深掘りは、応募者のスキルや人柄が自社で本当に活かせるのかを見極めるためのカギとなります。
記事前半でも解説したように、上位2つの質問は単なる条件確認ではありません。アルバイト・パート採用で最も避けたい「採用後のミスマッチ」と「早期離職」に直結するからこそ、多くの採用担当者がその重要性を実感していると言えるでしょう。
これらの質問は採用を成功させるための要素であり、今回のアンケート結果はその事実を裏付けていると言えます。
また、しゅふJOBの半数以上が主婦・主夫層のため、柔軟な働き方を求める求職者が多く登録しています。職歴では多くの人が「正社員経験あり」でビジネスマナーを心得ており、資格保有者や経験豊富な即戦力人材が集結しています。
今や主婦・主夫層は企業にとって重宝される存在です。もし、主婦・主夫採用をご希望の場合は、上記の質問事項と併せて「しゅふJOB」での採用をぜひご検討ください。
気になる「しゅふJOB」の料金・口コミはこちら▶【口コミ/評判】しゅふJOBは実際どう?特徴や料金、応募方法を紹介
法令違反に注意!アルバイト面接でのNG質問とは?
面接で絶対に避けるべき質問があります。「雇用形態問わず」すべての面接において適用され、法令違反やハラスメントになる可能性があるため、十分に注意しましょう。
①職業差別に繋がる面接質問
➁思想・信条、宗教、支持政党に関する面接質問
➂性別に関する差別的な面接質問
無意識のうちに法令に抵触してしまうこともあるため、事前にNG質問を把握し、トラブルを避ける姿勢が重要です。
①職業差別に繋がる面接質問
応募者の家族や住んでいる地域、出生のことなどを聞くことは、本人の職務能力とは無関係であり、明らかな差別的行為とされます。就職差別につながる質問は法的にも問題視されているため、絶対に避けなければなりません。
<NGな質問例>
× あなたの本籍はどこですか?
× ご両親のお仕事を教えてください。
× あなたのお父さんとお母さんの出身大学はどこですか?
× あなたの住んでいる地域はどんな環境ですか?
➁思想・信条、宗教、支持政党に関する面接質問
個人の思想・信条・信仰の自由は、憲法にも定められた権利です。たとえ軽い気持ちや雑談であっても大きな問題に発展しかねません。採用の合否に関係なく、質問自体がNGです。
<NGな質問例>
× あなたは神や仏を信じますか?
× あなたの信仰している宗教はなんですか?
× 〇〇党についてどう思いますか?
× どこの新聞を取っていますか?
➂性別に関する差別的な面接質問
結婚や出産などの性別への偏見が含まれる質問は男女雇用機会均等法に抵触する恐れがあり、最もトラブルに繋がりやすいNG質問です。業務の都合で家庭の事情に配慮したい場合でも、本当に必要のある質問なのか慎重に判断しましょう。
<NGな質問例>
× 結婚や出産の予定はありますか?
× 出産後も働けますか?
× 女性にはトイレ掃除をお願いしていますが、大丈夫ですか?
× 女性にはお茶くみをお願いしていますが、できますか?
× 付き合っている人はいますか?
<参考>厚生労働省|あなたの会社は大丈夫?人権に配慮した公正な採用選考が出来てるか、チェックしてみましょう
\パート・アルバイト採用のお悩みはありませんか?/
アルバイト面接応募者の採用を見極める評価ポイント
質問への回答だけでなく、応募者の態度や言葉遣い、身だしなみなどの印象も、採用判断において重要な要素です。以下の観点で総合的に評価しましょう。
①時間を守って行動できるか
②目を合わせてコミュニケーションがとれているか
③身だしなみに清潔さを感じられるか
④態度や表情は落ち着いているか
⑤会話が成立しはっきりと受け答えができるか
⑥働くことへの意欲が感じられるか
⑦すぐに辞めずに忍耐力がありそうか
<初心者でも安心!パート面接ガイドブック>も併せてご覧ください。
①時間を守って行動できそうか
面接の時間に遅れず余裕を持って来社しているかは、社会人としての基本的なマナーです。時間厳守の姿勢は、業務の信頼性にもつながります。
②目を合わせてコミュニケーションがとれているか
面接官の目を見て話せるかどうかは、接客や対人業務を行ううえで重要な評価ポイントです。緊張していても、誠実な姿勢や対応力が伝わるかを確認しましょう。
③身だしなみに清潔さを感じられるか
制服のある職場であっても、面接時の服装や髪型、靴の汚れ、爪の手入れなどから清潔感や自己管理能力を読み取ることができます。
④態度や表情は落ち着いているか
極端にそわそわしていたり不機嫌そうな表情をしていたりすると、協調性や柔軟性に不安が残ります。落ち着きがあるかや、穏やかな雰囲気かを見ておきましょう。
⑤会話が成立しはっきりと受け答えができるか
聞かれたことに対して適切に答えられるかは、業務指示を理解できるかどうかの判断材料になります。話が脱線したり質問に的確に答えていないか、話のテンポや内容も確認しましょう。
⑥働くことへの意欲が感じられるか
「働く理由」や「やってみたい仕事」などを聞いたとき、前向きな姿勢でやる気が感じられるかは大切なポイントです。応募の動機と併せて総合的に見極めましょう。
⑦すぐに辞めずに忍耐力がありそうか
過去の職歴や退職理由、忙しい時間帯への対応に関する質問を通じて、継続的に働く意思があるか、途中で投げ出さない人物かを確認します。
採用後、パート・アルバイトが定着しないとお悩みの方へ▶【実例あり】パート・アルバイトの定着率を上げる6つのポイントとは?
アルバイト面接を成功させるコツ5選
応募者を見極めるだけでなく、採用担当者自身の対応も面接の成否を左右します。以下のような点に注意して、スムーズかつ公正な面接を心がけましょう。
・アルバイト面接の対応と評価シートの活用法
・面接直後のメモが重要
・面接終了後はすみやかに合否の判断をして即連絡する
・評価基準を統一して比較する
・応募者の本音を引き出す質問や会話をする
事前準備と丁寧な対応が、マッチする人材の採用につながり、定着率も上がるほか無駄な採用コスト削減にもつながります。
採用単価を知ってコスト削減に取り組みましょう▶パート・アルバイトの採用コストはどれくらい?平均単価や削減方法を徹底解説
コツ1:アルバイト面接の対応と評価シートの活用法
面接の場は、応募者の適性を見極める重要な機会であると同時に、企業の第一印象を左右する場でもあります。採用担当者の対応ひとつで、応募者の印象や入社意欲は大きく変わります。話し方や態度、質問の順序やトーンに気を配り、誠実で丁寧な対応を心がけましょう。
また、評価シートを使って「質問内容」「回答」「印象」などを記録することで、主観に頼らない客観的な判断がしやすくなります。
コツ2:面接直後のメモが重要
面接が終わった直後は、応募者の言動や印象が最も鮮明に残っているタイミングです。簡単なメモを残しておくだけでも、後から比較検討する際に非常に役立ちます。
特に、複数人を同日に面接する場合は記憶が混在しやすくなります。面接直後の記録は、公平で正確な評価のために不可欠です。
コツ3:面接終了後はすみやかに合否の判断をして即連絡する
応募者は、面接結果を不安な気持ちで待っています。採用を決めた場合はできるだけ早く連絡することで、他の企業への応募を控えてもらえる可能性があります。
逆に、連絡が遅れると他社に流れてしまったり、面接がうまくいかなかったと思った候補者だと他社求人を検索する傾向にあります。そのため、特に採用の場合は迅速に連絡をしましょう。不採用の場合でも相手を待たせずに、速やかに通知してください。
コツ4:評価基準を統一して比較する
面接担当者が複数いる場合、それぞれの評価基準が異なると公正な採用が難しくなります。
事前に評価基準を統一し「態度」「受け答えの明確さ」「勤務条件との一致度」などの評価軸を共有しておくことで、主観に左右されにくくなります。
コツ5:応募者の本音を引き出す質問や会話をする
面接では、緊張して本心を言えない応募者も少なくありません。そこで、アイスブレイクを交えながら自然な会話を心がけることが大切です。
たとえば「前職で楽しかったことは?」「理想の職場環境は?」など、話しやすいテーマを投げかけることで、応募者の人柄や価値観を引き出せます。本音を引き出すことで、ミスマッチを防ぎ、職場になじみやすい人材を見つけやすくなります。
<パート・アルバイト雇用手続き>まるっと解説▶パート・アルバイトの雇用手続きに必要な3つのポイント
「アルバイト面接の採用側の質問」に関する質問(FAQ)
読者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。実際の面接準備や対応に迷ったときの参考にしてください。
Q1:アルバイト面接の所要時間はどのくらいが適切ですか?
A:一般的なアルバイト面接の適切な所要時間は20〜30分程度です。
短すぎても応募者の適性を正確に判断できず、長すぎると互いの負担になります。記事内の5つのステップを効率的に進めることで、必要な情報を過不足なく得ることができます。
Q2:アルバイト面接で質問内容は毎回同じでいいですか?
A:基本的な質問項目は統一しても構いませんが、応募者の経歴や応募理由に応じて柔軟に質問内容を調整しましょう。個別の事情を考慮することで、ミスマッチを防げます。
なお、業務に直接関係する内容であれば問題ありませんが、個人のプライバシーや差別的な質問は控えましょう。曖昧な場合は「この質問は業務に必要か?」を基準に判断したり、厚生労働省のガイドラインを参考にしてください。
Q3:応募者から給与や待遇について質問された場合、どう答えるべきですか?
A:給与や待遇に関する質問には、正確かつ具体的に回答することが重要です。
曖昧な回答や実際と異なる説明は、入社後のトラブルにつながります。給与・昇給制度・各種手当・福利厚生などについて、事実に基づいた情報を提供しましょう。また、質問がなくても重要な待遇面は積極的に説明すると、応募者の入社意欲が高まります。
Q4:応募者が緊張してうまく話せない場合、どこを評価すればよいですか?
A:言葉だけでなく、表情や態度、アイコンタクトなども評価の対象になります。
緊張していても誠実さややる気が伝わるかを見て判断するとよいでしょう。また、アイスブレイクでフランクな会話をはさむと、その場の雰囲気が和らぎ面接者の緊張がほぐれることがあります。
Q5:面接に遅刻してきた応募者にはどう対応すべきですか?
A:遅刻の理由と連絡の有無を確認しましょう。
事前に連絡があり、やむを得ない理由での遅刻であれば、通常通り面接を行います。無断遅刻や明らかに不誠実な理由の場合は、時間管理能力や責任感に疑問があると判断できます。ただし、一方的に否定せず、状況を説明する機会は与えるべきです。
まとめ|アルバイト面接の質問で採用のミスマッチを防ごう
面接の成功は、採用した人物が早く一人前になり、できるだけ長く働いてくれることです。面接の仕方を誤ると、応募者と思わぬミスマッチを招き、早期退職してしまうかもしれません。そうなると面接のための時間やコストなどが無駄になってしまいます。
そうならないためにも採用基準を作ったり、自社が求める人物像の明確化にしたりして、面接のための準備を怠らないようにしましょう。
なお、応募者がなかなか集まらないと悩んでいる企業は、ぜひ主婦・主夫採用に特化した求人サイト「しゅふJOB」にお任せください!しゅふJOBは、パート・アルバイト採用に適した求人サイトです。採用実績では【2週間で8名の採用に成功】【資格保有者を20,000円で採用】などの事例が多数あります!
即戦力人材でお困りの企業様は、ぜひ「しゅふJOB」をご活用ください!
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\パート・アルバイト採用のお悩みはありませんか?/
※1
【調査概要】
調査期間:2025年6月11日~7月14日
有効回答者数:594名
調査対象:しゅふJOB登録済みの採用担当者様
調査対象の業種:事務、サービス業、製造業、医療・福祉などの多様な業種
調査方法:Webアンケート